■ 初陣は3対0の完勝ポイチJAPANの初陣となったコスタリカ戦は9月11日(火)にパナソニックスタジアムで開催されたが3対0で日本が完勝。初陣を勝利で飾った。初陣となるはずだった9月7日(金)のチリ戦は北海道胆振東部地震の影響で中止になった。満足に練習もできなかったので出鼻をくじかれる形になったが「チリと比べると幾分かは戦いやすい相手」と考えられるコスタリカが初陣の相手になったのは良かったのかもしれない。
10月には同じように日本国内でパナマならびにウルグアイと対戦して、11月にも国内で2試合の強化試合が予定されている。11月の2連戦の相手はまだ発表されていないが、2018年に予定されているのは残り4試合。その後は2大会ぶりのアジア制覇が期待されるアジア杯が待っている。F組に入った日本はウズベキスタン・オマーン・トルクメニスタンと同組になった。初戦は1月9日(水)のトルクメニスタン戦になる。
大事なアジアカップが約4か月後に迫っているが、当面は「アジア杯のメンバーに誰が選ばれるのか?」が注目点になる。言うまでもなく、アジア杯というのは日本代表にとって大事な大会である。前回大会は準々決勝でUAEにPK負け。MF本田圭とMF香川がPKを外して敗れるというショッキングな大会になったがプライドにかけてアジアの頂点に立たないといけない。5度目のアジア制覇が大いに期待されている。
■ ロシアW杯組に居場所はあるのか?今回はロシアW杯に出場した欧州組は1人も選出されなかった。W杯メンバーもGK東口(G大阪)、DF槙野(浦和)、DF遠藤航(シントトロイデン)、DF植田直(セルクル・ブルージュ)の4人だけ。アジア大会に出場した五輪世代の選手も日程の関係で召集は出来なかったので今回の日本代表は相当にフレッシュなメンバー構成になったが、10月の2連戦ではW杯に出場した欧州組も召集される見込みになっている。
キャプテン候補と言われるDF吉田(サウサンプトン)、不動の右SBのDF酒井宏(マルセイユ)、司令塔のMF柴崎岳(ヘタフェ)、フォワードの軸であるFW大迫(ブレーメン)などは怪我等がなければ順当に召集されるだろう。一方でDF長友(インテル)、MF香川(ドルトムント)、MF乾(ベティス)などベテランの域に入って来た選手は微妙な立ち位置となる。代表に復帰する可能性もあるが、外れる可能性もある。
MF原口(ハノーファー96)やMF宇佐美(デュッセルドルフ)なども微妙な立ち位置となる。とにかくアタッカーの層は厚いのでいろいろな選手との競争に打ち勝たないといけない。そして、4年後のカタールW杯のときの年齢を考えるとGK川島(ストラスブール)やFW岡崎慎(レスター)あたりがポイチJAPANに召集される可能性はかなり低い。いずれにしてもロシア組がどこまで代表に戻ってくるのか?は注目点になる。
■ 「当確」はMF中島翔(ポルティモンセ)分かりやすいテストの機会だったコスタリカ戦が終了した今、「ポイチJAPANに生き残ったのは誰だろうか?」を考えてみたいと思うが、目立った活躍を見せたMF中島翔(ポルティモンセ)は当確といえる。代表初ゴールを決めたMF南野(ザルツブルク)も「10月の2試合に召集される権利を得た。」と言えるが、先のとおり、アタッカーの競争は激しい。これからの頑張りと同ポジションのライバルの状態に左右される。
MF堂安(FCフローニンゲン)も同様である。左利きの選手が少ない点はアピールポイントになるが、「当確」と言えるほどではない。FW南野と同様で初ゴールという結果を残したMF伊東純(柏)も大きなアピールに成功したが「当確」とまでは言えない。アタッカーのポジションは有力者が多いので大変である。コスタリカ戦で出場機会の無かったMF伊藤達(ハンブルガーSV)が引き続いて召集される可能性はゼロに近い。
ボランチは怪我で離脱したMF大島僚(川崎F)とMF山口蛍(C大阪)も同然のことながら候補になる。当面は森保監督のサッカーを熟知したMF青山敏がボランチの軸になると思うが、MF柴崎岳とのWボランチになるとタイプ的に重なってしまう。コスタリカ戦でスタメン出場して好プレーを見せたMF遠藤航(シントトロイデン)はユーティリティー性も加味すると「10月の2連戦に召集される可能性は間違いない。」と言える。
■ 評価は分かれるだろうFW小林悠フォワードは怪我で離脱したFW杉本健(C大阪)も候補になるが、大きなチャンスを逃してしまった。FW大迫が復帰するのは確実なので残された枠は少ないがFW小林悠(川崎F)が生き残るか?否か?は微妙なところである。コスタリカ戦は黒子役に徹して周りの選手を生かすプレーを見せたが「ストライカーとしてはやや物足りなかった。」というのも事実である。FW小林悠に対する評価は真っ二つに分かれるだろう。
最終ラインは怪我で離脱中のDF昌子(鹿島)が戻ってくる可能性がある。今回はDF槙野(浦和)とDF三浦弦(G大阪)のコンビになったが、メンバー争いの顔触れ的には大きな変化はなさそう。4年後のカタールW杯のときは35才になっているDF槙野は年齢的な問題を抱えているが森保監督の評価は高い。新戦力の台頭が期待されるが当面はハリルJAPANの末期と同じような顔ぶれで枠を争うことになりそうだ。
キーパーはGK中村航(柏)が戦列を離れている。彼が戻ってきたら「メンバー入りは有力」と言えるが、そもそもとして最近のJ1は外国人選手が正キーパーを務めるケースが多いので「代表クラスのキーパー」は限られる。フル出場したGK東口(G大阪)が引き続いて招集されるのは間違いない。GK中村航の回復具合にもよるが、GK権田(鳥栖)とGKシュミット・ダニエル(仙台)が再招集される可能性は決して低くない。
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