■ 就任2年目となるリカルド・ロドリゲス監督リカルド・ロドリゲス監督が就任して2年目となる徳島ヴォルティスは開幕前の時点では「昇格候補の1つ」と言われていた。昨オフはFW渡(広島)とDF馬渡(広島)が引き抜かれたが、予想に反して主力の流出は最小限にとどまった。期限付き移籍だったMF杉本太やMF前川も残留。その上でFW薗田(沼津)、FW呉屋(G大阪)、FWナタン・ジュニオール(アル・ファティフ)、GKカルバハル(アルバセテ)の獲得に成功した。
他にもDF大本(FC岐阜)、MFシシーニョ(FC岐阜)、DFブエノ(鹿島)、MF内田航(水戸)、DF大屋(大宮)など能力の高い選手をたくさん獲得。大型補強に成功して「J2屈指の戦力」と言われたが、FW渡の穴を埋めることが期待されたFW薗田、FW呉屋、FWナタン・ジュニオールが揃って期待外れ。特にFWナタン・ジュニオールは怪我の影響もあってほとんど試合に絡めなかった。前半戦は極度の得点力不足に苦しんだ。
23節を終えた時点では8勝11敗4分けで勝ち点「28」。まさかの15位と低迷したが、夏の移籍市場でFWピーター・ウタカ(FC東京)、FWバラル(カディスCF)、FW押谷(名古屋)を獲得。24節から夏の移籍市場で獲得した新戦力を起用することが出来たが、24節以降は4試合で3勝1分け。3試合に出場して2ゴール1アシストのFWピーター・ウタカが攻撃の中心に君臨。ホーム3連戦で3連勝して一気に勝ち点を積み上げた。