※ 2022年10月1日(金)の時点。
京都サンガ→ J1は30節が終了した。残りは4節となったが昇格1年目の京都は7勝13敗9分けで勝ち点「30」。16位と入替戦圏内に位置する。序盤戦は好調だった。開幕戦で浦和に勝利するなど9節を終えた時点では9試合で4勝2敗3分けで勝ち点「15」だったが10節以降は3勝11敗6分けとなる。開幕ダッシュに成功したが、その後、大失速した。降格圏となる17位のG大阪との差は「1」のみ。激しい残留争いの真っ只中にいる。
誤算はFWピーター・ウタカになる。11節を終えた時点で8ゴールだったが12節以降はわずか1ゴールのみ。エースの失速によって点が取れなくなった。FWピーター・ウタカも38歳になった。年齢的な衰えが理由なのか?単なる不調なだけなのか?J1とJ2のレベルの差なのか?の判断は難しいがFWピーター・ウタカへの依存度が極めて高いチームなので彼のゴールが止まるとチームとしても結果は出にくくなる。
MF武富は21試合で3ゴール4アシストを記録しているがC大阪から加入したFW豊川は18試合で1ゴール0アシスト、U-21日本代表のMF山田楓は14試合で2ゴールのみ。加入して2年目となる長身のFWイスマイラはほとんど出場機会をつかめずに7試合で無得点となる。夏の移籍市場でMFパウリーニョとMFアラン・カリウスを獲得したが前者は2試合、後者は1試合の出場のみ。外国人選手をうまく活用できなかった。
29試合で27得点/34失点となる。昇格1年目ということを考えると34失点というのは高評価できる。契約満了となってJ2の岡山に移籍したDFヨルディ・バイスが抜けた守備的な部分での穴はDF麻田、DF井上黎、DFアピアタウィア・久などが埋めているが1試合平均の得点数は0点台。CBとしては破格の攻撃力を持っていたDFヨルディ・バイスの攻撃的な部分での穴はなかなか埋まらず。武器は1つ減ってしまった。