コンサドーレ札幌 vs ギラヴァンツ北九州
→ 20勝18敗3分けで勝ち点「63」のコンサドーレ札幌(7位)と、13勝19敗9分けで勝ち点「48」のギラヴァンツ北九州(16位)の試合が札幌ドームで行われた。試合前の時点では札幌は7位とプレーオフ圏外になっているが、4位の長崎と6位の徳島の直接対決が行われるので、札幌は勝って勝ち点「3」を積み上げることができると、得失点差の関係でほぼ間違いなく6位以内に入ってプレーオフに進出できる。したがって、自力で決めるチャンスはある。
試合は24,813人という大観衆の後押しを受けたホームの札幌が主導権を握る展開となる。北九州は2トップのFW池元やFW渡に生きたボールが供給できず、なかなかいい形を作れない。0対0で迎えた後半はゴールの必要な札幌がMF堀米、MFレ・コン・ビン、FWフェホを投入。MFレ・コン・ビンが投入された直後に蹴ったFKはバーに直撃して先制ならず。結局、試合は0対0の引き分けに終わって、札幌は8位でシーズンを終えることになった。
柱谷監督が率いる北九州は終盤になってチームが整備されてきたので「簡単な相手」とは言えないが、プレーオフ出場の可能性も、降格の可能性もなくなっている。来シーズンのことを視野に入れながら戦っているチームなので、札幌がホームで勝ち点「3」を得る可能性の高い相手と言えたので、スコアレスドローという結果に終わって、プレーオフ出場を逃した。札幌にとっては非常に悔やまれる結果であり、勿体無い試合だったと言える。
もちろん、こういう大事な試合で相手に先制されると苦しくなる。DFチョ・ソンジンが不在で、若手のDF櫛引がCBに入っていたので、そのあたりがマイナスに作用した可能性もあるが、前半からもう少し圧力をかけて、「早い時間に先制ゴールを奪う。」という姿勢を見せた方が良かったのではないか。引き分けではダメなので、0対0のまま時間だけが進むと選手たちは焦ってくる。財前監督のゲームプランがちょっとまずかったように感じる。
結局、後半27分にMFレ・コン・ビン、後半34分にFWフェホを投入したが、いずれの交代ももうワンタイミング早くても良かったのではないかと思う。終盤になると、左SBのDF上原を前線に上げて、197センチのFWフェホと186センチのDF上原の2人にハイボールを供給するパワーサッカーになったが、もう少し時間があるとハイボールを供給する選手たちもいろいろと工夫できたが、残り時間が少なくなってきて、供給する側にも焦りが感じられた。
続きをメルマガ(J3+メルマ)で読む。 登録方法(Q&Aなど)
◆ まとめ #647 札幌 vs 北九州、松本山雅 vs 愛媛FC (2013/11/26)
→ 最終節を迎えたJ2は「勝てばPO出場がほぼ確実」という立場に立っていた札幌がホームで北九州と引き分けに終わったので、8位でPO出場を逃しました。北九州は調子を上げて来たので、簡単に勝てる相手ではありませんが、悔しい結果になりました。ただ、オフに主力級の選手が大量に流出して、若手中心のメンバー構成でスタートしたことを考えると、8位というのは「良く頑張った。」と言えます。
続きをメルマガ(J3+メルマ)で読む。 登録方法(Q&Aなど)