■ 眠れる獅子と言われた清国中国は様々な分野で「眠れる獅子」と言われるケースが多い。「素晴らしい実力を持ちながら十分に力を出しきっていない人や国」を表現するときに使われる言葉であるが、もともとは「日清戦争(1894年-1895年)」で日本に敗れる前の時期の清国(中国最後の王朝)を表現するときに使われた言葉で「国土が広くて人口が多いので本気を出したら相当に凄そうだ。」とイメージから獅子が眠っている状況に例えられた。
結局、日清戦争で日本に敗れたことで「何となく凄そうだ。」、「手を出すと大変なことになるかも。」というイメージが崩壊。その後、西欧列強によって中国は食い荒らされる形になった。「眠れる獅子」ではなくて「眠れる豚」や「死せるブタ」と呼ばれるようになったので中国(清)にとって日清戦争というのは痛恨の敗戦になったが、男子サッカーの中国代表チームも「眠れる獅子」と言われるようになって久しい。
個人的に記憶している限りでは少なくとも25年以上前から中国代表は「眠れる獅子」と言われていた。「いずれ中国代表は強くなる。」、「中国が本気を出したら日本も韓国も到底かなわない。」と言われ続けてきたが、現実は韓国は9大会連続でW杯出場を果たしており、日本は6大会連続でW杯出場を果たしている。ロシアW杯のアジア最終予選も日韓両国は出場権を確保したが、中国はA組の5位で予選落ちとなった。