◆ 敗退は確定していない。ギリシャ戦の結果を経て、マスコミ・ファンから多くの批判を浴びているザックジャパンだが、私は批判は敗退した後にするべきだと考える。
まだ日本の敗退は確定したわけではない。
欧州予選で10試合4失点のギリシャが本気で引きこもればこういう結果になる可能性は元々高かった。引きこもった相手を崩すのはブラジルでも容易なことではない。
冷静に、ポジティブに考えるのであれば、ギリシャ戦は引き分けで良かったとも考えられる。
何故ならば、コートジボワールに敗れた時点で日本はグループリーグ突破の為に3戦目でコロンビアに勝つ必要があったからだ。
日本がギリシャと引き分けた事でコロンビアのグループリーグは突破が確定した。次の試合はコロンビアにとっては1位通過と2位通過が選べる結果となった。C組1位通過した場合、ベスト8でブラジルと当たる可能性がある為、日本に負けて2位通過を選択する可能性もある。
ギリシャにとっても、今日日本に負けていれば次のコートジボワール戦は消化試合になっていた。競合相手のコートジボワールに対してそれは有利な材料となってしまう。
グループリーグを突破できる可能性を理詰めで考えれば、引き分けは悪い結果ではない。そのリスクはコートジボワールがギリシャに勝つ事だけだ。ギリシャに勝つリスクの方が実は高い。
ザックにとって想定外は2試合連続の大雨、選手のコンディションなど不運な面もあった。外野が批判するのは簡単だが恐らくどんな監督になっても日本が楽にグループリーグを突破出来るようなことは無いと思う。批判している人は冷静になって欲しい。
敗退が確定していないのであれば、最後まで我々は応援を止めてはならない。ポジティブに考えたい。