■ FWジュニーニョ、FWフッキ、MFレナト・・・。川崎Fも「新外国人選手を発掘する能力」が非常に高いクラブである。クラブのレジェンドであるFWジュニーニョはJ1では264試合で116ゴール、J2では78試合で65ゴールを記録した。2004年はJ2、2007年はJ1で得点王に輝いているが圧倒的なスピードを武器にJ2だった川崎FをJ1屈指の強豪クラブに引き上げた。MF中村憲とホットラインを築いたが「帰化をして日本代表入りを熱望している。」と報じられたこともある。
2014年のブラジルW杯のときにセレソンのレギュラーとして活躍した元・ブラジル代表のFWフッキも川崎FでJリーグキャリアをスタートさせている。2005年に川崎Fに加入したが当時はまだ18歳だった。川崎Fでは出番に恵まれなかったが札幌や東京Vでゴールを量産した。圧倒的なパワーとスピードを武器に主にJ2の舞台で躍動したが無類のトラブルメーカーとしても知られている。当時の関塚監督を大いに悩ませた。
FWジュニーニョの後、クラブの10番を背負ったテクニシャンのMFレナトも印象的な選手である。打開力とキック精度を武器にゴールとアシストを量産した。最近の選手ではCBのDFジェジエウもJリーグでトップクラスの選手と評価されている。CBのDFジェシ、右SBのDFエウシーニョも優秀な選手である。DFエウシーニョは清水に移籍した。川崎Fはブラジルから選手を獲得するケースが多いが成功確率は相当に高い。