ジェフ千葉→ 昨オフは大シャッフルを行ったが11位と結果を出せす。エスナイデル監督を招聘して2009年以来のJ1復帰を目指すことになる。クラブ規模の大きい札幌・清水・C大阪が抜けたので千葉にとってはチャンスのシーズンになると思うが、補強ポイントだったキーパーに日本代表経験のあるGK山本海(神戸)の獲得に成功した。能力の高いキーパーなので千葉にとっては非常に大きな補強と言える。
また、攻撃の中心になることを期待してFW清武功(熊本)もゲットした。熊本では37試合で12ゴール6アシスト。相手のマークが厳しい中、孤軍奮闘する試合が多かった。熊本と比べるとサポーティングキャストに恵まれているのでこれ以上の数字を残す可能性もある。さらには長身CBのDF西野(G大阪)の加入も決定的となった。G大阪では定位置を確保できなかったが潜在能力の高いCBなので期待は大きい。
この3人を獲得できた(or できそう)なのは高評価できるが、一方でFWオナイウ阿道(→浦和)とMF長澤(→浦和)の退団が確定。期限付き移籍のMF長澤については仕方がないがFWオナイウ阿道を引き抜かれたのは大きな痛手である。着実に成功してきた選手でようやく安定してチームに貢献できるようになってきた段階で刈り取られるのは痛すぎる。FWエウトンの動向ははっきりしないがCFの補強は不可欠である。
その上、アタッカーのMF井出の流出も濃厚となった。久々にユースから出てきたスター候補生だったので戦力的な部分以外でも結構なダメージとなる。移籍市場の前半戦はいいニュースが多かったが、MF井出を引き抜かれると挽回するのは難しいほどのダメージとなる。FW清武功、GK山本海、DF西野に関しては素晴らしい補強と言えるが、トータルで考えると最大級の評価をするのは難しい状況になりつつある。