グループリーグは、全48試合。大会ベスト11は、試合数で変わってくるので、同じ条件で選考の出来る、個人的な嗜好で選んだグループリーグのベスト11です。
GK:チェフ(チェコ)チーム自体はグループリーグ敗退に終わったが、チェフは、世界最高のゴールキーパーの一人であることを証明した。圧巻は、第2戦のガーナ戦。10人になって完全に足が止まったディフェンス陣が、ガーナのスピードに翻弄され続ける中、立て続けにビッグセーブを披露した。1対1に抜群に強く、安定感も十分。
SDF:ミゲル(ポルトガル)チェルシーのレギュラーである、パウロ・フェレイラを押しのけて、スタメン出場を続ける。突破力があり、1対1となったときの打開能力に優れる。
CB:マルケス(メキシコ)限りなくリベロに近いプレースタイル。展開力に優れており、メキシコの攻撃にバリエーションを加える存在。リーダーシップもあり、統率力もある。
CB:カンナバーロ(イタリア)グループリーグの途中で相棒のネスタを欠くものの、イタリアにはカンナバーロがいる。1対1に強く、粘り強いディフェンスは、脅威。
SDF:ラーム(ドイツ)ドイツ躍進の立役者。右利きながら、左サイドに位置して、積極的に攻撃に参加する。左肩上がりのドイツ攻撃陣の中では、一番の要注意人物。今大会のファーストゴールは、ラームの右足からのシュートだった。
DMF:ゾコラ(コートジボワール)印象的なプレーを見せたコートジボワールの心臓。テクニックがあり、パスの供給源になれるだけでなく、突破力もあり、自分でも局面を打開できるクリエーター。
OMF:ジョー・コール(イングランド)ルーニーが本調子でない中、攻撃にアクセントをつけられる唯一の存在。切れ味鋭いドリブル突破と、天性のパスセンスをもつコールを、左サイドハーフと言うポジションにとどめておくのは、ナンセンスかもしれない。
OMF:カカブラジルの若きクラッキ。激しいマークに苦しんで、本来のパフォーマンスを披露できないロナウジーニョに代わって、ブラジル代表の舵を取る。質の高い動きは、目を見張るものがある。
OMF:ネドベド満身創痍の中、イタリア戦では、ひとりでチームを引っ張った。チェコがベストのメンバーで戦えていれば・・・。
FW:サビオラ(アルゼンチン)世界の舞台で華麗に復活した、コネーホ。絶え間なく動き回り、抜群の敏捷性を生かして、チャンスを演出する。クレスポとリケルメの中間に位置して、両者を補完する役割を担う。優勝へのキーマン。
FW:クローゼ(ドイツ)期待通りの働きを見せる、ドイツ代表のエースストライカー。高さを生かしたダイナミックなプレーだけでなく、周りを生かすようなプレーも秀逸。
▼ベストチーム アルゼンチン
▼ベストゴール カンビアッソ(セルビア・モンテネグロ戦)
▼ベストゲーム チェコ×ガーナ
▼ワーストゲーム イングランド×パラグアイ
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