■ FW山田寛人が仙台に育成型期限付き移籍カタールW杯は3節がスタートした。カタールの地を去らざるえないチームが出てきたがJリーグの移籍市場はようやく活発になって来た。11月30日(水)もたくさんの移籍が成立したが大型補強を敢行する仙台はFW山田寛(C大阪)を育成型期限付き移籍で獲得した。2022年はJ1で20試合に出場して4ゴールを挙げるなどプチブレイクした大型フォワードなので「このタイミングでの仙台行き(復帰)」というのは驚きだった
FW山田寛は2020年に仙台でプレーしている。この年は19試合で2ゴールを挙げている。仙台はFW中山仁が残留したがFW富樫敬がJ1の鳥栖に流出したのでFW山田寛は2トップの一角で起用される可能性が高い。レンタル期間を延長して仙台に残留したMF中島元はC大阪U-18の同期になる。ユースの時も、C大阪U-23のときも、いい関係を築いた2人なので仙台でも「ホットラインを形成すること」が期待される。
J1のC大阪で一定以上の出場機会を得た選手の育成型期限付き移籍なので「サプライズ移籍」と言えるがC大阪は似たレベルのフォワードをたくさん擁している。期限付き移籍のFWブルーノ・メンデスはレンタル終了が濃厚。豪州代表のFWアダム・タガートも退団する可能性があるがFW加藤陸がいて、FW上門がいて、高校3年生のFW北野颯がいて、さらには期限付き移籍中のFW藤尾(徳島)とFW西川潤(鳥栖)もいる。
J2で10ゴールを挙げてU-21日本代表でも活躍しているFW藤尾はレンタルバックが有力、FW西川潤はレンタル延長も考えられる。FWレオ・セアラを獲得できたら彼が「フォワードの軸」になると思うがそれ以外の選手はFW加藤陸が少しリードしている程度。似たレベルの選手をたくさん抱えておくのはクラブにとっても選手にとってもあまり宜しくない。プレー時間を上手い具合にシェアするのはなかなか難しい。