■ 大きな騒動となったキングの落選日本代表がW杯に出場するのは5大会連続で5回目となる。当然、メンバー発表も今回のブラジルW杯が5回目となるが、これまで、メンバー発表に関して様々なドラマを生まれている。国民的な関心ごとになっていると言えるだろう。今回は5月12日(月)の14:00頃からにメンバー発表の会見がNHKで生中継される予定になっているが、「多くの人が視聴できる時間帯にして、多くの人がリアルタイムで視聴できるようにお膳立てすることもアリではないか?」と個人的には思う。
1番最初のフランスW杯のときは、何と言っても、エースのFW三浦知がメンバー落ちしたことが大きな話題となった。当時の枠は22名だったが、このときは、何もかもが初めての経験だった。ということで、最初に25名を選出して、スイスで合宿を行って、そこから22人を選ぶという方針が取られたが、結局、誰を落とすのか?落ちる3人は誰になるのか?に注目が集まった。現地に入ってから3人を落とすという作業は、今考えると、選手にとっても、監督にとっても、残酷なものである。
結局、FW三浦知とMF北澤のベテラン2人と、高校3年生だった清水のDF市川が外れた。FW三浦知の落選は社会的な騒動になったが、全くの寝耳に水の話ではなかった。ショッキングな出来事だったが、W杯予選のパフォーマンスであったり、Jリーグでのパフォーマンスを考慮して、「カズを外すべき。」と主張する人は多かった。今でこそ、「キング」という称号を得て、多くの人が一目置いているが、当時のFW三浦知はアンチも多くて、全面的に支持されていたわけではなかった。
岡田監督が最終的にメンバーから外して、夢だったW杯出場を目前にして日本に帰国することになったFW三浦知に対して、同情の声が集まったが、「カズを外す。」という選択肢は十分にあり得るものだったので、岡田監督だけを悪者にするのはフェアではないだろう。その後、チーム内に動揺が走ったことなどを考えると、「外すべきではなかった。」と意見も一理あるが、岡田監督だけでなく、ファンも、「そこまで頭が回っていなかった。」というのが、本当のところである。
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◆ まとめ #778 日本代表におけるサプライズ選出&落選の歴史 (2014/5/12)
・大きな騒動となったキングの落選
・トルシエ監督のサプライズ選出
・今回でサプライズ選出となるのは・・・
→ いよいよ、メンバー発表の日を迎えましたが、日本代表がW杯に出場するのは5大会連続で5回目なので、当然、メンバー発表も5回目となります。過去、様々なドラマが生まれていますが、サプライズ選出&落選の歴史を振り返ってみました。インパクトがもっとも大きかったのは1998年のFW三浦知の落選ですが、2002年のFW中山とDF秋田の召集、2006年のFW巻の召集もサプライズでした。
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