■ いよいよアジア2次予選が開幕いよいよ2022年のカタールW杯のアジア2次予選が開幕した。7大会連続のW杯出場を目指す日本代表はアウェイでミャンマーと対戦した。同国は1948年から1989年まではビルマという国名だった。1966年と1970年のアジア大会を制している。1960年代はアジアの強豪国として活躍したがW杯に出場した経験はない。2次予選の初戦はアウェイでモンゴルに0対1で敗れた。ミャンマーのFIFAランキングは135位となる。
日本は「4-2-3-1」。GK権田(ポルティモネンセ)。DF酒井宏(マルセイユ)、DF冨安(ボローニャ)、DF吉田(サウサンプトン)、DF長友(ガラタサライ)。MF橋本拳(FC東京)、MF柴崎岳(ラ・コルーニャ)、MF堂安(PSV)、MF南野(ザルツブルク)、MF中島翔(FCポルト)。FW大迫(ブレーメン)。スタメン11人の中で海外組が10人。ボランチのMF橋本拳のみがJリーガーとなる。MF橋本拳は国際Aマッチ出場は4試合目となる。
ベンチスタートになったのはGK川島(ストラスブール)、GKシュミット・ダニエル(シントトロイデン)、DF植田直(セルクル・ブルージュ)、DF畠中(横浜FM)、DF安西(ポルティモネンセ)、MF原口(ハノーファー)、MF遠藤航(シュツットガルト)、MF板倉(フローニンゲン)、MF久保建(マジョルカ)、MF伊東純(ゲンク)、FW永井謙(FC東京)、FW鈴木武蔵(札幌)の12名。23名の中でJリーガーは4人のみ。過去最少になった。
■ 後半は停滞するも・・・。試合は大方の予想どおりで日本ペースで進んでいく。圧倒的にボールを支配して攻め込むと前半16分に相手のカウンターを高い位置で食い止めて逆・カウンターを仕掛けるとDF冨安のパスを受けたMF中島翔が得意のエリアから放ったミドルシュートが豪快に決まって日本が先制に成功する。相手のカウンターを体を張って食い止めたMF堂安の切り替えの早さとボールを奪い切った守備が光った。
さらに前半26分には細かいパス回しからMF堂安が左足でシュート。こぼれ球を自ら拾ってファーサイドにクロスを入れるとフリーになっていたMF南野がヘディングシュートを決めて追加点を奪った。MF南野は先日のパラグアイ戦に続いて2試合連続となった。森保JAPANになってからは7ゴール目。FW大迫と並んで森保JAPANにおける最多ゴーラーになった。前半は2対0と日本がリードを奪って折り返した。
さらなるゴールラッシュが期待された後半だったが攻めあぐねる展開になった。セットプレーの機会は多かったがなかなかチャンスにつながらない。逆に後半9分には相手のFKから立て続けにシュートを放たれるなど危ないシーンも作られるようになった。MF伊東純、FW鈴木武蔵、MF久保建という攻撃的な選手を次々に投入した日本だったが追加点は奪えず。後半は失速したがそれでも2対0で勝利を飾った。
■ 切り替えの早さが光った1点目後半にも2点くらいゴールを奪って4対0くらいのスコアで勝利出来れば完勝だったと言えるが後半は停滞した。ミャンマーの頑張りもあって難しい展開になったが大事なのは勝ち点「3」を獲得することである。バランスを崩して3点目を狙う必要性は全くないシチュエーションだったことを考えると森保監督のチームらしい戦い方になった。「3点目を奪うこと」よりも「無失点に抑えること」に重きを置いた戦いになった。
3点目を取れなかったのは残念だったが前半は良かった。特に2点目を奪うところまではほぼ完璧だったと言える。前半16分という、比較的、早い段階で先制ゴールを奪うことが出来たのも良かった。MF中島翔のミドルシュートが相手ゴールをこじ開けたが得意のエリアからの豪快なシュートだった。どのチームと対戦した場合でも先制ゴールは重要になってくるので新しい日本の10番が「価値あるゴール」を決めた。
先制ゴールの場面はとにかく「攻」から「守」への切り替えの早さが見事だった。日本のCKを跳ね返したミャンマーがカウンターに移ろうとしたがすぐに日本の選手が集まってきてボールを奪い返した。直接的にボールを奪取したのはMF堂安だったが素晴らしい守備だった。MF堂安は2点目のMF南野のゴールもアシストしているので2ゴールに絡む活躍だった。ボールに触る回数は多くなかったが十分な活躍だった。
■ 次の試合はホームのモンゴル戦MF南野はパラグアイ戦に続いて2試合連続ゴールとなった。フリーでのヘディングシュートだったがきっちりと枠に飛ばした。174センチと背の高い選手ではないこともあって「ヘディング」のイメージはあまりないが確実にヘディングでネットを揺らした。これで森保体制になってからは最多タイとなる7ゴール目。トップ下の定位置を確保しつつある。この日は「新・ビッグ3」と言われる2列目の3人が仕事をした。
3点目を取れていたらその後の戦い方は楽になったと思うが最後まで3点目は奪えなかった。セットプレーのチャンスはたくさんあったがなかなかゴールにつながらず。高さの部分では日本がかなり有利だったと思うが簡単に跳ね返されるシーンが目立った。この日はMF中島翔がキッカーを務めるケースが多かったが「プレイスキックのスペシャリスト」というわけではない。スペシャルなキッカーの台頭が期待される。
白星スタートの日本は10月10日(木)にホームでモンゴルと対戦する。モンゴルはここまで1勝1敗。初戦でミャンマーに1対0で勝利している。FIFAランキングはF組の5チームの中では一番下の187位。よほどのことがない限りは日本が圧勝すると思うがホーム初戦なのですっきりした展開で勝ち点「3」を獲得したい。タジキスタンが2連勝スタートなので10月15日(火)に行われるアウェイのタジキスタン戦が山場になる。
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