はてなキーワード: 賢者タイムとは
どうしよ。なんも面白いことが無い
「興味のあること」が無い
惰性で続けていることはあるけど
なんかもう面倒臭い
面倒
だからと言って「この話題好きだろ」と押し付けてくる(同じ話題ばかりの)discoverとか眺めるのも息が詰まる
寝る前に流しておく動画…特定ジャンルのものばっかりだったけどソレも飽きた
でも、こんなにダラけたメンタルなのに脳内は多動だから瞑想辛い
寝てる間は思考してないよな?と思ってるんだけど、もしかして違うのかな?
それじゃあ疲れるわけだわ
昨日あたりまでブラックフライデーに便乗して買い物しまくっていたから「ネットで物を探す」のがちょっと楽しかったけど
「今回の買い物はこれくらいにしといてやろう」と最後のものをポチった後、賢者タイムみたいになってしまった
(もう一個だけいま欲しいかな?と思っている物があるんだけど、値下げ時期を逃してしまったので躊躇している程度。もう、考えるの面倒だからポチるか)
そもそもこの定期的なセールを口実にして買い物をするの自体、ただのストレス発散だし。要らんもん結構買う
普段はネットでは定期便で何品か勝手に届く程度の買い物しかしないのに
全部間違ってる
生き方が下手過ぎる
★★★★☆4 エロ同人に夢は見てえけどその夢は見たくなかったし間違えて届いたチキンは冷めた
貴重な屈強低音成人男性受けかつ無様リョナエロ同人音声が半額セールだ (モブ声あり・ゴブリン疑惑のあるショタ攻めなど若干の苦手はあるがとにかく低音が貴重なので目を瞑る)!勝鬨100デシベル!ブオオ〜〜w!!
つって喜び勇んで飛びついたんすよ
「何でもするから……!」
「ん?今何でもするって言ったな?」
って下りで「今シコってんだから笑わすなや……当たり判定がデカすぎる!事故とはいえTPOどうなってんだTPOは」ってなったんですけど次の瞬間
「ウッス!」「ありがとナス!」「あ〜いいっすね〜」
と畳み掛けるようにモブが言い出し、ウワアアア!!!と叫びながら卓上調味料を全部倒してしまいました
主演の方の演技のお陰でまだギリ萎えずに持ちこたえましたが、たぶん異物混入とか景品表示法違反とかに抵触すると思います
挙句ショタが恩人である主演へのモブレに加わった上に言葉責めをするわ賢者タイムで謝り始めるわで「嫌な生々しさ、生々シーサー」「子供が「犯す」って言葉知ってるわけねえだろ!」「姿はショタだが巨根だし魂がクソガキゴブリンの形をしている」って感じだし、そもそもモブの声がデカすぎて主演の声があんまり聞こえず、「AVで女優は可愛いのにカメラワークが下手で男優のきたねえケツしか映らない」みたいな体験を音声作品でするとは思いませんでした
「はぁ……あんまりだから衛◯切◯のイ◯ヤ身代わりリョナモブレ逆アナル定食で口直しするか……」
と思いつつ、昼なのでUber Eatsでバーガーキングのワッパー2つセットを頼んだらケンタッキーの肉4切れポテト無しが届いており、ふと視界が歪んだと思った直後気が付いたら4時間ほど気絶するようにふて寝をしていました こんなのってありますか 俺がなんかしましたか あんまりじゃないっすか
ちなみに当方はVTuberをやっているのですが、前日にTwitterにニャン作(本当にかわいい。いつも無料音源素材をくれたり脳内で励ましてくれてありがとう)のぬい撮りを上げる際に
「VTuberたる者うっかり生身を晒してはな……と黒手袋を付ける」×「指挿れ*パペットたる者ニャン作には指を挿れなくてはな……」
という遊びをやっていたので、その呪いかもしれません 何だよ呪いって 宿儺の指じゃねえんだぞ
主演の声とお芝居は本当にメチャクチャ好みでした。シチュエーションもチンポへの根性焼き・ガチ踏み付けや、本来なら勝てるはずの相手に特殊条件で負けざるを得なくなった圧倒的強者の懇願と悲鳴など、ずっと求めていたものだったので譲歩と感謝を込めてギリギリ星4です
https://www.youtube.com/watch?v=L0dxByaPWhM&ab_channel=ChemicalBrothersVEVO
エロさ★☆☆
内容はクラシック以外の音楽に乗って新体操をするという明るい調子のもので、表情が明るく、楽しそうに演技しているので見ていて気持ちがいいし、元気が出る。努力が報われて優勝してるし、楽しいストーリー。
https://www.youtube.com/watch?v=Tvz-eD2EXnw
エロさ★★☆
曲名のBadunkadunkとは、女性の魅力的なお尻を意味する俗語で、その名の通り黒い陸上ブルマーで走るシーンがある。それだけでなく、スポブラにだぼっとした短パンでバスケをするシーンがある。上半身と下半身の露出度に差があるのとか、長袖レオタードとかスポブラジーンズとかがド性癖なので好き。
参考画像。
夏帆、上半身と下半身の露出の差がたまらない“フェチ詰め込み”ショット公開
大河もも、上半身と下半身の露出ギャップが激しいハイレグ姿を披露「刺激的で目が覚めた」 (2022年3月17日) - エキサイトニュース
曲も気楽な感じがして聞いていて楽しくなる。
https://www.youtube.com/watch?v=qetW6R9Jxs4&ab_channel=MinistryofSound
エロさ★★★
女性ばかりのエアロビに紛れ込んでしまった男性視点のPV(男性のめっちゃ幸せそうな満面の笑顔がおかしい)。アップテンポで楽しい曲だが、超ハイレグレオタードにブルマー姿など、あまりにも露骨。とはいえ、エアロビが流行っていた当時の動画を見てみると、実際にあれくらいのハイレグは実在していたので、ブームとは恐ろしいものだ。
コメントを見ると「毎日この動画を見ています、おかげで右腕が鍛えられました!」というのがある。実際アップテンポなのでそういう意味でもムラムラする曲。
※以下余談
https://www.youtube.com/watch?v=iSSAk4XCsRA&ab_channel=XHITDaily
手足を広げてジャンプする運動を検索するとトップに出てくる動画。こういう普通に運動するだけなのに妙にムラムラする。本人があまりエロくないと思っているのにエロいというのが好きなんだろうか。
https://www.youtube.com/shorts/wa2yKJKAaDw
スペインの陸上選手。上半身白のスポブラ、下半身青のブルマが性癖にハマる。自分が好きなのは、青が似合う女性だ。
ttps://www.youtube.com/shorts/Pi5HF-OUI-A
https://www.youtube.com/watch?v=POmuoyiKq3E&ab_channel=MerkinMuffly
百メートルハードルの選手で、本番前に笑顔で腰振りダンスするがかわいかったので印象に残っている。緑ブルマーがよく似合っている。夏季オリンピックでけがをしてしまったのだが、インスタを見ると歩けるようになったと報告していた。良かった。
腰振りと言えば、調べたらAlysha Newmanという選手が、棒高跳びの成功の喜びの余りTwerkをしていた。
あと、上の動画を見返していたら、いきなりサジェスチョンで別のレオタードのミュージックビデオが出てきた。
https://www.youtube.com/watch?v=Ahaey-1g9oM&ab_channel=SoundOfLegend
これも朝から見ると元気が出る。アップテンポなのですっきり目が覚める。
最近のYouTubeはいかに集中力を奪うかに特化されており、一度でもある属性のスケベな動画を見ると、出てくる動画がすべてそれに染まってしまう。しかもポルノじゃない微エロには賢者タイムがないので終わらない。
それを防ぐには、例えばザ・シンプソンズの動画を見てそれで埋めるか、英語の学術系の動画を見てそれに染めるかである。
ttps://www.youtube.com/watch?v=dZLfasMPOU4&ab_channel=FountainsOfWayneVEVO
Fountains of Wayne - Stacy's Mom
以上。
女優じゃなくて竿役。はげて、肌は油で光っているけれども、痩せて弱そうなおじいちゃん。
まあ、よくみたら他人の空似だったんだけれども...
ただ、なんか萎えてしまって、体も重くてベッドから起き上がれないから、布団の中でぼーっと先生のことを思い出していた。
数学を教えていたその先生は、生徒からも教師陣からも評判が良くなかった。教え方は下手だし、何よりやる気がなかった。
しかし、数学の試験で何度も落第していた私は、成績についての面談で少し仲良くなっていた。面談で先生は怒らず、雑談ばかりした。
職員室の隅に席を持つ先生は、教室の隅にいるような生徒にやさしかった。
「どんなことでも、6年間、毎日続けてやったら、モノになるよ。君のガラなら、将棋とかだな。今日からやるんだぞ。」「じゃあ、先生はやったことあるんですか」「うるせえ、それができたら、教師なんかもうやめてるからな」
それからもう7年たつ。
結局私はほとんど何もしなかった。
運動は下手だからとやらなかった。本は多少読んだが、集中力が続かず、完読したものは少なかった。将棋は、せっかちな私にまるで向かなく思えた。
何事もやるなら一番になりたかったが、そのためには、どんなことも今更やるには遅く思えた。
ただ一つ、続けていたことがある。
部活にも入らず、趣味も持たず、親にゲームやテレビを禁じられていた私は、自宅に帰ると自慰に励んだ。想像でも十分だし、時代小説のサービスシーンも役に立った。
同級生が部活帰りにみんなで眺める夕日を、私は賢者タイムの中一人で見ていた。行為後の散歩で眺める地元の景色は美しかったが、役に立ちはしなかった。
残ったのは、伸びたチン皮だけ。しっかり剥けはするけど、本当に情けないその見た目が恥ずかしく、銭湯も温泉も行けたものでない。快楽と怠惰に逃げ続けた私にふさわしい成果だ。
何度、行為後に自分を情けなくなったろう。助けてくれと思ったろう。でも、それも今日までだ。明日からは、無理なら明後日から。こんなことはやめて、何かをやろう。勉強をしよう。人と話そう。勇気をもって銭湯に行こう。そう思いながらもチン皮をくちゃくちゃ揉んでいる私を、思い出の中からよみがえった先生が「どうせ今回も同じだよ。お前はそういうやつだからな」とケタケタ笑っている。
抜いた直後でも急に家に見えそうで見えない格好の若い女が上がり込んできたら見えるタイミングを逃すまいと視線を移さずにはいられないし、増田で煽られたら瞬時に顔真っ赤にレスバモードになったりも普通にする。
賢者タイムなどという「女は産み育てるのが幸せ」みたいなステレイタイプの拡散やめーや。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11305510866
↑似たようなことを知恵袋に書いたがこれはやはり抜いた直後に、賢者タイムが誰にでもあるならちょっとは書きたい感情を抑えて温める時間を持てばいいものを、普通に投稿するのを我慢が出来なかった。それ自体が証明だろう。
賢者タイムっていうけど実際はた何もかもに対してただけだるくなっている人が多いんじゃないか?
例えるなら食べ過ぎた後腹の張りをもろに感じているときにテレビとかで食べ物の映像や写真が映った時に、何も興味が湧かないあの感じ。
あるいはインフルエンザで寝込んでいる時の心境も、インフル特有のつらさを除外すれば抜いた直後の感じと似てないかな?
ようは冷静というよりただだるくなっているだけではないか。何が悟りだろう?ただ物臭太郎になってるだけのやつも混じってるだろ。
産後のホルモンバランスの変化と性欲の変化のことはもっと知られてもいいと思う。
産後はプロラクチンというホルモンが出るため、乳汁が出たりしばらく生理が止まったりするけれど
これは同時に性欲を抑制する作用があるので、性欲がなくなるのは普通のこと。
男性にもプロラクチンが出る時があって、射精オーガズム後に出る。いわゆる賢者タイムの時が該当する。
性欲がわかない期間も長くなる。
妻は性欲減退している上育児でも疲れているし(赤子がいると寝不足は普通)旦那に愛撫されても単純に濡れず、挿入も痛い。
男性も女性も本来は結婚前にその時どうするかを話し合っておくのが理想なのだと思う。
結婚する人は減るだろうけど。
親ガチャから始まり、良い友人と出会えるか、持っている才能はどうか、そもそもチャンスを活かせる性格に生まれているかetc……
結局、運じゃね?と思うのよ
これを言うと絶対に努力が足りないだなんだ言うヤツ居るけど、努力出来るのも才能なんだよなぁ
親ガチャでSSR引ければ、他全部が壊滅的に駄目でも生きていけるし
一回も働いた事ないし、なんなら高校中退で引きこもってる知人が居るんだけど、死んだ親からマンション相続してるから、よっぽどの事がない限り生きていけるのよ
別にそれがズルいとか言うつもりもないし、運の強さも才能と言えなくもない……のか?
〇〇駅。快速列車の止まらない、□□□□から×××湖の方向に30分の駅だ。
×××湖をレンタルサイクルで観光しようと予定していた私は、雨の予報に出鼻をくじかれ、仕方なく歩いて散策しここへたどり着いた。
〇〇駅の待合室で心地よいけだるさを感じる。
目をつむり椅子に掛けていると背後の窓から風が髪をなで、脇を通り抜けてゆく。
交通ICに対応していない古びた待合室はふとすれば過去の一時を切り抜いたような感覚が起きる。
待合室には多言語のQRコードのついたポスターが申し訳程度に張られ、ここは現代だとささやかな主張をしている。
窓枠には「ご自由にどうぞ」と駅ノートなるものが立てかけられている。
5月に設置されたばかりのようだ。
過去に現代を吹き込む方法が過去然としているのがまた趣があり、情をくすぐられる。
民家の向こうの山の上から雲とも霧ともわからぬ靄がゆっくりと降りてくる。
そのゆっくりとした様はまさに、ゆったりとした過去の時間の流れのようだった。
わずかに流れ込んだ現代の情報の細かで速い波が大きく雄大な過去に溶けていくようである。
忙しない現代と対照的な街はずれで温泉にでも入ろうかとスマートフォンを手にする。
温泉地らしい△△△△の周辺をGoogle Mapで見ていると、その店を見つけた。
駅表にちらほら温泉や郵便局、薬局などがあり、駅の裏側へ行って少し歩くと川沿いにこのヘルスがある。
妙な立地が酔狂心を呼ぶ。
これはもう行くしかない。いささかのリスクを感じたが、この気持ちになればもはやリスクは特上寿司に添えられたわさびでしかなかった。
△△△△駅を出て目的地へ向かう。
駅周辺は足湯や、和風庭園を模した石畳に木造の屋根が張られた道があり、観光地然としていた。
わずかにぽつぽつと人はおり、気分転換に丁度いい閑静さをもたらしてくれる。
道路が一本で脇に建物はちらほらあるが、人が歩くのは見えず、ますます風俗店に似つかわしくない。
もう少し歩き、ついに目的地に到着する。
築50年ほどの建物の狭い扉を期待を胸にくぐる。
古い銭湯にあるような靴のロッカーに靴を入れ中に入ると、店番をする男性に現在空いている嬢は一人だと告げられる。
一応どんな嬢かプロフィールを見ると、37歳ぽっちゃり系とすべての躊躇わせる要素が揃っていたが、ここまできたのだ。
一度大外れはどのようなものか経験してみたいと思っていたがついにそのときが来たのだろう。
思いもよらないところで訪れたそれを受け入れることで、また一つ新しい世界が見えるだろう。
彼女に対面した第一の感想は、「俺のおかんまあまあ美人だな」だった。
なぜ母が思い浮かんだかというと、彼女と同年代でまた、異性でありながら異性としてみることができない女性という点で彼女と一致しているからだろう。
脳内に母の顔を思い浮かべ、補正を加えながら若返らせていくと、まあまあな美人にすることが一応できる。
目の前の彼女は無理だった。よくて下の上だろう。
ソープではなくヘルスなのが幸いした。手で適当に刺激してもらい出して帰ればいいのだ。
小さいころお母さんに便器にちんちんの照射を合わせてもらったようなつもりで、代わりに出すものを出していくだけだ。
かつてソープがヘルスとして再オープンしたらしい店内で風呂に入り、湯加減を聞かれる。
見た目の第一印象が強すぎて意識の外にあったが、ここで彼女が心地の良い明るい声をしていることに気づいた。
おそらく若いころから美人ではなく水商売で苦労したであろう彼女。
いろいろな努力をしてきたのだろう。
老いとともに多くの積み重ねてきたものが崩れていく中、まだ老いきることなく残された心地の良い発声に何とも言えぬ人生の重みのようなものを感じた。
マットに移動し、ことが始まる。
彼女に対する一種の敬意のようなものは感じはしたものの、相変わらず性的興奮の対象とはならず、機械的な刺激により果てた。
おそらく、中途半端な外れだと性欲に頭を麻痺させて突っ走るがゆえに、それがなくなったときの自分は何をしているのだろうという冷静な後悔が押し寄せるのだろう。
私は性的興奮などせず、じっと彼女の人生の重みについて考えながら機械的刺激により射精した。
賢者タイムへ至るまでもなく、そのプロセスがすでに賢者の悟りを開くそれだったのである。
困難なことを遂げた達成感を胸に少し雑談をする。
それにしても東京というのは遠い。
老いながら、少しづつ都心から離れていきたどり着いたのがこのさびれた川沿いのヘルスというわけだ。
少し話がとぎれもういいかなと思ったところで、荷物を渡され丁度良く帰る形となる。
せめて客の嫌な思いを増やさないようにという気の利き方がそれを感じさせる。
玄関まで見送られ外へ出る。
背中に例の心地よい声がかけられる。
大外れとしての距離感を保ちながらも、もしかしたらあるかもしれないわずかな再指名の可能性のための痛々しい努力だ。
風雨にさらされボロボロになった羽を必死に動かし飛ぼうとする蝶のようだ。
地元の人であろう軽トラックに出てきたところを見られ、少し恥ずかしい気持ちになるが、すぐに恥ずかしく感じたことそのものをまた恥ずかしく感じる。
自分のおかれた状況で一生懸命生きている彼女に申し訳ないような気分がした。
出ると入ってきたときには溢れる欲求で見えていなかった周りの建物が目に入る。
朽ちたかつてフィリピンパブだった建物に、もはや何の店だったのかもわからないガラス張りの建物。
その横の看板は古臭い文句で何十年も前から性の街の魅力を男たちに語り掛けているのだろう。今はもう一軒のみとなった性の街の。
かつて温泉街の横で栄えた小さな夜の遊び場は、ほとんど消滅していた。リトルグレイを除いて。
古くなりきえゆくものの最後に残った店の看板が照らされ光っていた。
〇〇の宿に向かう前に温泉へ寄る。
★★湯の大きい古い建物に入ると、風呂への廊下に隣接して居間があるような奇妙なまどりで、ちゃぶ台をはさんでサザエさんを見ながらくつろぐ老婆に出迎えられた。
マスクをせずに300円を要求する様はまるでここでは違う時間が流れているんだといわんばかりであった。
同じ東京に住み、年齢とともに現代から過去の場所へ流されてきた彼女と過去へ憧れ迷い込んだ私は出会った。
夜中にふとシコりたくなったときに「そういえばオナホは裂けて捨てているんだったな」と思い出してドラッグストアやコンビニに言ってもTENGAしか売ってない。
TENGA、なぜあんなものがこんなに高い知名度を持っているのかが理解できない。
台所スポンジを空の2Lペットボトルに挟み込んだような小学生の自作オナホールレベルのクオリティ。
使い心地もVINNYやカタクリXと大差がなく、何よりも使い捨てというのが良くない。
オナホールの最大の楽しみは使う度に変化することだ。
最初の1回は感動的に気持ちよかったものが段々と退屈になることもあれば、何度も使いこんだある日突然に吸い付きが昨日までと全く変わる瞬間もある。
その変化もまたオナホールの楽しみだ。
使った後の洗う時間も俺は大切にしている。
賢者タイムのどこか陰鬱とした気分の中、自分のチンコや玉袋だけをシャワーで流していると明日へ向かう活力まで排水溝へ吸い込まれていくように錯覚しないか?
だがオナホを洗うという動作が加わるとそれが大いに紛れるのだ。
オナホを作ってくれた人や目の前のオナホ、このようなジョークグッズがいつの間にか人間社会に生まれ落ちたことへの感謝を胸に優しく石鹸で汚れを落としてやる。
精液というものは下手に残れば強烈な臭いを発するものだし、何よりそこで繁殖した雑菌が次に挿入した時チンコに何をしでかすか分かったものじゃない。
ひっくり返してしっかりとヒダヒダの隙間に入った汁を取り除いてやり、優しくタオルで水気を切ったのを確認してから、もう一度ひっくり返して食器乾燥機にでも置いてやる。
大事なのはひっくり返したままで放置しないこと。挿入する方をしっかり乾燥できるから衛生的ではあるのだが、オナホが裂けやすくなる。しっかり水気を取ったら本来の向きに戻してやるのが肝要だ。
そのイメージを逆手に取るかのように社会に滑り込んでいったTENGAの商業的展開能力は素晴らしい。
だがTENGA自体のクオリティは、オナホの中では下の下に属する。
どこの馬の骨とも知れんエロ漫画とコラボしたよく分からんオナホの方がよっぽど気持ちがいい。
アニメキャラクターの無許可パロディがパッケージに書かれた裏社会のシノギではないかと思わせるような粗製乱造オナホでさえTENGAに劣るものはほとんどない。
だが街にはTENGAばかりが溢れている。
秋葉原にあるような本格的アダルトグッズショップを除けば、古本屋やドン・キホーテの18禁コーナーの暖簾の奥にほんのわずかにまともなオナホールがあるだけ。
日本で消費されるオナホールの9割はネットショップでの購入だろう。
だが、草木も眠る丑三つ時にふらりと燃え上がった性欲をぶつけるのに次の次の日の出を待つのでは遅すぎる。
性教育にもいいだろうな。
手で乱暴に擦っているのかやたらと黒ずんだ陰茎をぶら下げているもの、右や左に大きく曲がったもの、TENGAしか知らない身体で風俗に行き本物の女体に溺れ人生を持ち崩すもの。
若いうちからちゃんとしたオナホールを使ってオナニーをする習慣をつけていれば防げた悲しみがこの世界には多すぎる
「じゃあお前のおすすめオナホールはなんなんだ」というコメントがいくつかついていたので蛇足ながら答えさせてもらう。
「ドーナツ型クッションの穴にオナホールを差し込んで使うと、小型のオナホでも半尻型のオナホールのように使えて捗るぞ」だ。
具体的にどのクッションがいいのかは、アマゾンやグーグルで「穴あきクッション オナホール」とでも入れて検索すれば分かるだろう。
テーブルなんかに固定して腰を打ち付けられるようになるだけでなく、ドーナツクッションの穴がオナホの締め付けを増やしてくれるというメリットもあるので、オナホ体験が大きく変わる。
普段はそのままクッションとして使えば痔の予防にもなるし、持っていて損はないだろう。
欠点があるとすれば、オナホールを入れて使う目的で購入されていないであろうドーナツクッションを見た時にさえオナホの影がちらつくことぐらいかな。
職場で使われていたりすると「なぜこの人は職場にオナホ用クッションを持ってきているんだろう?」なんて考えてしまうことさえあるが、まあ口にさえ出さなければ何の問題もなかろう。
謝らせて欲しい。俺は人に特定のオナホールを薦めようという気にはならない。
いろんな会社のオナホールを試して自分にあうのを探して欲しい。
何故こんなことを言うかと言えば、俺の体には一本のチンコしか生えていないからだ。
チンコが一本以上生えている人間の割合には詳しくないのだが、世の中の男性の大部分は一本しか生えていないなはずだ。
俺が自分の体に生えたたった一本のチンコとの相性を持って、「このオナホこそ至高なり!」と語って見せた所で、それが自分以外の男性に生えたたった一本のチンコとも相性がいいのかという不安が勝るのだ。
ただ、個人的な体験から言わせてもらえば、オナホというものは何度か使ってチンコに馴染んでから(いわゆる覚醒してから)が本番だと考えている。
つまり、何度も使うことを想定しないタイプのオナホはよほどの特殊性(たとえば処女膜を再現してるみたいなもの)がない限りは、洗って繰り返し使うことを前提にしたオナホに劣っているというのが俺の考えだ。
あえてオススメをいうなら、「繰り返し使えるオナホを使おう」となるのだろうか。
実用性の話ではなく単に俺の個人的なオナホ体験談か聞きたくて「今までで一番感動したオナホールはなにか」が聞かれているのだとすれば、「初めて使ったVINNY」がその答えだ。
(今更になるが、VINNYとはビニール製の自作オナホールだ。作り方は「VINNY オナホール」でググッて欲しい)
手淫しか知らなかった俺にとって、それが初めてのオナホだった。
当時はまだオナホもそれほど世の中の主流ではなく、わざわざそんなものを買うという行為に対する抵抗が強かったが、それでもなおオナホに対する興味は日に日に増していった。
自分の家でコッソリ作ればいいだけのVINNYならば購入履歴が残るわけでもないから恥ずかしくもないと思って、俺はVINNYを作ったわけだ。
挿入直後のゾクゾクと来る未知の体験は今でも忘れられない。
そもそもVINNY自体がビニール製のジョリジョリボディと強い圧迫力を持つハード系なわけだからして、初めてのオナホールにするには刺激が強すぎたのではと今は思う。
まさに電気が走ったよ。
数万円した電動オナホールに手を出したこともあったが、値段の割にはどうってことはなかったよ。
結局、オナホールの感想は個体差だけでなく使う人間のコンディションや経験値にも左右されるってことだ。
つまりだ。初めてのオナホールであれば、きっとそれがTENGAであっても使用者に強烈なインパクトを与えうるということだ。
そんな美味しいゲートウェイオナホールとしての立ち位置を独占するかのようなあの売り方、本当に上手いと思うよ。商売としては本当にな。