※ 2022年1月16日(日)夜の時点での評価。
アビスパ福岡 ・・・ A-
→ 「J1残留」を果たした福岡はシーズン中の勢いそのままに移籍市場の序盤戦は主役を張った。何と言っても驚いたのはFWルキアン(磐田)を獲得したこと。J2の得点王に輝いたスーパーなフォワードを磐田から引き抜いたのは大サプライズだった。たくさんのタイトルを獲得してきた磐田はJリーグを代表する名門クラブである。対して福岡はJ2生活が長く続いた。京都も獲得に興味を示したが福岡が争奪戦を制した。
J2で得点王に輝いたがポストプレーも巧み。左サイドを突破して味方のチャンスを演出することも出来る。オールラウンダーなフォワードである。J1でプレーしたのは2019年の後半戦のみ。この時は力を出し切れずに13試合で1ゴールに終わったが2年間のJ2生活を経て日本のサッカーにも慣れた。大きな怪我をすることなく年間を通してプレー出来たら10ゴールは計算できる。フォワードの軸になれる選手を手に入れた。
当然のことながら大きな補強と言えるが他に獲得したのは186センチの長身CBのDF熊本(山形)、ドリブラーのMF田中達(浦和)、右SBなど様々なポジションをこなすDF前嶋(横浜FC)の3人になる。DF熊本は東福岡高出身で、MF田中達はアビスパ福岡U-15出身になる。MF田中達はユースには昇格できずに東福岡高に進学したが地元の選手を獲得した。福岡にとってはMF田中達がホームグロウン選手になるのは大きい。