■ FW仲川(横浜FM)の移籍が確実参入決定戦が終了していよいよ本格的にストーブリーグが開幕したが31試合で7ゴール6アシストを記録してリーグ制覇に貢献した元・日本代表のFW仲川(横浜FM)の移籍が確実となった。2019年にはJリーグの得点王&MVPに輝いている横浜FMのスター選手なので驚きのニュースと言える。FC東京への移籍が確実視されているが「4-1-2-3」を採用するFC東京では右ウイングの位置で起用される可能性が高い。
「FC東京と3年契約を結ぶ。」、「横浜FMも慰留に努めた。」、「ゼロ円移籍になる。」と報道されている。2022年のFW仲川の推定年俸は6,200万円。FC東京に移籍することで年俸は8,000万円あたりになると考えられる。チームの顔の1人なので、当然、横浜FMは残ってほしかったと思うが「30歳という年齢」、「怪我の多い選手であること」、「過去に大怪我をしていること」を考えると3年契約は提示しにくい。
条件面でFC東京が上回ったので移籍を決断したと思うが現時点では「win-win-winの移籍」と感じる。昨オフも横浜FMは主力だったMF扇原が神戸に移籍したが30歳を超えた選手に対しての評価はシビアである。主力や人気選手であったとしても対応はかなりドライである。一方のFC東京は「右ウイングの即戦力(実績のある選手)」、「スピードのある選手」が必要だった。FC東京にはまる可能性はまずまず高いと言える。
当然、年俸がアップすると思われるFW仲川にとってもメリットは多い。愛着のあるクラブを離れるのは辛いと思うが今シーズンのリーグ戦は31試合のうち、スタメンが15回のみ。途中出場の方が多かった。横浜FMは駒が豊富なので「スタメンはほぼ決まり」と言えたのはGK高丘とMF岩田の2人だけ。FWアンデルソン・ロペス、FWレオ・セアラ、MFマルコス・ジュニオールなどもベンチスタートになることが多かった。