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http://blog.with2.net/vote/?m=v&id=113086■ 奮闘する中堅世代左右のSBのポジションは、世界的に見ても層の厚いポジションで、今の日本サッカー界のストロングポイントの1つと言える。DF長友(インテル)、DF内田(シャルケ)、DF酒井宏(ハノーファー96)、DF酒井高(シュツットガルト)、DF安田(フィテッセ)らが欧州でプレーしているが、Jリーグでプレーしている選手の中にも力のある選手は何人もいる。
その筆頭に挙げられるのは磐田のDF駒野で、森下監督のときは右WBでプレーして、長澤監督になってからは右SBに戻ったが、相変わらず、質の高いプレーを見せている。チームは17位と低迷しており、フォワードの選手が決められないシーンが多いので、アシスト数は伸びて来ないが、精度の高いクロスは健在で、日本代表でも欠かせない選手である。
中堅どころでは、川崎FのDF田中裕とC大阪のDF酒本の2人がいいプレーを見せている。DF田中裕は風間監督が就任してからボランチで起用されたこともあったが、右SBでプレーするときがもっともスムーズである。守備での貢献度も高いが、今シーズンは、ゴール前のいいいところに顔を出して来るケースが多くて、決定的なチャンスによく絡んでいる。
C大阪のDF酒本はセレッソ一筋で11年目を迎えた。オフにDF新井場とDF椋原が加入したため、左右のSBは熾烈なポジション争いが行われているが、今シーズンも右SBのポジションのファーストチョイスになっている。精度の高い右足のアーリークロスが大きな武器となっていて、判断力の確かさと技術の高さを駆使したビルドアップでもチームに貢献している。
■ SBのニューフェイス昇格組の中では、甲府のDF福田と湘南のMF古林の2人が光るプレーを見せている。DF福田は東京V時代の2008年以来のJ1でのプレーとなったが、ここまでのパフォーマンスはJ1の右SBの中では、トップレベルである。6節の柏戦では見事なFKを決めているが、SBのポジションでこれだけキックの精度が高い選手はなかなかいない。
一方、湘南のMF古林は「その能力をフルに発揮している。」とは言えないが、思い切りの良さはJ1でも目立っている。受け身になる試合が多いので、守備に追われる展開になることも少なくないが、両WBの攻撃力は湘南の武器なので16位から浮上するためには、MF古林とMF高山のさらなる頑張りが不可欠である。
ニューフェイスも何人か出現しているが、大宮のDF今井と新潟のDF川口の2人が注目を集めている。ベルデニック監督は当初はDF渡部を右SBで起用しており、彼のプレーも良かったと思うが、6節以降、大卒ルーキーのDF今井がスタメンで起用されるようになって、完全に右SBに定着した。大宮ユースの先輩・後輩のポジション争いは非常に面白いところである。
新潟のDF川口は2011年のU-17W杯でベスト8に入った94ジャパンの右SBで、将来を嘱望されている期待の若手の1人であるが、ユースから昇格して1年目の春から右SBのレギュラーを確保した。「技術が高くて、身体能力が高くて、攻撃的なセンスもある。」という相当な逸材で、リオ五輪代表チームの右SBのレギュラーの最有力候補と言える。
右WBの選手では、広島のMFミキッチの存在感が際立っている。怪我のためシーズンの序盤は欠場していたが、そのときはサイド攻撃が機能せず、広島らしさを見せられなかったが、4節の清水戦からスタメンに復帰して、違いを感じさせるプレーを見せている。ここに来て20歳のMF井波が力を伸ばしているが、MFミキッチがいるか、いないかの差は大きい。
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