■ G大阪の監督はポヤトス監督で決まりか!?なかなか決まらなかった2023年のG大阪の後任監督だったが徳島のポヤトス監督の就任が確実となった。途中就任で何とかJ1残留に導いた松田浩監督の続投のみならず、J2の岡山を3位に導いた木山監督も候補に浮上したが進展せず。数日前にポヤトス監督の招聘に乗り出してポヤトス監督自身もG大阪からのオファーがあることを認めたが、結局、徳島を離れてG大阪の監督に就任することがほぼ確定した。
スペイン出身のポヤトス監督は徳島で2年間指揮したが2021年はJ1で17位。無念のJ2降格となった。2022年はシーズン途中から負けなしが続いたが最終節で6位から8位に転落してプレーオフ出場を逃した。「J2降格→プレーオフ出場ならず」なので結果を残しているわけではないがチーム作りには定評がある。今シーズンの徳島はわずか6敗のみ。42試合で35失点のみというのはJ2制覇を果たした新潟と同じだった。
失点が非常に少ないチームなので「守備的なサッカー」、「守備の組織を作るのが上手な監督」と言われることもあるが典型的なスペインサッカーである。ボールを支配してボール支配率を高めることで相手に攻撃の機会を作らせない。カウンターを食らうと失点を喫する確率は高まるので「変なボールの失い方をすること」は嫌うタイプである。必要以上にリスクを冒すことはせずに丁寧にボールをつなぐスタイルになる。