10位 : MF 長谷川アーリアジャスール (大宮アルディージャ→名古屋グランパス)→ 2014年はC大阪、2016年は湘南、2017年は大宮でJ2降格を経験。2013年の末にFC東京を飛び出してC大阪に移籍してからは苦しい流れが続いている。サイズがあってテクニックがあって運動量もまずまず多いがJ1の舞台では良さを出せない試合がほとんどである。それでも名古屋が手を上げて個人残留を果たした。「ポポヴィッチ監督の元でしか輝けない。」というレッテルを剥がすラストチャンスと言える。
9位 : MF 三好康児 (川崎フロンターレ→コンサドーレ札幌)→ 五輪代表の10番を託されている期待のアタッカーであるが2017年は13試合で1ゴール2アシスト。出場機会に恵まれなかった。試合に出続けて経験を積まなければいけない時期に差し掛かっているので期限付き移籍という決断は大正解と言えるがシャドーの位置の層が極めて厚い札幌を移籍先として選んだ点はクエスチョンマークを付けざる得ない。攻撃の中心としてプレー出来そうなチームを選択した方が良かった。
8位 : DF 那須大亮 (浦和レッズ→ヴィッセル神戸)→ 36才になった経験豊富なベテランは2013年~2017年まで浦和でプレーした。2013年には32試合で9ゴールを記録。J1のベストイレブンに選ばれるなど大きなインパクトを残した。熱いプレーを披露して浦和のサポーターに愛されて惜しまれつつ神戸に移籍する。ムードメーカーにもなれるので人間性にも優れた選手であることは間違いないがDF伊野波ならびにDF北本とは役割的にもポジション的にも重なる。
7位 : FW モルベッキ (ロアッソ熊本→ジュビロ磐田)→ 途中加入したがJ2で6試合の出場のみ。降格圏の21位でシーズンを終えた熊本でもほとんど出番はなかった。20才と若くて、かつ、185センチという長身。強化に携わっている人の誰かが潜在能力の高さを買って獲得に乗り出したと推測できるが難しいチャレンジであることを否定するのは難しい。磐田はJ2のフォワードを獲得するケースが多いチームの1つであるがこのパターンの失敗例が非常に多い。
6位 :MF 鈴木雄斗 (モンテディオ山形→川崎フロンターレ)→ 山形では10番を託されるなど期待度は高かったが31試合で5ゴール。2017年はWBの位置で新境地を開拓したがJ1王者の川崎Fへの移籍は驚きだった。過去6年間はずっとJ2が主戦場だったのでついにJ1の舞台でプレーできるチャンスを得たがライバルは超強力。「大きなチャレンジ」、「ようやく巡ってきたチャンス」ということもできるが「勝ち目が薄いチャレンジ」であることを否定するのは難しい。
5位 : MF 小泉慶 (アルビレックス新潟→柏レイソル)→ 2017年もレギュラーで起用されたがボランチとしては今一つ。最終的には右SBが基本ポジションになった。動向が注目される中、個人残留を果たしたが、「ボランチとしてフル代表に絡めるような選手に育っていくのか?」、「いくつかのポジションでプレーできる使い勝手のいい便利屋におさまるのか?」の分岐点を迎えている。後者の道を進む可能性を高める移籍になったのでは?と危惧する。
4位 : MF チョン・ウヨン (重慶力帆FC→ヴィッセル神戸)→ 総額20億円以上と言われるFWジョー(名古屋)の契約は驚いたがそれ以上の驚きだったのはMFチョン・ウヨンの契約内容である。3年契約で年俸は3億1,000万円と報じられている。韓国代表でも主軸。J1屈指のボランチであることに疑いの余地はない。大きな戦力になるのは間違いないが「FWジョーの契約がお買い得」に感じるほどの破格の条件である。チーム内のバランスを壊すことにつながりかねない契約である。
3位 : DF ティーラトン (ムアントン・ユナイテッド→ヴィッセル神戸)→ 提携枠での加入となる。「アジア屈指のプレイスキッカー」と言われているが課題は守備面。ACLのプレーオフの柏戦は左WBでプレーしたが裏のスペースを突かれる場面が非常に多くて守備に回ったときは穴になっていた。タイブームがさらに過熱するのか?否か?は彼とFWティーラシン(広島)にかかっているが・・・。攻撃陣の層が薄くて2列目で起用してもらえるチームの方が良かったのではないか。
2位 : GK 菅野孝憲 (京都サンガ→コンサドーレ札幌)→ 韓国代表クラスの実力を持つ195センチのGKク・ソンユンが正キーパーとして君臨する札幌に敢えて飛び込んできた。当然のことながら、2番手キーパーに優秀な選手を抱えているチームは万一の時も慌てなくて済むがGKク・ソンユンか、GK菅野のどちらか片方しか試合に出場できないのは相当に勿体ない話である。これだけ実績のあるキーパーなのでチームにもたらすプラスの面は少なくないと思うが・・・。
1位 :FW ウェリントン (アビスパ福岡→ヴィッセル神戸)→ J2で36試合で19ゴールを記録した実力に疑いの余地はない。献身的なプレーで守備面での貢献度も高いスーパーなCFであるがシンプルなサッカーで力を発揮するタイプの選手である。彼中心のサッカーになることは考えにくい神戸を移籍先に選んだのはチョイスミスのように感じる。ここに来てクラブを挙げて「バルサ・スタイル」への転換を図っているが、であればなおさらFWウェリントンは生きづらくなる。
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