■ アウェイで大金星10月14日(月)にアウェイでブラジルと対戦したU-22日本代表はゴラッソ3発で勝利した。ブラジルの2つのPKはどちらも微妙だったことを考えるとスコア以上の大勝だった。「キーパーや最終ラインの選手にプレッシャーをかけられてパスミス。そのままの勢いでゴールを決められる。」というのが過去に何度もブラジルにやられているパターンになるが2点目のMF田中碧のミドルシュートは逆のパターンのゴールだった。
日本はブラジルを大の苦手にしている。フル代表の試合は未だに未勝利のまま。12試合で0勝10敗2分けと散々な成績になる。引き分けたのは自国開催だった2001年のコンフェデと2005年のコンフェデの2試合のみとなる。五輪世代は1996年のアトランタ五輪のマイアミの奇跡が印象深いが2000年のシドニー五輪はGLの3戦目で対戦して0対1で敗れている。世代問わず、公式戦でブラジルに勝った記憶はほとんどない。
けちょんけちょんにされてきた歴史があるので「ブラジル」という名前を聞くだけで固まってしまうサポーターも少なくないと思うが今回のU-22日本代表は臆することなく戦った。海外でプレーしている選手が多くなって必要以上にブラジルという国やブラジルの選手を恐れなくなったことがアウェイでの金星獲得につながった。トゥーロン国際大会の決勝戦は惜しくもPK負けを喫したがそのときの借りを返す形になった。