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#1686 FC岐阜 vs 千葉、名古屋 vs 長崎、熊本 vs 山口、愛媛FC vs 福岡 (2017/6/27) | | |　

【J2：第20節】 FC岐阜 vs ジェフ千葉 (岐阜メモリアルセンター長良川競技場)

→　5勝6敗8分けで16位の岐阜と6勝7敗6分けで15位の千葉という順位の近いチーム同士の対戦は稀に見る大乱戦になったが6対4でアウェイの千葉が逆転勝利した。2対2で迎えた後半2分にFW清武功のゴールで逆転に成功すると後半9分にはDFキム・ボムヨンのミドルシュートが決まってリードを広げた。そして後半14分にもMFアランダのスーパーボレーで5点目を奪った。終わってみると両軍合わせて大量10ゴールが生まれたが千葉が勝利。4試合ぶりの勝利を手にした。敗れたFC岐阜は9試合勝ちなしと苦しんでいる。

これだけゴールが生まれる試合というのは非常に珍しい。観ている人にとっては面白い展開になった。両チームとも「守備がややルーズだった。」という点は否めないが攻撃に関してはどちらも非常に良かった。守備側の選手のポジショニングのミスなどは少なくなかったが千葉もFC岐阜も意図した形からキレイにゴールを奪うことが出来た。「極端に守備がまずかったので大量ゴールが生まれた。」という試合ではなかったので試合自体のクオリティは決して低くなかった。エキサイティングな試合になったと言える。

千葉は6人の選手がゴールを決めて逆転勝利を飾った。大きかったのは前半47分のFW指宿の同点ゴール。直前にFW古橋が決めて2対1とFC岐阜がリード奪った直後に同点に追いついて前半を2対2の同点で折り返すことができた。5点目のMFアランダのゴールもスーパーボレーだったが2点目のFW指宿のゴールも同様。スーパーボレーだった。FC岐阜はロングボールへの対応が甘くて2失点目と3失点目はいずれも1本のパスからチャンスを作られた。「空中戦に強い選手が少ない。」というのは大きな課題になっている。

FC岐阜は9試合勝ちなしとなった。ここに来て失点数が増えている。降格圏のチームとの差はまだまだ大きいので慌てるような段階ではないが未勝利期間が長くなっているのは気になるところである。攻撃陣は活発で4ゴールを奪っただけに痛い逆転負けになったが大卒ルーキーのFW古橋は2ゴール1アシストの大活躍だった。スピードとキレを兼ね備えたドリブルは大きな武器になっている。1点目はFW大本、4点目はMF永島のゴールだったので4ゴールとも若手選手が記録。FC岐阜の若手の頑張りは目立った。

【J2：第20節】名古屋グランパス vs V・ファーレン長崎 (パロマ瑞穂スタジアム)

→　9勝6敗4分けで8位の名古屋と9勝5敗5分けで4位の長崎の試合は前半34分に名古屋が左サイドのFKを獲得するとDF内田健が左足で蹴ったボールがゴール前にいた長崎のCBのDF高杉の体に当たってゴールイン。ややラッキーな形でホームの名古屋が先制に成功すると前半43分にはMF和泉のクロスからMF青木亮が頭で合わせて欲しかった2点目を奪った。2点ビハインドの長崎は後半開始からFWファンマを投入。後半は長崎が押し込む展開になったがシュート精度を欠いてゴールを奪うことはできなかった。

2対0で勝利した名古屋は連敗を「3」で止めることが出来た。首位の福岡、2位の湘南との差が徐々に広がって来たので踏ん張りどころを迎えているが開幕の岡山戦(H)以来の完封勝利となった。後半は攻め込まれて危ないシーンは多かったがとにもかくにも完封で勝利できたのは大きい。次の21節がJ2の折り返し地点になるがアウェイで湘南と対戦する。自動昇格争いの大一番となる。差が広がりつつあるのでアウェイではあるが名古屋にとっては勝たなければいけない試合になる。極めて重要な試合になるだろう。

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◆　まとめ

　#1686 FC岐阜 vs 千葉、名古屋 vs 長崎、熊本 vs 山口、愛媛FC vs 福岡 (2017/6/27)

→　J2の4試合をクローズアップしました。残留争いの大一番となった熊本 vs 山口はセットプレーから2ゴールを奪った山口が2対0で勝利。大きな勝ち点「3」を獲得しました。チーム全体の平均身長が低くてセットプレーを苦手している山口ですがこの日はセットプレーが威力を発揮しました。持ち前のパスワークだけでは点が取れないのでセットプレーから定期的にゴールを奪えるようになると戦いは楽になります。

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