■ ジンクスはまたしても健在Jリーグは折り返し地点を過ぎた。J1は川崎F、J3は秋田が独走状態になっているがJ2は大混戦になっている。今シーズンはプレーオフがなくなったが開幕前に上位候補に挙げられた磐田・大宮・千葉・山形・岡山・松本山雅が中位以下に沈んでいるのを尻目に「徳島・福岡・北九州・長崎の4強」を中心とした昇格争いになっている。ただ、まだ18節あるので5位の京都、6位の新潟、7位の甲府にもチャンスはある。
「どこが昇格争いを制するのか?」は興味深いが今シーズンのJ2は「西高東低」になっている。Jリーグは基本的には「東高西低」なので『珍しいシーズンになっている。』と言えるが東のチームでは山形・大宮・千葉が低迷している。西日本で活動するクラブの頑張りが目立っているが中でも福岡の2チームの頑張りは称賛に値する。両チームが激突した24節の福岡ダービーはソールドアウト。大きな注目が集まった。
「福岡ダービーがここまで注目されたのは過去になかった。」と言えるほどの注目度だったが前半5分と後半27分にFWフアンマ・デルガドがゴールを決めて2対0でホームの福岡が勝利した。開幕戦で激突したときもアウェイの福岡が勝利しているので「今シーズンの福岡ダービーは福岡がダブルを達成した。」と言えるが福岡はクラブ新記録となる9連勝を達成。破竹の快進撃を続けてついに2位の北九州を追い抜いた。
「5の倍数年の福岡は強い。」というジンクスがあるが1995年・2005年・2010年・2015年にJ1昇格を達成している。(※ 2000年はJ1所属だった。)このジンクスにハッキリとした理由は存在しないので「全くの偶然」だと思うが至るところでジンクスのことを取り上げられると選手やサポーターはその気になる。「根拠はないけれども今年は行けそうな気がする。」という選手やサポーターは少なくないと思われる。