■ サウジアラビアを下してベスト8入りアジア杯は決勝Tがスタートした。2大会ぶりのアジア制覇を目指す日本は宿敵のサウジアラビアと対戦したが前半20分にCKからDF冨安が決勝ゴールを決めて1対0で勝利した。アジア制覇の回数は日本が4回、サウジアラビアが3回。ともにロシアW杯に出場して勝利を手にしているアジア屈指の強豪国なので「ラウンド16の中では屈指の好カード」と言われていたが日本がベスト8に進出。これで4連勝となった。
この試合の日本のボール支配率は23.7%だった。どちらかというとボールを保持して攻め込みたいタイプの日本にしては極めて珍しいほどの低いパーセンテージだったがサウジアラビアがどのくらいの決定機を作ったのか?というと非常に少なかった。後半17分にDF吉田が軽率な対応を見せてサイドを突破されたシーンは「サウジアラビアにとって最大の決定機」と言えたがそれ以外はほとんどなかったと言える。
この試合はGK権田がスタメンで起用されたが「GK権田の見せ場」は少なかった。彼の好セーブでピンチを防いだ回数はゼロ。サウジアラビアは15本のシュートを放っているのでシュートチャンスは少なくなかったが枠に飛んだシュートはほとんどなかった。サウジアラビアにとって痛かったのはセットプレーがほとんどチャンスにつながらなかった点になる。CKやFKを獲得する回数は多かったが日本の守備陣が対応した。