サッカーコラム J3 Plus+　

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【J2】 2020年-2021年オフの移籍市場注目銘柄・30名を挙げてみた。 (フォワード編) (下) | | |　

21人目： FW 佐藤寿人 (ジェフ千葉)

→　スタメン起用された11節の松本山雅戦(H)では「らしいゴール」を決めて健在ぶりを示した。出場機会が増えるかに思えたが長身フォワードを重視する尹晶煥監督の評価は低くて「フォワードの5番手 or 6番手くらい」である。出場した4試合はいずれも前半のみで下がっているのでかなり不本意なシーズンになっている。38歳になったので「現役引退」も十分に考えられるが完全燃焼はできていないだろう。

22人目： FW 晴山岬 (町田ゼルビア)

→　帝京長岡高出身。冬の高校選手権で大活躍して大きな注目を集めた。MF谷内田(京都)との2枚看板で新潟県勢として初のベスト4進出を果たしたがプロ1年目の今シーズンはJ2で1試合の出場のみ。6節の水戸戦(A)でスタメン起用されただけとなる。8月初めには新型コロナに感染するなど難しいシーズンになっているが年代別の日本代表にも何度も招集されている。他クラブに修行に出すことも考えられる。

23人目： FW 川又堅碁 (ジェフ千葉)

→　昨シーズン限りで磐田との契約が満了。なかなか所属先が決まらずに練習生として千葉のキャンプに参加することになった。「FW川又の移籍先がなかなか決まらなかったこと」は昨オフのJリーグの移籍市場のサプライズの1つだったが17試合で5ゴール。FWクレーベやFW山下敬がいるので「常時スタメン」というわけではないがコンスタントにゴールに絡んでいる。まだ30才なのでJ1でもやれそうな選手である。

24人目： FW 玉田圭司 (V・ファーレン長崎)

→　ついに40才を迎えたがここまで9試合に出場して2ゴール1アシスト。手倉森監督は大胆なターンオーバーを採用しているので過密日程になったときにスタメンで起用されるケースが多くなっているが十分な活躍を見せている。精度の高い左足は健在。イマジネーションも豊富である。「O-40日本代表があればFW玉田がエースになるだろう。」と言える。スピードやキレもそこまで落ちていないのは素晴らしい話である。

25人目： FW 野田隆之介 (京都サンガ)

→　オフに京都に移籍した。J2でプレーするのは湘南時代の2017年以来だったが「FWピーター・ウタカに次いでチーム2位となる4ゴール」を記録するなど存在感を発揮しており、20試合で4ゴール3アシストを記録している。スタメンが9回、途中出場が11回なので、途中出場するケースも多くなっているがコンスタントにゴールに絡んでいる。185センチとサイズに恵まれており、ポストワークはJリーグ屈指である。

26人目： FW イバルボ (V・ファーレン長崎)

→　18試合で2ゴール4アシストを記録している。スタメンは5回のみ。途中出場が13回なのでスーパーサブ的な存在になっているが「彼が投入されてから長崎がペースを握る展開になる試合」は多い。稼働率の低さや高額と思われる年俸はネックとなるが「J2の中ではスペシャルな選手」である。188センチの長身で身体的な能力は非常に高いがテクニックもある。いい形でボールを持たれたら止めるのは難しい。

27人目： FW 中野誠也 (ジュビロ磐田)

→　FWルキアンとFW小川航がいるのでスタメンで起用される回数はあまり多くなかったが短い時間で結果を出してここ最近は出場時間が増えている。19試合で5ゴールを挙げているが「586分の出場時間で5ゴール」なので得点ペースは相当に高い。「大学ナンバー1のストライカー」と評価されてプロ入りを果たしながらなかなか力を出せていなかったがようやく結果を出せるようになったことで評価は上がっている。

28人目： FW 藤本佳希 (愛媛FC)

→　悪くないサッカーを見せているが下位に低迷する愛媛FCにとって2020年は厳しいシーズンになっているがエースストライカーのFW藤本佳が11試合でノーゴール。結果を出せていないのは大きな誤算と言える。昨シーズンは39試合で9ゴール1アシストを記録する活躍を見せたがなかなか初ゴールが生まれない。評価は下がっているが「体が強くて点も取れるストライカー」なので興味を示すクラブはあるだろう。

29人目： FW 高木彰人 (松本山雅)

→　2019年の前半戦はG大阪U-23でプレー。19試合で11ゴールと爆発して昨夏に山形に期限付き移籍したが10試合で1ゴールに終わった。昨オフに松本山雅に加入したが11試合で0ゴール0アシスト。8試合でスタメン起用されているのでそれなりにチャンスを与えられているがなかなか結果を出せていない。G大阪に復帰する可能性は低いが能力は高い。「自分に合ったチーム」を見つけられると爆発する可能性も・・・。

30人目： FW クレーベ (ジェフ千葉)

→　来日1年目の2019年はJ2で38試合で17ゴールと活躍したが今シーズンは低調。怪我の影響もあって16試合で3ゴールのみ。FW川又ならびにFW山下敬が加入したこともあってベンチスタートになる試合も多くなっている。期待を裏切るシーズンになっているが187センチと高さがあってシュートは正確。J1でもコンスタントにゴールに絡めそうな選手である。ブラジル代表として2試合に出場して経験を持っている。

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