サッカーコラム J3 Plus+　

■　1位は13.279キロ/90分のMF高橋義(鳥栖)

J1の10節が終了した時点で出場時間が180分以上のフィールドプレーヤーは全部で256名もいるが、256名の中で90分あたりの走行距離が最も多いのはMF高橋義(鳥栖)で13.279キロ/90分となる。2位はMF蜂須賀(仙台)で13.185キロ/90分、3位はFW鈴木武蔵(新潟)で13.124キロ/90分となるが、途中出場が多いMF蜂須賀やFW鈴木武蔵とは違ってMF高橋義はスタメン出場がほとんど。その価値は非常に高い。

4位はMF岩上(大宮)で12.958キロ/90分となる。松本山雅時代から運動量の多い選手として知られているが、代名詞であるロングスローとともに運動量の多さが大きな武器になっている。5番目はMF加藤大(新潟)で12.849キロ/90分。トータルの走行距離は127.490キロで10節を終えた時点ではJ1で最多。2位のMF白崎(清水)が121.295キロなので他の選手に大差を付けている。MF加藤大は本当に良く走る選手である。

6位はMF扇原(横浜FM)で12.791キロ/90分。ゲームメーカー系のボランチは試合中に絶えず動き回ってボールを受けようとするので数値は高くなるが素晴らしい数字を残している。7位はFW赤崎(G大阪)で12.734キロ/90分。鹿島時代からスプリント回数の多い選手として有名だったが走行距離でもリーグ屈指の数字を残している。8位はMF村田和(清水)で12.601キロ/90分。J1では屈指のジョーカーである。

■　走力でもJ1屈指と言えるMF鎌田(鳥栖)

9位はFW河本(甲府)で12.566キロ/90分。10位はFWチョ・ドンゴン(鳥栖)で12.545キロ/90分となる。途中出場する機会の多い選手は後半のアディショナルタイムの分が嵩上げされるので数字が良くなる傾向にある。11位はMF奥埜(仙台)で12.524キロ/90分。MF奥埜は走行距離ランキングの上位の常連である。12位はMF鎌田(鳥栖)で12.495キロ/90分。テクニシャンで知られているが走行距離もリーグ屈指となる。

13位は元日本代表のFW前田遼(FC東京)で12.377キロ/90分。CFの選手でここまで走ることができる選手はなかなかいない。CFの選手になると10キロ/90分に満たない選手も少なくないのでFW前田遼の凄さは際立つ。14位はドリブラーのMF駒井(浦和)で12.351キロ/90分、15位はMF田中佑(甲府)で12.341キロ/90分となる。MF田中佑は今シーズンはトリプルボランチの一角でプレーする機会が多くなっている。

16位はMF野津田(清水)で12.295キロ/90分。左足のシュートが最大の武器であるが広島時代から走行距離の多い選手としても知られている。17位はU-20W杯のメンバーに選ばれているアタッカーのMF三好(川崎F)で12.227キロ/90分。18位はリオ五輪代表のMF原川(鳥栖)で12.196キロ/90分。19位はJFAアカデミー福島出身のMF金子翔(清水)で12.178キロ/90分。20位はMF青木拓(浦和)で12.167キロ/90分となる。