右サイドバック/ウイングバック編→ このポジションのブレイク候補として真っ先に名前が浮かんでくるのは昨年の秋に行われたU-19アジア選手権を制して初のアジア王者に輝いた東京世代の選手たちである。U-19アジア選手権のときに内山JAPANに召集された右SBはDF藤谷(神戸)とDF岩田(大分)とDF初瀬(G大阪)の3人だったが、U-19アジア選手権のときは選考外だったDF柳(FC東京)とDF小島雅(仙台)の2人も高い能力を持っている。
内山JAPANの右SBのレギュラー争いに絡んでいるのはこの5人になるが総合力では大差はない。横一線と言えるが、同大会で一番活躍が目立ったのはDF藤谷(神戸)だった。持ち前のスピードと推進力を生かして右サイドアタックの中心になった。東京世代の右SBの中では最もポテンシャルの高い選手と言える。クラブではDF高橋駿が不動の右SBとして君臨しているが今シーズンは地位を脅かして出場機会を獲得したい。
攻撃力の高いDF小島雅(仙台)も将来が楽しみな選手と言える。170センチとサイズには恵まれていないが身体的な能力が高くてCBでもプレー可能。今シーズンの仙台は3バックを採用する可能性が高まっているが熾烈な右WBの競争に割って入る可能性はある。対照的にDF柳(FC東京)は183センチとサイズに恵まれた右SBでダイナミックなプレーがウリとなる。まずはJ3リーグのFC東京U-23で存在感を発揮したい。