※ 2022年1月20日(木)の夜の時点での評価。
大分トリニータ ・・・ B-
→ 天皇杯で準優勝した大分はJ2降格となったが同じ降格組の横浜FC・仙台・徳島と比べるとはるかに選手の入れ替えの少ないオフになった。期限付き移籍だったDFエンリケ・トレヴィザン(→FC東京)はレンタル終了となったがMF下田やGK高木駿やDF三竿雄などほとんどの主力は残留した。招聘した下平監督は柏のOBであることを考えると「片野坂監督と同じようなサッカーを志向するのは間違いない。」と言える。
補強も最小限にとどまったので同じような顔ぶれと同じようなサッカーで「1年でのJ1復帰」を目指すことになったが加入が決まったのは新卒の選手を除くとDF伊東幸(千葉)、MF中川寛(京都)、MFエドゥアルド・ネット(トンベンセ)、FWサムエル(ヴィトーリア)の4人となる。この中で大きなプラスをもたらす可能性があるのはFWサムエルだろう。184センチ/83キロ。パンチ力のある左足のシュートが大きな武器となる。
動画を見てもゴールシーンなどの見せ場は左足のミドルシュートが多い。日本人で例えるとFW吉田眞(愛媛FC)のようなタイプに思えるが彼よりもさらにパワフルさを2ランクほど増した印象になる。ハマったときの左足は驚異となるだろう。MF町田がチーム最多の8ゴールを挙げたがフォワード陣の最多はFW長沢駿とFW渡邉新の4ゴールだった。「FWサムエル次第で大分の順位は大きく変わる。」と言える。