サッカーコラム J3 Plus+　

【町田×金沢】 ツエーゲンが初のJ2昇格に一歩前進

　→　J3リーグの第28節。16勝5敗6分けで勝ち点「54」の町田ゼルビア(3位)と、18勝4敗5分けで勝ち点「59」のツエーゲン金沢(1位)が町田市立陸上競技場で対戦した。J3リーグは12チームで構成されており、3回戦総当たり方式なので、各チームは年間33試合を戦うことになる。早くも残り6試合となったが、10月12日(日)は上位対決が組まれており、1位の金沢と3位の町田が町田市で、2位の長野と4位の鳥取が鳥取市で顔を合わせた。

元日本代表の相馬監督率いる町田は21節まではわずか1敗と順調に勝ち点を積み上げていたが、22節以降は2勝4敗と負け数が増えている。一方の金沢は対照的に7連勝中と好調。僅差の試合をことごとく制してついに首位に浮上した。J3リーグで1位になると自動昇格となって、2位になるとJ2リーグの21位のチームと入替戦を戦うことになるが、勝ち点「5」差を付けられた町田としては是が非でも勝たなければならない試合となった。

試合は上位対決にありがちな重たい空気となる。ともに無理をして仕掛けることはなかったので、前半はなかなかチャンスを作れない。「引き分けでもOK」と言える金沢にとっては思い通りの展開となって、0対0でハーフタイムに突入する。後半も同様の展開となったが、時間が経つにつれて「勝たなければならない。」という立場の町田が攻め込む機会が多くなって、いくつか惜しいシーンを作ったが、最後までゴールを割ることはできない。

結局、試合はスコアレスドローに終わった。町田は残り5試合となって首位の金沢との差は「5」のまま。自力で差を縮める絶好のチャンスを逃した。2位の長野との差も「1」のままで変わらず。「2位狙いに切り替えて、2位になって(讃岐が来ることが予想される)入替戦を制する。」というのが現実的と言える。一方の金沢は連勝こそ「7」でストップしたが、これで8試合負けなし。ドローではあったが、初のJ2昇格に大きく前進したと言える。


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◆　まとめ

　#906 【J3】 町田×金沢、鳥取×長野 (2014/10/18)

　　　【町田×金沢】 ツエーゲンが初のJ2昇格に一歩前進
　　　【鳥取×長野】 微妙なPKでパルセイロが同点に追いつく。

　→　10月12日(日)に行われたJ3リーグの上位対決2試合をピックアップしました。7連勝で首位に立った金沢はアウェーで3位の町田と対戦しましたが、スコアレスドローでした。2位以下との差が変わらなかったので、金沢は初のJ2昇格に一歩前進したと言えます。


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