サッカーコラム J3 Plus+　

J1・J2・J3・日本代表などを幅広くカバーするサッカーコラムです。基本的には毎日更新しています。よろしくお願いいたします。

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【J1・J2・J3】 12段階のプレーヤー別の戦力補強の評価 (2018年・夏の移籍市場) (その7) | | |　

61人目： FW ハイロ・モリージャス (エスパニョール→V・ファーレン長崎)　・・・　C+

→　187センチの大型ストライカー。スペインでは144試合で41ゴールを記録しているが大半は3部リーグになる。エスパニョールBでプレーした14-15シーズンは35試合で17ゴールを記録した。「スピードを活かして相手のペナルティエリアに侵入してゴールを決めること」が自分の特徴とコメントしているのでシャドーの位置での起用もありそうだ。スぺイン1部では通算3試合でノーゴール。プレー映像は見つからず。

62人目： DF 畑尾大翔 (名古屋グランパス→大宮アルディージャ)　・・・　C+

→　甲府時代は「統率力があって総合力のCB」として一定の活躍を見せた。昨オフに名古屋に移籍したが出場機会には恵まれなかった。パスが正確でビルドアップの出来るCBなので風間サッカーとの相性は悪くなかったと思うが信頼を勝ち取ることは出来なかった。大宮に移籍することになったがDF菊地将が離脱中なので貴重な戦力になる可能性はある。大卒3年目のDF山越康との競争になるだろう。

63人目： FW ジエゴ (パラナ・クルーベ→ヴァンフォーレ甲府)　・・・　B+

→　FC東京に移籍したFWリンスの穴を埋める活躍が期待されるストライカー。183センチ/75キロ。がっちりした体格になるがどちらかというとドリブルが得意。動画を見る限りでは飛び出し並びにテクニックを生かしてチャンスを演出するタイプである。PKは独特。相手キーパーの動きをよく見て冷静にコースに流し込むのでコロコロ系になる。一時と比べると勢いが落ちて正念場を迎えている甲府を救うことができるか。

64人目： GK 志村滉 (水戸ホーリーホック→ジュビロ磐田)　・・・　？？？

→　6月11日(月)にキーパーが手薄になった水戸に育成型期限付き移籍したがわずか1か月半で磐田に戻ることになった。当時はGK松井が怪我で離脱中。GK本間もミスが目立ったので「GK志村にもチャンスがありそう。」という状況だったが、間もなく、GK松井が復帰。ベンチ入りの機会すらなかった。もともと「2018年9月10日(月)まで」という短期の育成型期限付き移籍だったが切り上げて磐田復帰が決まった。

65人目： DF 金井貢史 (横浜Fマリノス→名古屋グランパス)　・・・　A-

→　豪州代表のDFミロシュ・デゲネクが退団した後、CBのレギュラーとして活躍。再開初戦の仙台戦(A)は1ゴール1アシストの活躍を見せるなど輝きを放ったがまさかの名古屋移籍となった。横浜FMユース出身でクラブ愛の強い選手だと思われていたので驚きの移籍となった。守備的なポジションであればどこでもこなすユーティリティー性が武器となる。名古屋では左SBで起用される可能性が高いだろう。

66人目： MF トロ (ゴイアス→SC相模原)　・・・　B+

→　2014年～2016年までSC相模原でプレーした元ブラジル代表が久々に復帰してくる。ポルトガル語で嵐や雨を意味する「トロ」という登録名は本名ではなくてニックネームになる。ユース時代に雨のように多くのゴールを決めていたことが由来だという。ドゥンガ監督時代にブラジル代表に召集されているがJ3で30試合に出場した2015年は強烈なインパクトを残すことはできなかった。今度はどうだろうか・・・。

67人目： FW カイオ (雲南麗江→京都サンガ)　・・・ A-

→　C大阪時代はMF香川やMF乾と絶妙のコンビネーションを見せた。もともとは中盤の選手だったがクルピ監督がフォワードにコンバートして才能が開花した。C大阪時代の2009年と横浜FC時代の2012年にJ2で2桁ゴールを記録しているが万能型のフォワードである。アシスト能力も高い。味方を使うのが上手な選手なのでFWカイオがハマったらMF岩崎やMF仙頭やMF小屋松などは良さを出しやすくなるはず。

68人目： MF 磯村亮太 (アルビレックス新潟→V・ファーレン長崎)　・・・　B-

→　昨夏に名古屋から新潟に移籍したがわずか1年で新潟を離れて長崎に移籍することになった。今夏、長崎は期限付き移籍でたくさんの選手を放出しているがいろいろなポジションでプレーできるMF磯村を獲得することに成功した。派手さはないが堅実にプレーできる点が魅力となる。新潟では主力としてプレーしていたので驚きの移籍と言える。最終ラインでもプレーできるが基本はボランチになるだろう。

69人目： GK 吉丸絢梓 (ヴィッセル神戸→徳島ヴォルティス)　・・・　D+

→　22才のキーパー。各年代の日本代表を経験してきたエリートキーパーになるがJ1での出場機会はまだ無い。2016年は、当時、J3だった大分に移籍したがここでも出場機会はなかった。実戦経験は乏しいがコスタリカ代表経験のあるGKカルバハルが契約満了でチームを離れることになった徳島に育成型期限付き移籍することになった。GKカルバハルが第2キーパーだったのでベンチ入りのチャンスはある。

70人目： DF ナタン・ヒベイロ (フルミネンセ→柏レイソル)　・・・　B+

→　DF中谷(名古屋)が抜けてCBが手薄になっていた柏が獲得したブラジル人のCB。186センチ/88キロと恵まれた体格を誇る。右足のキックは正確で攻撃の起点としても貢献できるだろう。統率力もありそうだ。不安視されるのはスピード面。動画を見る限りではスピードのあるCBには見えない。スピードが不足している外国人のCBはJリーグで苦しむケースが多いのでこの点は心配材料と言える。