サンフレッチェ広島編→ リーグ2連覇を目指す広島の1stステージは8勝4敗5分けで4位という成績だった。今シーズンも序盤は低調だった。リーグ戦は開幕から3試合勝ちなし。ACLとリーグ戦を並行して戦う時期は大いに苦戦した。結局、ACLは3勝3敗でグループ3位。ACLは2010年・2013年・2014年に次いで通算4回目の出場だったが決勝トーナメントに進出できたのは2014年の1回のみ。アジアの舞台では結果が出ずに苦労している。
ただし、1stステージの終盤は好調。ラスト4試合は3勝1分けと無敗で乗り切った。昨シーズンは2ndステージを制覇してそのままの勢いでCSを制して年間王者に輝いているので昨シーズンの再現が期待されるが日本代表&五輪代表のFW浅野拓は今夏の海外移籍が確実視されている。移籍先の候補としてアーセナルの名前などが挙がっているが「FW浅野拓の穴をどう埋めるのか?」は今夏の1つのテーマと言える。
「アーセナルに完全移籍して期限付き移籍でフェイエノールトなどに貸し出される可能性が高い。」と報じられているのでいきなりアーセナルでプレーすることは現状では考えにくい。アーセナルに関しては過去にMF稲本(札幌)とFW宮市亮(ザンクトパウリ)を獲得しているが成功したとは言い難い。もちろん、本人の頑張り次第で未来は大きく変わってくるが「アーセナルってどうなのか???」という人は多いだろう。
とは言ってもアーセナルは本気で獲得に乗り出している。500万ポンドと言われる高額な移籍金を用意しているという。1ポンド=138円で計算すると約6億9000万円となるがつい1週間ほど前に起こった「EU離脱問題に端を発したイギリスショック」の影響でポンドが急落した。今の時点で計算すると約6億9000万円になるが急落する前は160円くらいで推移していたので1ポンド=160円で計算すると約8億円となる。
アウクスブルクやザルツブルクやグラスホッパーなども関心を寄せているので相場がつり上がっているところもあるが欧州に渡るJリーガーとしては史上最高額の移籍金になる可能性が高まっている。U-23アジア選手権で優勝に大きく貢献したことで人気も急上昇しているのでプラスアルファの効果もアーセナルは期待しているのだろう。本当に500万ポンドを支払うのであれば「相当に高く評価している。」と考えられる。