■ 底知れないポテンシャルを秘めているDF菅原2016年のJ1で16位になってクラブ史上初のJ2降格を喫した名古屋は無事に1年でJ1に戻ってきた。元ブラジル代表のFWジョーを獲得するなどオフに積極的な動きを見せたが開幕2連勝を飾るなど好スタートを切った。風間監督になって2年目のシーズンとなるがすっかり「風間スタイル」は浸透している。MFガブリエル・シャビエルとFWジョーというスーパーな助っ人2人を擁している点が最大の強みとなる。
この勢いがどこまで続くのか?は興味深いところであるがユース所属で新・高校3年生のDF菅原を開幕からCBの位置でスタメン起用してきたのは驚きだった。年代別代表の常連であり、森山JAPANの主力中の主力であり、将来を嘱望されている選手なので、ベースポジションである右SBで起用されるのであれば何ら不思議はないがサブポジションと言えるCBでのレギュラー起用は相当なサプライズだった。
大胆な起用と言えたが上手くこなしている。J1の舞台でも潜在能力の高さを随所に示している。179センチなので日本人のSBとしてはサイズに恵まれており、身体能力も高くて、技術も高くて、色々なポジションで難なくプレーできる頭の良さも持っている選手なのでこのまま順調に伸びていくことが期待される。フル代表の右SBのレギュラーとして長期にわたって活躍できるだけの底知れない潜在能力を秘めている。