■ まさかまさかの13失点J2の最終節は11月24日(日)に行われた。「勝てばJ1昇格」という王手をかけた状態で最終節を迎えた横浜FCはホームで愛媛FCと対戦して2対0で勝利。見事に2007年以来のJ1復帰を果たした。3位の大宮は試合前の時点で2位の横浜FCとの差が「2」。アウェイで金沢に勝利して吉報を待ちたかったが1対1の引き分けに終わった。あと少しのところで自動昇格を逃した大宮は3位でプレーオフに進むことになった。
プレーオフの1回戦のカードは大宮 vs 山形、徳島 vs 甲府となった。勝ち上がったチームがJ1で16位になったチームと参入決定戦を戦うことになるが衝撃的だったのは柏 vs 京都の試合になる。試合前の時点で7位の京都はプレーオフ出場を目指していた。4位の山形との差は「2」のみ。逆転でのプレーオフ出場の可能性は十分に残されていたがまさかの1対13の大敗となった。「歴史的な惨敗」と言える結果になった。
前半に4失点、後半に9失点を食らった。FWオルンガは1人で8ゴールを挙げる大活躍だったがMFクリスティアーノもハットトリックを達成した。シュート数は柏が23本、京都は16本。京都も多くのシュートを放っており、GK中村航を脅かす場面は少なくなかったが、柏のシュートはあっさりと決まって、京都のシュートはなかなか決まらなかった。シュート決定率は13/23。驚異的な数字であり、衝撃的な数字である。
Jリーグの1試合での過去最多のゴール数は1998年の磐田の9ゴールになる。1人の選手の1試合の最多ゴール数は2005年の入替戦の2ndレグの柏戦(A)のFWバレーの6ゴールになる。リーグ戦に限定するとFW野口(平塚)、FW中山(磐田)、FW呂比須ワグナー(名古屋)の5ゴールが最高だったが一気に記録を更新した。「1試合で1人の選手が8ゴールを決める。」というのはJリーグでは永遠に破られない可能性もある。