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ミシガン、ミズーリ、ワシントン、ミシシッピ、アイダホ、そしてノース・ダコタの各州の選挙人が直面する選挙遅延、事前チェックもされていない新しい選挙手順

<記事原文 寺島先生推薦>

Voters face delays, untested new procedures in Michigan, Missouri, Washington, Mississippi, Idaho, and North Dakota

RT USAニュース 2020年3月10日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>
2020年4月14日
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アメリカの6つの州の投票所で予備選の選挙人たちが投票所に殺到すると、彼らはシステムの不具合、投票用紙の紛失、細かな細則による投票資格の剥奪、そしてその他の予期せぬ障害に遭遇した。ある市長は投票所から追い返された。

ジョー・バイデン前副大統領が民主党陣営をリードして火曜日の選挙戦に臨んでおり、候補者たちは352人の党の代議員を争うことになる。バーモント州のバーニー・サンダース上院議員が最初の3つの州を楽々と制して指名シーズンを強力にスタートさせた一方で、バイデンはスーパーチューズデーで先頭に躍り出た。しかし、バイデンが勝利したいくつかの州では投票数の異常性に不安の声を上げる人もあり、出口調査とコンピューターによる投票数の間にかなりのギャップがあることが指摘されている。火曜日に投票が始まると、さらに多くの変則事態が表面化した。

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Biden and Sanders fight for black voters with competing endorsements from Kamala Harris, Jesse Jackson


ミズーリ州セントルイス郡(州で最も人口密度の高い地域)の多数の早朝投票者は、火曜日の朝、電子チェックインシステムが投票用紙を印刷するために選挙管理者のコンピュータシステムと同期できなかったので、あきらめて会社に行くしかなかった。混乱した投票所職員が、手動のバックアップシステムに切り替えなかったことで問題はさらに悪化し、郡の400の投票所のうち50以上の投票所で、少なくとも1時間の投票時間を無駄にする大騒ぎが引き起こされた。



バイデンがミズーリ州での選挙戦でリードしているが、サンダースは、大部分を保守層が占めるこの州で2016年にはライバルのヒラリー・クリントンをほぼ出し抜き、さらに彼は民主社会主義の候補者として、月曜日、セントルイスで会場を聴衆で埋め尽くす選挙集会を開いていた。

カンザスシティ(ミズーリ州)の市長クイントン・ルーカスですら、この地区の投票システムから除外されていた。彼は11年間この地区で投票をしていた (「4回は私自身立候補していたのだ!」)。 彼の名前が選挙人登録名簿から消えていたらしい。民主党は、この問題のフォローアップを約束したが、同市の有権者たちが再度投票所に足を運ぶようなぜいたくな振る舞いをすることはほとんどないだろうとも語った。さらには、その後、なぜか彼の姓名の表示が逆になっていたことも分かった。



選挙統括者は、現代のテクノロジーに慣れていない「高齢者」の投票所職員を非難し、市長は若いボランティアを使うことを薦めていた、とKCTV-5に語った。「これを機にもっともっと真っ当なやり方をする必要があるということなのだよ」とルーカス市長はAPに語り、「人々に投票させないこと」が「アメリカの選挙への最大の脅威」であるとの認識を示した。

だれに投票するか分からない125人の代議員が集まるミシガン州は、火曜日が投票日となっているこれら6つの州の中で最も熱い戦いが繰り広げられる州だ。そして前例のないほどの数の不在者投票のために、投票数のカウントが遅れるというニュースは、有権者に最悪の事態を疑わせていた。大学生―サンダースを最も強く支持する有権者集団のひとつ―は、不在者投票用紙が間違った住所に送られたり、全く送られなかったりしていると報告している。また、「署名の不一致」のために郵送投票が拒否された場合、州は有権者に通知することを要求する訴訟が起こされている。この「署名の不一致」というのが、何も分からないうちに選挙権を剥奪されてしまう可能性のある多くの専門的事項のひとつだ。



2018年以降、ミシガン州では、居住者であっても郵送で不在者投票をするオプションを認めており、選挙戦から下りた候補者のために早期投票した人は、自分の投票の「無効宣言」ができ、別の候補者への再投票が可能だ。80万人以上の有権者が不在者投票のオプションを利用、そのうち何万人もの有権者が最初の投票の「無効宣言」後再投票を要求しており、いくつかの管轄区域では、この大量の投票を処理するために「不在者投票集計板」の設置を余儀なくされている。

土壇場の世論調査では、サンダースがバイデンを抜き去り、驚きの逆転劇を見せたが、「無効宣言」オプションは、何人かの脱落した候補者の支持も加わり、バイデン前副大統領に有利に働く可能性が高い。



有権者のいろいろな疑いの目に加え、報告されている出口調査は不在者投票をカウントしていない。




ワシントン州の有権者は、投票用紙の外側にある政党宣言欄をチェックするように警告された。その細かな規定違反で火曜日の投票前に投票資格を失った早朝投票者が何万人もいる。同州では予備選挙投票を、最近、100%郵便投票に切り替え、現地時間の午後8時までに消印を押さなければならないなど、混乱を極める新しいルールが導入された。

アイダホ州の民主党員でない有権者の中には、民主党の投票用紙の確保に問題があると報告している人もいる。アイダホ州では、これまでは党員集会を実施していたが、2020年には初めて予備選挙を実施することになった。
ノースダコタ州の有権者によると、投票所に長い行列ができ、グランドフォークスとファーゴ(州内の2大都市)にはそれぞれ投票所は1つで、州全体では14の投票所しかなかったそうた。

2020年の予備選挙では変則的な事態が至る所で起こっている。出口投票と最終的なコンピューターカウントの間の「大きな不一致」は、特に貧困地域や少数派地域で多発しており、独立系ジャーナリストのマックス・ブルメンタールはRTに対して「なぜ米国では選挙監視員がいないのか?なぜOAS(米州機構)だけがボリビアのような場所に選挙監視員を派遣、そして不正行為があると間違った主張をし、軍事クーデターを誘発するのか?」との疑問を呈した。



もしテキサス、あるいはニューハンプシャー、あるいはサウスカロライナが社会主義のラテンアメリカの国だったら、CIAはOASを通じて、すでにボリビアのジェニーン・アネスのようなファシズム的右翼政府を設置していただろう。

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