1人目 : FW ハーフナー・マイク (ヴィッセル神戸→ベガルタ仙台) S-→ 同系統のFWウェリントンがいたこともあって神戸では出番が限られたが実績は十分である。「チャンスを作りながら決められない。」、「フィニッシュの精度が課題」と言える仙台にとって大きな補強になりそうだ。左右両サイドからたくさんのクロスが上がってくるチームなので195センチの高さは大きな脅威になるだろう。仙台は7位と好位置に付けているが「クラブの本気度」が伝わってくる補強になった。
2人目 : DF 高木利弥 (ジェフ千葉→柏レイソル) B-→ オフにDF輪湖(福岡)を放出してDF亀川を獲得したがフィットしきれていない。サイドハーフの位置で存在感を発揮した時期もあったがここまでは期待外れに終わっている。DFユン・ソギョンには外国人枠の問題もあるので左SBが弱点になっていたが山形ならびに千葉で実績を積み上げているDF高木利に目を付けた。同県のライバルクラブで主力として活躍していた選手の引き抜きなので大胆な補強である。
3人目 : FW リンス (ヴァンフォーレ甲府→FC東京) B+→ FWジュニオール・バホスが覚醒。甲府での序列は下がっていたが「仕上げのFWリンス」の異名を持つほど途中出場で結果を出せる選手なのでスーパーサブ的な起用法でチームを助ける働きが期待できる。長谷川監督はG大阪時代の恩師なのですんなり馴染めるだろう。攻撃の駒がやや不足していたので悪くない補強になった。FC東京の今のサッカーのサイドハーフをこなせるのであれば大きな戦力になるが・・・。
4人目 : FW 山崎凌吾 (徳島ヴォルティス→湘南ベルマーレ) C+→ 187センチの高さに加えてスピードもある。「高さがあるのでターゲット系の選手のように思われるが実際にはスピードが武器の選手。空中戦は弱点と言われることが多いが実際には空中戦にも強い。」というFW小松塁(元C大阪)系のCFである。J2でプレーする日本人のCFの中でポテンシャルは屈指。J1のクラブから目を付けられて当然の選手であるがJ1でコンスタントに点を取れる力はまだ無いと考えられる。
5人目 : MF 小川慶治朗 (ヴィッセル神戸→湘南ベルマーレ) B-→ スプリント回数はJ1屈指。チームメイトになるMF高山薫(湘南)とトップの座を争ってきた。エースナンバーの13を背負って大きな期待を受けてきたがここ数年は怪我の影響で不本意なシーズンが続いている。環境を変えてもいいタイミングだったが神戸の看板選手の1人だったのでサプライズ移籍となった。J1屈指の走力を持った選手なので湘南のサッカーには合うと思うが「怪我をせずにピッチに立てるか?」である。
6人目 : FW 大久保嘉人 (川崎フロンターレ→ジュビロ磐田) B+→ MFアダイウトンが長期離脱中。FW川又に次ぐ第2の得点源を必要としていた磐田が熱烈なラブコールを送って移籍が実現した。川崎FからFC東京に移籍してわずか1年で川崎Fに戻ってきた経緯があることを考えると「今夏の移籍市場の中で屈指のサプライズ移籍」と言える。どちらかというと扱いにくいタイプの選手に分類されるが名波監督ならびにMF中村俊がいるので和を乱す言動は考えにくい。
7人目 : MF エドゥアルド・ネット (川崎フロンターレ→名古屋グランパス) A-→ 今シーズンはやや低調。大卒ルーキーのMF守田にスタメンの機会を譲る試合もあったが主力級としてずっと活躍してきた選手なので驚きの移籍となった。風間サッカーを熟知している選手が必要だったので名古屋にとっては大きな補強になる。高さがあってフィルター役になれる点も武器となる。期待度は高いが自分でやろうとし過ぎるところがあるので川崎Fと比べるとサポートに恵まれない中、どこまでやれるか?
8人目 : FW ピアス・ウェリング (メルボルン→セレッソ大阪) B+→ 191センチの大型ストライカーで日本とオーストラリアの国籍を持っている。1998年生まれなので2020年の東京五輪を目指せる世代になる。これだけのサイズを持った日本国籍持ちの大型フォワードはなかなかいないことを考えるとC大阪は将来に向けていい補強が出来たと言える。当分の間はU-23が主戦場になると思うが高さや強さがどこまで通じるのか?は興味深い。非常に面白い素材と言える。
9人目 : DF 大崎玲央 (徳島ヴォルティス→ヴィッセル神戸) C-→ 徳島の守備の中心として活躍していたがまさかの神戸移籍となった。187センチと高さがあって、かつ、足元の技術も高い選手なので、「J2レベルで考えるとなかなかいい選手」だったが、J1のクラブであり、なおかつ、裕福なクラブである神戸が獲得に乗り出すとは思わなかった。神戸はCBの層が薄いので即戦力の期待がかかるがJ1初挑戦ということを考えると過度な期待をかけるのは酷と言えるだろう。
10人目 : MF 高井和馬 (東京ヴェルディ→レノファ山口) A+→ 新天地の東京Vのサッカーに馴染めずにJ2では3試合の出場のみ。54分のプレー時間にとどまったが群馬時代の2017年は39試合で10ゴールを記録。最下位に沈んだチームで孤軍奮闘した。東京Vで活躍できずに価値が下がっていたタイミングで完全移籍で獲得できたのは山口にとってはラッキーと言うしかない。左サイドを起点に決定機に絡める選手なので「J1昇格への切り札」となることを期待したい。
★ 現在の投票数 → 102票
→ 最大で15件まで投票することができます。
→ 「コメント」のところは何も書かなくてもOKです。(投票可能です。)
関連エントリー
2018/06/14 【ロシアW杯】 サッカー中継に登場する解説者(27名)を勝手に評価する。 (前編)
2018/06/15 【ロシアW杯】 サッカー中継に登場する解説者(27名)を勝手に評価する。 (後編)
2018/07/09 【ロシアW杯後】 新生・日本代表に誰が召集されるのか?を考えてみた。 (GK編)
2018/07/09 【ロシアW杯後】 新生・日本代表に誰が召集されるのか?を考えてみた。 (右SB/WB編)
2018/07/10 【ロシアW杯後】 新生・日本代表に誰が召集されるのか?を考えてみた。 (CB編)
2018/07/10 【ロシアW杯後】 新生・日本代表に誰が召集されるのか?を考えてみた。 (左SB/WB編)
2018/07/11 J3+(アンテナ) ・・・ 人気のあるサッカーサイトの最新記事 (4つ)
- 関連記事
-