■ 前評判が低かった横浜Fマリノスだが・・・。DAZN効果もあって今シーズンのJリーグは有力な新外国人選手を獲得できたチームが多かった。J1のクラブのみならず、多くのJ2のクラブが前評判の高い新外国人選手を獲得することが出来た点が昨シーズンまでとの大きな違いと言える。
2017/03/10
【J2】 2017年のアタリ新外国人助っ人は誰だろうか? (前編) 2017/03/11
【J2】 2017年のアタリ新外国人助っ人は誰だろうか? (後編)早速、大きなプラスの効果を生み出している選手が少なくないが、Jリーグで初めてプレーすることになった新外国人選手の中で最も目立っている選手というとMFバブンスキー(横浜FM)になるだろう。バルセロナのBチームでプレーした経験のある選手で「テクニシャン系の選手」という前評判だったが開幕の浦和戦(H)と2節の札幌戦(H)はともに先制ゴールを記録。ここまでのところ、決定力と勝負強さを発揮している。
名門のレッドスターから加入したFWウーゴ・ヴィエイラ(横浜FM)も同じく開幕ゴールから2試合連続でゴール。こちらは2試合とも途中出場だったので短い出場時間で結果を残している。ストライカーらしい嗅覚を持っており、シュート技術も非常に高い。開幕の浦和戦(H)では後半41分に値千金の同点ゴールを決めているが大きな価値を持つゴールになった。J1でもゴールを量産しそうな雰囲気を醸し出している。
■ Kリーグでベストイレブンに選ばれた実績は伊達ではない。開幕3試合は0勝1敗2分け。日本代表のMF清武が怪我で開幕から2試合を欠場したことも関係してやや出遅れた感のあるC大阪であるが新加入のCBのDFヨニッチは2節の浦和戦(A)と3節の札幌戦(A)でともにセットプレーからゴール。両方とも豪快なヘディングシュートだった。守備面ならびにビルドアップの局面でもチームに安定感をもたらしており、Kリーグで2年連続でベストイレブンに選ばれた実績は伊達ではない。
Kリーグで2014年から3年連続でベストイレブンに選ばれているGKクォン・スンテ(鹿島)はクラブのレジェンドであるGK曽ヶ端とのポジション争いが注目を集めていたがGKクォン・スンテが正キーパーとして起用されている。184センチなのでキーパーとしてどちらかというと小柄になるが安定感は抜群。2節の甲府戦(A)の後半終了間際に「決まれば同点」というFWウイルソンのPKをセーブしたプレーは圧巻だった。
DFヨニッチとGKクォン・スンテの2人は早くもチームにとって欠かせない戦力になっているが、MFフェリペ・シウバ(広島)も欠かせない戦力になる可能性は高い。ドリブルができてパスも出せてシュートも巧み。運動量も多いので攻撃の中心として活躍するのは間違いところである。1トップでプレーするFW工藤壮やシャドーの位置でコンビを組むMF柴崎晃との関係性は試合を重ねるごとに良くなっていくだろう。
ただし、ここまでのところはJ1の試合では思うような活躍が出来ていない。4節の札幌戦(A)はCKからDF水本の同点ゴールをアシストしたがプレシーズンでゴールを量産して強烈なインパクトを残したことがマイナスに作用しているのか、相手のマークが激しくて自由にプレーすることが出来ずにいる。広島は開幕から4試合未勝利と結果を残せていないが彼が本来の力を出せていない点が大きな理由の1つと言える。
■ ウズベキスタン出身のMFムサエフ開幕3試合で0勝2敗1分けと出遅れた新潟はオフに3人のブラジル人選手を獲得。浮上していくためにはブラジル人トリオの活躍は不可欠と言えるがここまでストライカーのFWホニ(新潟)が存在感を発揮している。開幕3試合を終えた時点でまだ初ゴールは生まれていないが評判通りのスピードを発揮している。チームとしてはそこまで多くのチャンスを作れないと思うので彼の決定力が新潟の命運を左右するだろう。
3月2日(木)にドイツ代表のFWポドルスキ(ガラタサライ)の加入が正式に決まった神戸は開幕3連勝。好スタートを切ったが開幕節でエースのFWレアンドロが負傷交代するアクシデントが発生。計算外のアクシデントが発生したので台所事情は苦しいが、MFウエスクレイ(神戸)はなかなかのプレーを見せている。このまま順調に勝ち点を積み上げていくことが出来るのか?はMFウエスクレイの出来次第と言える。
初のウズベキスタン出身のJリーガーとなるMFムサエフ(磐田)は前評判以上の活躍を見せている。攻撃型のボランチかと思っていたが、守備力も高くて、ボランチとしては万能型である。全ての能力が平均点を大きく上回る選手で総合力の高い選手である。磐田はMF中村俊とFW川又のコンビに注目が集まっているがMFムサエフの貢献度は非常に高い。今後、中央アジアの選手に目を付けるクラブが増える可能性はある。
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