アビスパ福岡→ 井原監督が勇退してイタリア人のファビオ・ペッキア監督が就任。新しいスタートを切った福岡だったが開幕から4試合勝ちなしと出遅れた。その後もなかなか調子は上がらずに16節を終えた時点で4勝8敗4分けで勝ち点「16」。18位と低迷した。監督交代を求める声が大きくなっていた中、6月3日(月)にペッキア監督が突如として「家庭の事情」で退団することが発表された。電撃的な退任劇となった。
クラブOBである久藤清一監督が就任。再スタートを切ったが就任初戦の水戸戦(A)は2対4で大敗。波乱のスタートになった。17節を終えた時点では降格圏となる21位に転落。J3降格の危機を迎えている。16位の千葉との差は「3」なので上との差は広がっていないがプレッシャーのかかる状況になっている。久藤清一監督はトップチームを率いるのは初めてになるがいきなり大変な状況になっている。
監督が交代したばかりなので「今後、チームの内の序列が大きく変わる可能性」はあるが、今シーズンの福岡は少数精鋭。保有している選手の数が少ない。選手層は薄いのでスタメン選びのときの選択肢は限られる。近年、Jリーグにやって来る外国人監督は「少数精鋭」を好む指導者が多いが今シーズンの福岡についてはこのやり方が上手くいっていないように思う。選手層の薄さというのは致命的である。