■ 連覇に挑む川崎フロンターレ2018年のJ1は川崎F・鹿島・C大阪の3強が中心になると考えられる。川崎FはFW大久保(FC東京)、鹿島はDF内田篤(ウニオン・ベルリン)を復帰させたが3チームとも大型補強は行っていない。派手な動きは見せていないがDAZN効果で賞金を得ているので余裕を持ったクラブ運営が出来る。ロシアW杯後は世界的に選手の入れ替えが激しくなるが夏の補強でビッグネームを獲得することは十分に考えられる。
2017年に劇的な形で初タイトルを手にした川崎Fは連覇に挑む。主要メンバーはほぼ同じ。主力の流出は無さそうな情勢である。選手の入替が少ない点は強みになる。注目はどう考えてもFW大久保である。元エースのFW大久保がいないシーズンにクラブ史上初となるタイトルを手にした。これで2018年に思うような結果を残せないとFW大久保に対する批判の声は大きくなる。並々ならぬ思いで川崎Fに戻ってくる。
良くも悪くも影響力の大きい選手なので2017年に生まれた「いい雰囲気」が壊れる可能性は無きにしも非ずである。風間体制の時とは違って「攻撃の軸」、「基本的にはずっとスタメンで起用される大黒柱の1人」としては起用されない可能性が高い。新エースのFW小林悠の負担を軽減できるほどの活躍が出来ると連覇あるいは2つ目のタイトルは見えてくる。Jリーグ王者として挑むACLでの好成績も大いに期待される。