■ J1の第20節J1の第20節。5勝9敗5分けで勝ち点「20」の湘南ベルマーレはホームのレモンガススタジアムでガンバ大阪と対戦した。G大阪は5勝8敗6分けで勝ち点「21」。J1の残留争いは大混戦になっているが下位同士の直接対決となった。再開後は2勝1分けと好調の湘南は3試合連続で無失点中。守備が安定している。G大阪は再開後は1勝1敗1分け。19節の浦和戦(H)は後半の終了間際にPKで同点ゴールを許した。
ホームの湘南は「3-1-4-2」。GK馬渡。DF舘幸希、大野、杉岡。MF田中聡、石原広、高橋諒、池田昌、茨田。FW大橋祐、瀬川祐。G大阪から期限付き移籍となるGK谷は契約上の問題で出場不可。27歳のGK馬渡がJ1初出場となった。愛媛FC時代の2017年にJ2で1試合だけ出場しているがリーグ戦の出場はその時以来。Jリーグ通算で2試合目の出場となった。19節の名古屋戦(H)で負傷したFW町野は欠場となった。
アウェイのG大阪は「3-4-2-1」。GK東口。DF高尾、三浦弦、福岡将。MF倉田、ダワン、小野瀬、黒川、石毛、山見。FW坂本一。こちらも湘南からの期限付き移籍となるMF齊藤未は契約上の問題で出場不可。MF倉田とMFダワンのダブルボランチとなった。189センチのFWパトリックはベンチスタート。U-19日本代表のFW坂本一がスタメンで起用された。未消化だった15節の広島戦(H)でJ1初ゴールを記録した。
■ 好調の湘南が大きな勝ち点「3」を獲得!試合前の時点で両チームの勝ち点差は「2」。大事な試合だった湘南ペースで進んでいく。前半5分にFW瀬川祐が強烈なシュートを放った。劣勢の展開になったG大阪は前半35分にMF小野瀬のミドルシュートで相手ゴールを脅かした。厚みのある攻撃を見せる湘南は前半38分にアンカーの位置で起用されたMF田中聡がゴール前に飛び出してキーパーと1対1の決定機を迎えたが決められず。大きなチャンスを逃した。
湘南は攻め込みながらゴールが遠かったが前半43分に右サイドからMF池田昌が左足でクロスを入れるとFW大橋祐がうまく頭で合わせて先制に成功する。シュートのコースはあまり良くなかったがGK東口が飛び出してきてポジショニングがずれていたこともあってGK東口の逆を取る形でゴールに吸い込まれた。FW大橋祐は今シーズン2ゴール目となった。前半は攻め込んだ湘南が1対0とリードして折り返した。
迎えた後半開始からG大阪は4バックに変更。前半と比べるとチャンスを作れるようになった。後半13分にはFKから投入されたばかりのFWパトリックがヘディングシュートを放ったが惜しくもクロスバーに直撃した。後半35分にDF杉岡が退場。湘南は10人になった。終盤は当然のことながら数的優位のG大阪が攻め込んだがシュートやクロスの精度を欠いてなかなか決定機は作れなかった。湘南が1対0で勝利した。
■ 絶好調の湘南ベルマーレ。ここ7試合で5勝1敗1分け。残留争いに巻き込まれている湘南は13節を終えた時点では1勝8敗4分けで勝ち点「7」のみ。13試合でわずか勝ち点「7」のみだったが14節の神戸戦(H)の勝利が浮上のきっかけになった。神戸戦(H)は終了間際の判定が大きな話題になったが14節以降は7試合で5勝1敗1分けと絶好調。7試合で勝ち点「16」を獲得した。降格圏を脱出して中位グループの背中がはっきりと見えてきた。快進撃を見せている。
これで4試合連続でクリーンシートを達成した。この日はGK谷を起用できず。J1初出場のGK馬渡がゴールマウスを守ることになったが安定したプレーを見せた。後半の終盤に足を攣ってプレーを続行できるのか?否か?は微妙になったが最後までプレーした。G大阪のシュートは6本だけ。危ないシーンはあまりなかったが大きな自信になっただろう。20試合で23失点なので例年と比べると失点の数も少ない。
殊勲の決勝ゴールを決めたFW大橋祐がヒーローになったがチーム内得点王で、かつ、絶好調のFW町野の不在の影響をほとんど感じさせない活躍を見せた。簡単なヘディングではなかったがしっかりと枠に飛ばしたことがゴールに結びついた。終盤にはFWウェリントンが投入されたがDF杉岡が退場になって10人の苦しい流れの中、しっかりと前線でボールをキープして時間を作った。チーム全員でつかんだ勝利と言える。
■ G大阪は再開後は1勝2敗1分け。エンジンはかからず・・・。G大阪にとっては残念な敗戦と言える。延期になっていた広島戦(H)で勝利できたのは大きかったがこれで5勝9敗6分けとなった。20試合で勝ち点「21」というのは厳しい結果と言える。先のとおり、この日はシュートが6本だけ。後半13分のFWパトリックのヘディングシュートならびにその直後のDF福岡将のシュートは決定機だったが試合を通して決定機と言える場面はこの2つくらい。数的優位も生かせなかった。
夏の移籍市場でFW鈴木武蔵を獲得してMF食野亮の復帰も確実なので次の次の試合からこの2人を起用することが出来る。こうなると攻撃陣の厚みは増すが次の21節は川崎F戦(A)。厳しい戦いになる可能性は高い。22節の大阪ダービーの後は23節が京都戦(H)、24節が福岡戦(A)、25節が清水戦(H)になる。夏場のG大阪は下位同士の直接対決がたくさん組まれているが23節からの3連戦は極めて大事な戦いになる。
攻撃に課題を抱えているがセットプレーがなかなかチャンスにならない。MF山見がキッカーを任されているが後半37分にMF山見を下げて高校3年生のFW南野遥を投入。MF山見を下げた後はさらにセットプレーの迫力がなくなった。相手が10人になったので終盤はG大阪が攻め込む確率は高かった。FW南野遥に見せ場はほぼ無かったことも踏まえると「MF山見はベンチに下げずに残した良かった。」と言える。
▼ 動画の投稿日 (2022年7月6日)
★ 現在の投票数 → 157票
→ 最大で8チームまで投票することができます。
→ 「コメント」のところは何も書かなくてもOKです。(投票可能です。)
関連エントリー 2022/01/10 【J1】 順位予想バトル 2022年版 受付終了 (参加者:240名)
2022/01/08 【J2】 順位予想バトル 2022年版 受付終了 (参加者:139名)
2022/01/09 【J3】 順位予想バトル 2022年版 受付終了 (参加者:52名)
2022/01/22 【J1編】 2022年の順位予想 ~ 1:川崎F、2:浦和、3:横浜FM、4:鹿島、5:神戸、6:名古屋~
2022/01/19 【J1編】 2022年の順位予想 ~ 7:東京、8:C大阪、9:G大阪、10:札幌、11:福岡、12:広島~
2022/01/16 【J1編】 2022年の順位予想 ~ 13:清水、14:磐田、15:鳥栖、16:湘南、17:京都、18:柏~
2022/02/07 【J1編】 今オフの補強の最終評価 ~1:C大阪、2:湘南、3:浦和、4:横浜FM、5:FC東京、6:福岡~
2022/02/06 【J1編】 今オフの補強の最終評価 ~7:清水、8:神戸、9:鹿島、10:磐田、11:札幌、12:京都~
2022/02/06 【J1編】 今オフの補強の最終評価 ~13:広島、14:川崎F、15:G大阪、16:名古屋、17:柏、18:鳥栖~
2022/07/07 【エントリー一覧】 2022年シーズンのいろいろ
- 関連記事
-