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アメリカ国立衛生研究所の研究:N95コロナウイルスマスクを着用すると発作や癌と関連する有毒な化合物にさらされる可能性

<記事原文 寺島メソッド翻訳グループ>
NIH Study Suggests N95 COVID Masks May Expose Wearers to Toxic Compounds Linked to Seizures, Cancer
筆者:マーガレット・フラヴィン(Margaret Flavin)
出典:GR 2023年8月28日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>  2023年9月14日


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 強制的にフェイスマスクを着用するように誘導するために使用されている強力な宣伝活動は、科学に基づいていない。これは純粋な政治の策略であり、貴殿と貴殿の子どもたちを服従させるためのものだ。

 そして彼らは再びマスク着用強制の準備をしている。

 4月のThe Gateway Punditの報告によると、妊娠中にフェイスマスクを使用すると、死産や、精巣の機能障害、および子供の認知能力の低下などの可能性を高めるかもしれない(あるドイツの研究)、とのことだ。

 さて、韓国の全北国立大学の研究者たちによる研究が、4月に公表され、静かに再共有されている。この研究によれば、「絶対的基準」である手術用N95マスクが使用者を有害な化学物質の危険なレベルにさらす可能性があるとのことだ。

 この研究は、2つの種類の使い捨て医療用マスクといくつかの再利用可能な綿製マスクを調査した。

デイリー・メイル紙の報告:

この研究では、これらのマスクから放出される化学物質が、有害な揮発性有機化合物(TVOCs)の推奨される安全限界の8倍を超えることがわかった。

TVOCsを吸入することは、頭痛や吐き気などの健康問題につながり、TVOCsに長期間および繰り返し晒されると、臓器の損傷やさらには癌につながる。

「KF94(医療用)マスクの使用に関連するVOCs(揮発性有機化合物)とそれらが人間の健康に与える影響に特に注意を払う必要があることは明確だ」と2021年4月に発表された研究に書かれている。

TOVCs(Total volatile organic compounds全揮発性有機化合物)は、清掃用品や美容製品、食事の調理などから放出される幅広い有機化学物質を指し、これらは揮発性有機化合物(VOCs)と分類してもいいだろう。VOCsは、通常、汚染された空気中のそのような特性をもった物質であるとされる。つまり、VOCsは一般的には液体相ではなく、化合物が発生させる気体の蒸気を指している。

環境保護庁(EPA)は室内の空気中のTVOC(全揮発性有機化合物)レベルを百万分の0.5未満に保つことを推奨しているが、この研究によれば、調査対象となった使い捨てマスクには、綿製マスクと比較して最大で14倍のTVOCが含まれていることが明らかになっている。

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READ MORE:1.6 Billion Disposable Masks Entered Our Oceans in 2020

サンプルA1からB3は使い捨てマスクを示し、一方、サンプルC1からE4は布マスク。使い捨てマスクは布マスクよりも最大で14倍多くのTVOCsを含んでいた。(出典:デイリー・メイル)


 この研究は、2023年1月にコクラン・ライブラリーから発表された、マスクがCOVID感染率や死亡率に「違いをもたらすことはほぼない」とする研究と特に関連性を持つ。

 マスクの効果については確実ではない。証拠の確実さが「低い」から「中程度」であるということは、①効果の推定には限度があり、②真の効果が観察された効果の推定値と異なる可能性があることを意味する。RCTs(無作為化比較試験)の結果の蓄積を見ると、医療/手術用マスクの使用による呼吸器ウイルス感染の明確な減少は示されていない。医療/手術用マスクの使用とN95/P2保護マスクの使用を比較した場合、医療従事者が通常の医療活動で呼吸器ウイルス感染を減少させる際に明確な違いはなかった。

 手を洗うことは呼吸器疾患の負担をわずかに減少させる可能性があり、ILI(インフルエンザ様症状)および病院での検証済みインフルエンザを個別に分析した際にもこの効果は存在した。ただしこの2つの結果に対しては有意な違いは見られなかった。身体的介入に関連する害については、調査中だった。

マスクの弊害が再確認される。

<記事原文 寺島先生推薦>
Adverse Effects of Face Masks Confirmed
筆者:ポール・アンソニー・テーラー(Paul Anthony Taylor)
出典:グローバル・リサーチ   2023年6月23日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ> 2023年7月11日





 マスクはCOVID-19大流行期に広く使用されてきた。そして法律で強制されることも多い。マスクはSARS-CoV-2コロナウイルスの感染を縮減するのに有効であるとされてきたが、マスクの弊害について調査した研究からは、そのような通説とは相容れない結果が出ている。そのことを念頭に置いた新たな研究が中国の研究者らにより行われたが、その研究により、N95マスクによる心肺機能への影響が調査された。なおN95マスクとは、種々のウイルスに対して最高段階の保護力があるとされてきたマスクだ。

 この研究結果により明らかになったのは、マスクの着用により重大な弊害が引き起こされるということだった。具体的には、心肺機能障害を引き起こす可能性があり、命に関わる場合も出てくる、ということだった。

 ジャマ・ネットワーク・オープン誌(JAMA Network Open journal)に出されたその論文は、30人の健康な被験者のもとでの無作為の臨床実験という形を取っていた。 N95マスクを14時間着用した際の心肺機能に対する影響を分析するためのこの実験は、被験者らのカロリー摂取量や肉体運動量を厳格に制限できるよう、代謝研究室で行われた。

 マスクを14時間以上着用すれば、血液の酸性度、心拍数や血圧が大幅に増加することがわかった。そして、マスク着用が原因となる心肺機能への圧迫がさらに増大するのは、被験者らが軽い運動をした際だった。さらに、エネルギー消費や脂肪の酸化も、運動中に上昇した。

 この研究者らが警告したのは、健康な人々ならマスク着用により生じた心肺機能に対する圧迫を調整できるが、老年層、子どもたちや心肺機能に障害を持つような人々であれば、困難な状況になる可能性がある、という点だった。この研究者らの推測によれば、心肺機能への圧迫が長時間続けば、心肺機能障害を引き起こし、命に関わる場合も出てくる、としていた。


COVID-19に対する公共医療政策の失敗が拡散

 N95マスクは、SARS-CoV-2などの種々のウイルスに対して最大規模の防御力を持つとされてきたが、このマスクが、病弱な人々を保護することができる証拠が十分ではない、と主張している医療当局もいくつか存在する。英国健康安全保障局は、2023年3月、このような状況を調査した研究を発表した。具体的には、N95マスクの着用は、このウイルスにより重症になる可能性が高い人々を保護できるかについて調べた研究だった。注目すべきは、この報告書の著者らはマスク着用の効果を証明する数値を提供した研究を一つとし見つけることができなかった点だ。

しかし、マスクの着用だけが、COVID-19に対する医療政策として、大きな疑問の声が上げられている医療措置ではまったくない。2022年に米国のジョンズ・ホプキンス大学の研究者らが出した論文によると、都市封鎖措置によって防げるコロナウイルスによる死者数は、たったの0.2%である、という。以前行われた総数34件の論文を調べたこの研究者らは、都市封鎖措置、学校の休校、国境の閉鎖、人々の自宅軟禁、公共の集まりの制限などの措置が、COVID-19による死者数を減らすことに関して顕著な効果があったことを示す証拠を見つけることができなかった。

 これらの研究者の分析に基づき、ジョンズ・ホプキンス大学の研究者らが推奨したのは、都市封鎖措置により「壊滅的な影響」がもたらされることから考えれば、このような措置は、「大流行に対する医療政策の手段から外す」方が適切である、という内容であった。さらにあきらかになったことは、国境封鎖をしても、都市封鎖措置よりも命を救う効果は薄いことがわかった、という点だ。国境封鎖で減らせる死者数は、たったの0.1%に過ぎないことがわかったのだ。


COVID-19に対する科学に基づいた種々の解決方法

 COVID-19に対する公共医療措置の失策に付け加えられるものは、この大流行に対して使われたワクチンだ。ファイザー社やモデルナ者などの業者が製造したmRNAワクチンに関わって、深刻な副反応が出たことが報告されたが、今はその副反応に肝臓障害も含まれるようになった。具体的な副反応は、血小板の多大なる減少(血小板減少症)、重症で命に関わる危険のあるアレルギー反応高確率での発生(アナフィラキシー)、心筋の炎症(心筋炎)、血栓(血栓症)、さらには亡くなることさえある。

 したがって重要なことは、大手報道機関からは事実上無視されている、この大流行を抑え込むための科学に基づく解決法が存在する、という事実だ。カリフォルニア州のラス医師研究協会で活動中の研究者たちは、特定の植物エキスと微量栄養素の組み合わせを開発した。この組み合わせにより、SARS-CoV-2コロナウイルスのもともとの菌株だけではなく、アルファ株、ベータ株、ガンマ株、デルタ株、カッパ株、ミュー株などにも効果的であることがわかっている。この独自の方法に基づいたこの組み合わせについては、最近米国特許商標庁より特許が認められた。

 ビタミンCの静脈内へ大量投与は、COVID-19による死者数を減らすことを示す臨床上の証拠が出ているだけではなく、科学に基づいた自然治癒法的な方法を取ることも広がっており、これらの方法を取っておれば、この大流行を抑え込むことができ、マスクの強制着用、試行段階にあるワクチンの使用や都市封鎖措置といった厳しい公共医療処置をとらなくてもよかったかもしれない。大きく宣伝されている「次なる大流行」が発表される前に、政府や公共医療当局が学ぶべき貴重な教訓は、明らかにいくつかある。


この記事の原版は、ラス医師研究協会が初出。ポールは、ラス医師研究協会の業務取締役であり、爆発的な反響を得た当グローバル・リサーチ発刊ブリュッセルのEUにあるナチスの根本』の共同著者の一人。ポールは、国際食品規格委員会についての専門家であり、国際食品規格委員会での公式監視員として、会議の現場を目にしてきた。ポールのツイッターはこちら、@paulanthtaylor。ポールは、当グローバル・リサーチに定期的に寄稿している。画像はPixabayから。

CDC:免疫力低下で入院する子どもたちの記録的な数

<記事原文 寺島先生推薦>

CDC: Record Number Of Children Hospitalized With Weakened Immune Systems

筆者:タイラー・ダーデン(Tyler Durden)



出典:Zerohedge

2022年10月8日

<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>

2022年10月25日

 公式データによると、これまで以上に多くの子供や若者が風邪や呼吸器系の問題で入院しているとのDaily Mailの報道がある。同紙は「専門家は、ロックダウンやフェイスマスクなどのCovidを封じるための対策が、子供の強い免疫システムを作るために重要な細菌の広がりも抑えこんでしまっている、と繰り返し警告してきた」と記している。



 米国疾病対策センター(CDC)の後ろ向き研究の報告によると、2021年8月、一般的な風邪ウイルスが成人以外の若年層に打撃を与えた水準が最高値を記録した。前年同月の水準はずっと低い数値だった。


<上記図表内の英文>
図表:研究用検査例として登録された子どもと18歳未満の若者たちの中で、呼吸器ウイルスが検出された人の数。それぞれ(A)入院者、(B)緊急搬送された者、(C)外来、の最高値が示されている---New Vaccine Surveillance Network, United States,2016年12月


 呼吸器系ウイルスで入院していた約700人の子どもから検出したこのデータによると、2021年8月に55%近くがRSV(Respiratory Syncytial Virus呼吸器合胞体ウイルス)の陽性反応を示した。入院患者約700人のうち、450人が救急診療科に運ばれた。うち35%近くがRSVを発症しており、これは通常30%以上の患者がこのウイルスに感染する冬期と同程度だという。

 (以下はその報告からの引用)

 CDCは、全米の小児科病院を無作為に抽出して、ウイルスの流行状況を全国規模で推計している。

 昨年8月に調査した7つの病棟では、呼吸器系のウイルスに感染して入院中の子供が700人近くいたが、そのうち半数に呼吸器合胞体ウイルス(RSV)の陽性反応が出ていた。このウイルスは、通常は自然治癒で治る、良性のウイルスだ。

 この5割という数字は、夏に記録された最高値であり、多くの人が屋内に閉じこもることを余儀なくされた1年半のパンデミック規制の後でのことであった。

 過去最高の記録は12月で、呼吸器疾患の病棟にいる子どもの60%がRSVに感染していた。-Daily Mail


<上記図表内の英文>
5-17歳の子どもで気道過敏症/喘息が原因で通院する者


 しかも、CDCが発表した別のデータによると、4歳以下の通院患者の病状が悪化している可能性があるという。今年9月18日までの1週間、アメリカでは幼児のER(緊急治療室)搬送のうち4.7%が呼吸困難であった。


<上記図表内の英文>
0-4歳の子どもで気道過敏症/喘息が原因で通院する者


 エール大学の医学部長であるスコット・ロバーツ(Scott Roberts)博士は、外部世界からの遮断は一般的な病気に対する免疫力を子供たちから奪ってしまうとMail紙に語った。

 「これには2つの意味があります。第一に、この遮断による間隙は、ウイルスがさらに変異して、より深刻な病気を引き起こす時間をウイルスに与えてしまうことです。そして、第二に、これらのウイルスに対してどのような免疫を構築しようと、それは弱弱しいものになってしまい、免疫反応が無力化してしまうことです」と彼は言った。

 さらにロバーツは、2歳になったばかりの息子が、託児所に通い始めてから感染症を繰り返すようになったと語った。

 「パンデミックの時、私たちはほとんど家の中にいました。しかし、今は息子が託児所に通い始めることになりました。そしたら彼は常に感染症にかかっている状態です」と彼は付け加えたのだ。

 子どもたちの入院の増加は、CDCの「罹患率と死亡率週報(MMWR)」に記載されている。これは科学者たちが呼吸器の問題で入院した子供の数を調査するため、7つの州の7つの病院を監視した後の結果に基づいている。それから子どもたちは一人ひとり検査され、罹患している病気が特定された。 ただし、特定された病気は、必ずしもそれが入院理由とはなっていなかった。

マスクの効果について疑問を持つことを禁じられた英国の医師が、高等裁判所で勝訴。

マスクの効果について疑問を持つことを禁じられた英国の医師が、高等裁判所で勝訴

検閲は「明らかに間違っており、無効である」

<記事原文 寺島先生推薦>

Doctor Banned for Questioning Efficacy of Masks Wins High Court Case

Censorship was “clearly wrong and cannot stand.”

Global Research 2021年12月7日

ポール・ジョセフ・ワトソン(Paul Joseph Watson)

<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>

2021年12月12日


 
 「マスクに効果はない」という投稿を行ったために、英国の公的機関であるGeneral Medical Council(以降GMC。英国内の開業医の公式登録を維持する機関)からSNSの使用を禁じられていた或る英国の医師が、高等裁判所において勝訴した。

 サムエル・ホワイト(Samuel Whit)医師は、 GMCにより18か月間SNSの使用を禁じられていた。それは彼が6月にインスタグラムとツイッターに顔面マスクの着用に疑問を投げかける動画を投稿したことを受けてのことだった。 

 その動画の中で、ホワイト医師は、「自分がこれまで果たしてきた役割にこれ以上耐えられない。というのも、このパンデミックに対する、NHS(英国保健サービス) や政府がとってきた対応が「嘘」だからだ」、という内容を語っていた。さらには、その嘘があまりに「大きすぎて」、これ以上そんな嘘は「許されない」という内容だった。 

 ホワイト医師はさらに、究極の罪を犯したのだ。それは「マスクは何の役にも立たない」と発言したのだ。この発言は、パンデミックが始まるまでは、医療界において常識だと考えられていた意見なのだが、パンデミック後は、なぜかほぼ一夜にして覆された考え方だ。
 
関連動画Video: The COVID Vaccine Agenda and the Suppression of Alternative Treatments. Dr. Peter McCullough



 
 ホワイト医師はさらに、ワクチンの安全性や、COVID検出検査の信頼性についても懸念を示していた。
 
 ホワイト医師は、GMCを相手取り、高等裁判所に訴えをおこした。その理由は、表現の自由が侵害され、「科学や、医療や、政治に関する討議や討論」に参加できなくされたためだと、同医師の弁護士、フランシス・ホアー氏は王立裁判所の審問で語った。

 さらにホアー氏が付け加えたのは、ホワイト医師の意見は、「科学関係や医療関係の多くの人々から支持されて」おり、「今回のパンデミックの対応策として、医薬界及び非医薬会からの介入について、事実と意見を述べているに過ぎない」ということだった。



 GMCのアレクシス・ハーンデン氏の主張によれば、ホワイト医師の考え方は、間違った情報に基づいているだけにとどまらず、一般市民たちにとって「危険である」としていた。その理由は、ホワイト医師主張が、公式見解とされている主張と食い違っているからである、とのことだった。
 
 しかし、高裁の判決では、ホワイト医師の言い分を認め、ホワイト医師の発言機会を禁じたGMCの措置は、1998年人権法*に反するものだとした。

 *訳注:1998 年人権法(Human Rights Act 1998)は、欧州人権条約 (The European Convention on Human Rights)を国内法化することを目的として
1998 年 に制定された法律である。

 判決文によると、GMCによるホワイト医師のSNS使用禁止措置の決定は、「法律違反であり、明らかに間違った措置」であるとし、そのような決定は、「明らかに間違っており、許されるものではない」ということだった。

イタリア当局はCOVIDによる死者数の合計を13万人から4千人に変更

イタリア当局はCOVIDによる死者数の合計を13万人から4千人に変更
<記事原文 寺島先生推薦>

Fake Mortality Data: Italian Institute of Health Reduces Official Covid Death Toll from 130,000 to 4,000.

ポール・ジョセフ・ワトソン(Paul Joseph Watson) 

Global Research  2021年11月7日

<記事翻訳  寺島メソッド翻訳グループ>

2021年11月22日




 イタリアの高等厚生研究所は、イタリアにおけるCOVIDの公的死者数の総計を、劇的にも97%減らした。これは、COVIDが死因で亡くなった死者の定義を、「亡くなったときにCOVIDに罹患していたかどうか」から、「COVIDが直接の死因であったかどうか」に変更したことに伴うものだ。

 イタリアの新聞「 Il Tempo」紙の記事によると、同高等研究所は、これまでの死者数の合計を、「亡くなった時にCOVIDに罹患していた」というこれまでの定義で総計された13万人から、「COVIDが直接の死因であった」という定義に変えて数え直した4千人以下になるという変更を行ったとのことだ。 

  パンデミック開始以来公式に報告された13万468件の死のうち、たった3783件のみが、このウイルスだけが直接の死因であった死だったというわけだ。

 「それ以外の理由で命をなくしたイタリア国民たちは、1件から5件の既存疾患を有していた。亡くなった67歳以上の人々のうち、7%は3件以上の併存疾患を抱えており、18%は少なくとも2件の併存疾患を抱えていた」とヤング記者は書いている。

 「同研究所によると、COVIDに感染して亡くなったイタリア国民の65.8%が動脈性高血圧の症状を見せ、23.5%が認知症、29.3%が肥満、24.8%が心房細動を持っていた。さらに17.4%が肺に問題があり、16.3%が過去5年以内にガンになったことがあり、15.7%が過去に心不全になったことがあった」

 同研究所による、「COVIDによる死」の定義の書き換えにより、COVIDにより亡くなったイタリア国民の数は、(これはナイショの話だが)季節性インフルエンザによる死者数よりも少なくなってしまった。

 他の国々でも同じような定義の書き換えが行われたとしたら、COVIDの公的な死者数の総計は、9割以上減らされることになるだろう。

 しかし、他の国々がイタリアに続くなどと期待しない方がいい。というのも、各国政府は、政治権力を駆使して、ウイルスによって引き起こされる恐怖を煽ってきたのだから。

  例えば、英国の行動心理学者たちは政府と手を組み、意図的にCOVID恐怖を「誇大化」してきたのだ。その手口は、「非倫理的」で、「専制主義的」なプロパガンダを使ったものだった。そうやって人々を恐れさせ、COVID対策措置に皆を従わせることに成功してきたのだ。

 その作戦が上手くいったのだ。

 初めてロックダウン措置が講じられた後に行われた調査によると、平均的な英国民は、公式発表された実際の死者総数の100倍以上の人々がCOVIDで亡くなったと感じている、とのことだ。

 今になって分かってきたことは、「死ぬ時にCOVIDに罹っていた」のではなく「COVIDが原因で」亡くなった人々の数は、これまで公式の数値とされていた死者総数の10分の1以下になる、ということだ。

 このような変化はあったのだが、イタリアはCOVID-19ワクチンを強制接種させる方向を選択する可能性がある。ただしそのような強制接種をどのように国民に課していくかはまだ具体化されてはいないが。





「マスクを外せ」「マスクをしろ」。CDCは一貫して「一貫しない」忠告を繰りかえす

「マスクを外せ」「マスクをしろ」。CDCは一貫して「一貫しない」忠告を繰り返す

<記事原文 寺島先生推薦>

Masks off? Or masks on? A history of the CDC’s consistently inconsistent advice on face coveringsd

Russia Today 2021年7月29日

リリー・ワグマン(Riley Waggaman)

Riley Waggaman is a Moscow-based writer. Vanity Fair once called him "America's most trusted cub reporter" but they were probably being facetious. Follow him on Twitter @RileyWaggaman

<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>

2021年9月30日



 米国のCDC(疾病管理予防センター)は、マスク着用に関する指針を決めることに忠実に取り組み続けている。以前に出していた指針に惑わされることなく、何度も指針を書き換えてきた。そしていま、またもや、書き換えが必要になった。まただ。

 残念なことだが、多くの米国民は、ワクチンを2度接種した人々に対して出されたマスク着用に関する新しい指針を受け入れたくないと思っているようだ。ワクチンを打った人々に、以前は「マスクをしなくてもいい」と言っていたのに、「やっぱりマスクを着けてほしい」と依頼することと比べれば、「四六時中マスクを二枚重ねて着用してください」と依頼する方がましなのかもしれなし、現状においてはきっとそれが一番ありえる依頼だし、一番筋の通った公共医療政策だと言えるだろう。

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CDC asks VACCINATED Americans to mask up again

 前置きはこれくらいで十分だろう。これまでのマスクに関する指針を振り返れば、自ずと答えは出る。CDCは、米国民が信頼を置いている公共医療当局とともに、科学的証拠に基づいた政策を追求しており、 大衆の意見に迎合することなど一度もなかった。以下、マスクに関する指針を時系列に追ってみた。これを読めば、これまでの試行錯誤の中で、米国の公的医療当局が出してきた指針に対して、ぶつくさ文句を言わなくてすむようになるかもしれない。

2004年11月

 CDCは「インフルエンザ対策におけるマスクの効用についての疑問に対して。市民が免疫をつける対策として最適ではない方法を選べば、インフルエンザの感染は広がる恐れがある」という指針を発表した。それからほぼ20年たった今では考えられないようなビックリさせられるタイトルだ。

 「マスク着用は、医療機関以外の場所では普通は薦められません」とその指針には書かれていた。CDCの説明によれば、インフルエンザの症状は発症するまで1週間の潜伏期間があったとしても、症状が出ていない人が顔面を覆っても特に利点はない、とのことだった。

 「今のところ、症状が出ていない人が人前でマスクを着用することは推奨できません。合併症を患う危険が高い人が、インフルエンザの感染を防ごうとする時もそうです」

2009年4月

 CDCは、H1N1(豚インフルエンザ)が検出されている地域においては、フェイスマスクや、医療用の高性能マスクの使用を奨励していた。 

 「地域全体でインフルエンザの感染を抑える手段として、フェイスマスクや医療用の高性能マスクを使用する効用についての情報は極端に限られています」とCDCは説明していた。顔面を覆うべきなのは、病人の治療など特別な場合のみだ、とされていた。さらにCDCは付け加えて、「人が密集した場所での予防措置としてマスクに頼ることは、良い考えではない」とのことだった。豚インフルエンザの流行時中、公的医療当局はこの立場を変えることはなかった

2020年2月5日

 COVID-19が世界規模で流行し始めていたこの頃、米国国立感染症・アレルギー研究所の所長で、医療関連の大統領顧問の代表のアンソニー・ファウチは、或る元米国政府の高級官僚からの、旅行中は予防策としてマスクを着用すべきかどうかについての問い合わせのメールに対して、着用は必要ないという以下のような回答を行っていた。

 「ドラッグストアで購入できるような一般的なマスクでは、ウイルスの侵入を防げません。このウイルスはとても小さいので、マスクの材質を通り抜けられるからです」

2020年2月28日

 「CDCは現時点で新型#コロナウイルスの予防策としてフェイスマスクを着用することは推奨していません」。CDCはこんなツイートを行った。





2020年2月29日

 マスクを買い求めようと米国民が大パニックを起こし始めたことが、公的医療当局のトップたちをイライラさせていた。

 「市民の皆さん。深刻に受け止めてください。マスクを買うのはやめてください!マスクをしても、人混みで#コロナウイルスの感染を妨げる効果はありません」と米国のジェローム・アダムス公衆衛生局長官はツイートした。 同長官はさらにつけ加えて、一般の米国民は、手洗いなどマスク以外の衛生対策にもっと気をつけるべきであり、マスクは医療従事者たちに回すべきだ、ともツイートしていた。この助言はこれまで長年CDCが出してきた指針と同じ内容だった。彼のツイートは後に削除されたが、ネットユーザーがこのツイートを忘れることはない。

 トランプ政権がコロナウイルスの流行に対する緊急事態宣言を出した1ヶ月後、ファウチはテレビ番組「60 Minutes」のインタビューでこう答えていた。「マスクを着用して街中を歩き回ることに何の道理もありません。流行時の最中であれば、マスクを着用すれば少しは気休めになりますし、他人からの飛沫も少しは遮ることができるかもしれません。しかしマスクが皆さんが感じているような完全な防御策になることは証明されていないのです」

 CDCが長年守ってきた指針通り、ファウチが強調したのは、マスクは医療従事者や病人たちの為に取っておくべきだ、ということだった。

2020年3月29日

 アダムス公衆衛生局長官は、先述のツイートにさらに加えて、公衆衛生局の方針について以下のようなツイートをした。「当局では、常に一般市民の皆さんにはマスクを着用しないよう推奨しています。というのも、マスクをすることで意味のある効果が得られるという証拠が乏しく、逆に悪影響が出るという証拠が出ているからです」
 


 (もしかしたらSurgeon Generalというツイッターアカウント名でこんがらがっている方もおられるかもしれない。それは公衆衛生局長官は今は別の人物が務めているからだ)

2020年3月31日

 ドナルド・トランプが、「米国民は顔の周りにスカーフを巻いてCOVID-19から身を守ればいい」と言ったことを攻撃する記事の中で、NBCは以下のような少しおどけた表現をしていた。「マスクをしていればコロナウイルスから守ってくれるかどうかについての科学からの答えは何も変わっていない(つまりマスクは健康な人を感染から守ってはくれないということ)のに、政府からの指針は変わるということなのだろうか」と。同じ記事の中でNBCが強調していたのは、「顔を何かで覆うことが、コロナウイルスの流行を食い止める決定的な対策になるという科学的な証拠は全くない」 ということだった。

 同日CNNが報じたのは、ファウチが、医療従事者のためのマスクが十分あることを条件に、マスクの着用を一般の人々にも「広げていく」ことを支持する、という内容だった。

 「その理由は、自分が感染しているか、していないか分からない人が、ほかの人々に病気をうつしたくないと思っているのであれば、それを実現させる術はマスクを着用することだからです。おそらくそうするしかないのです」とファウチは語った。この発言はこれまでのこの件に関する彼の考え方を180度転換するものだった。

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Fauci blasted for ‘dangerous arrogance’ as he compares criticism of him to ‘attacks on science’

2020年4月2日

 CDCのCOVID-19についての「よくある質問とその回答」欄にこんな記事が載せられた。「CDCは健康な人々がCOVID-19を含む呼吸関連の病気からの保護のためにマスクを着用することは推奨していません。マスクの着用が推奨されるのは、医療専門家から着用するよう助言があった場合のみです。フェイスマスクはCOVID-19に罹患していて、症状が出ている人のみ着用すべきです」

2020年4月3日

 ほぼ全ての米国民はフェイスマスクを着用すべきだと突然告げられた。

 米国中でロックダウン措置が取られ始める中、CDCは米国民にフェイスマスクの自発的な着用を呼びかけた。その理由は、そうすることがウイルスの拡散を阻止することに繋がるというデータが出ているから、とのことだった。トランプ大統領の説明によれば、新しい指針が打ち出されたのは、健康に見える人でもウイルスを拡散していると思われるからだ、とのことだった。「症状が出ていない人でも、人にうつすことがあるのです」

 10年以上公的医療当局が掲げ続けてきた指針は、急にどこかに飛んでいってしまった。「一般の皆さんもマスクをすべきです。しかし、医療用の高性能マスクの使用は控えてください。そのようなマスクは医療従事者たちのために取っておかないといけませんので」ということだ。一般市民たちは布マスクをつけさせられた。そのマスクは、FDAが示した作り方に従えば、家でも作れるものだった。

 「無症状者からも広がる呼吸関連ウイルスとマスクとの戦い」(マスクについては、CDCはこれまで不必要で無駄な対策だとしてきたはずなのだが)が、勃発した。

2020年4月4日

 CDCは、COVID-19についての「よくある質問とその回答」のページを更新した。「米国内の様々な地域におけるCOVID-19の疾病の拡散についての証拠をもとにしたCOVID-19の広がり方に関する新しいデータから」、CDCが新しく推奨したのは、顔の周りに布を巻くことだった。具体的には、「ソーシャル・ディスタンスを保てるようなほかの措置をとることが困難な場合、2歳以上の人々が公共の場にいる時に」マスクを着用すべきだ、というものだった。CDCが強調していたのは、「意識がない」人々にはその推奨措置は求めない、ということだった。

2020年5月~12月

 CDCの指揮の元で、各州や地方当局はマスク着用の強制に取り掛かり始めた。「カレンたち(訳注:自警団のように他人の行為を強く批判する白人女性を指す言葉)」が、マスクをせずに食料品店で買い物をする人々に喧嘩をふっかける事件が国中で頻繁に発生した。世間は混乱し、深い被害妄想に囚われる人も増えていった。

 マスク支持派とマスク反対派が、この「無症状の人でも感染力があるのか」についての決死の闘いを繰り広げていた。COVID-19の感染についての種々雑多な研究結果が更なる大混乱を招いていた。「無症状の人々が感染を広げるなんてありえない」という研究者たちもいれば、無症状の人々が人に病気をうつした一例を躍起になって探している研究者たちもいた。世界保健機関(WHO)は、無症状の人々が病気をうつすことは、「極めて稀だ」と言っていたが、すぐにその言を撤回して、「更なるデータが必要だ」と言い換えた。



 『英国医学誌』の記事によると、「このような論議をするのはばかげたことに思える。というのも、PCR検査は生きたウイルスと死んだウイルスの区別ができない検査であるため、“無症状”の患者を特定することはできないからだ」とのことだった。「今のところ、検査で陽性であると診断された人は、生きたウイルスに感染している真の感染者であるかもしれないし、そうでないかもしれない。さらに言うと、感染しているかもしれないし、していないかもしれない」

2021年2月10日

 CDCは自身が行った研究結果を発表した。それはマスクを2枚着用すれば(“二枚重ねマスク”という名で知られている) 、コロナウイルスの粒子に晒される確率が減る可能性がある、という内容だった。

 しかしCDCが研究結果で伝えたかったのは、米国民に使い捨てマスクを2枚重ねて着用するべきだ、ということではなかった。このデータが指摘しているのは、「しっかりと密着したマスクを着用することはとても大切だ」ということであった。

 皆この説明に感銘を受けたのだが、ただもう既にマスクを付ける流行は終了していた。ワクチンを接種した何百万人もの米国民は、「ワクチンを打てば今までにないくらいCOVID-19からきちんと守ってもらえる、と言われてきたのに、なぜ今さら、今着けているマスクの上にもう1枚マスクを着けるように言われるのだろう。今既に顔を覆っているマスクを脱いでください、と言ってもらえると思っていたのに・・・」と思っていた。ああ迷える子羊たちよ、ご辛抱を。

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COMUNVACCINATED diners only: California restaurant says it’s having fun watching ‘heads explode’ over mandatory no-vax policy

2021年3月8日

 ついに、だ。ついにワクチンを2度接種した米国民たちは、既にワクチン接種を済ませた家族や親友たちと屋内で会うのであれば、マスクを着用しなくてよくなった、とCDCは発表した。ただしワクチン接種を行った人々でも、「旅行する際や、多くの人々が集まる集会においては、まだ警戒を怠らないように」とも付け加えていた。

2021年4月27日

 CDCは、「ワクチンを2度接種した人々は、屋外の小規模な集会ではマスクを外してもよい」という声明を出した。しかし、大規模な屋外のイベントに参加する際には、まだマスク着用が奨励されていた。さらにワクチンを接種した人々でも、老人ホームへの訪問は制限がかけられていて、「人情としてどうしても会わなければ行けない状況の時」のみ認められていた。

2021年5月13日

 COVID-19のワクチンを2度接種した米国民たちは、特別な場合を除いて、屋外においても、屋内においても、マスクを着用したり、ソーシャル・ディスタンス対策を取らなくてもよい、とCDCは発表した。

 ロシェル・ワレンスキーCDCセンター長は、この指針転換を評してこう語っていた。「興奮させられるような力強い瞬間です」

2021年7月9日

 「ワクチンを2度接種した教員や学生たちは、校舎内ではマスクをしなくてもよい」、とCDCはこれまでの学校に対する指針の変更を発表した。

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Mask flip-flop? CDC ‘actively’ considering face cover advisory for vaccinated Americans, according to Fauci

2021年7月21日

 CNBCの取材に対して、ファウチはこう答えていた。「CDCが概して推奨しているのは、ワクチン接種を行った人々は、屋外や屋内でマスクを着用しなくてもいい、ということです」。同時にファウチは、「感染拡大が大きく見られる」地域に住んでいる人々は、マスク着用をすべきだと語っていた。

 「さらなる安全を追求したい方は、ワクチンを接種済みであっても、屋内、特に混雑した場所にいる時は、マスクを着用することを考えた方がいいかもしれません」とファウチは語った。この発言は、ほんの数秒前に彼が語っていたCDCの指針を完全に覆すものだった。

2021年7月27日

 感染力が強いとされるデルタ株が広がりを見せる中、CDCは、2度ワクチン接種を済ませた米国でも、 COVID-19の感染拡大が「かなり、あるいは大幅に広がっている」地域に居住している場合は、屋内におけるマスク着用を再開すべきだと発表した

 またCDCは、K-12(訳注:幼稚園児から高校生まで)の学校では、従業員も生徒もマスク着用を必須とすることを推奨した。さらにワクチンを接種した人々も、免疫系に問題がある家族や、注射を打つには幼すぎる家族の周りではマスクを着用すべきだ、とした。

頭を下げて警戒しよう、マスクを着けよう

 そして我々は今ここにいる。この記事が示したマスク着用に対する指針の歴史が示している通り、CDCや、ファウチや、米国のすべての医療行政当局は、揺るがない勇気を常に示し続けてきた。今週出した新しい指針も、科学を追求した結果CDCが必死に出した答えだ。証拠というものは、ゆっくりと変わってゆくものだ。しかし、マスクに関してだけは、その証拠は急激に変わっているように見える。

 米国民にとっての最善の世界は、可能な限り皆がマスクをしている世界なのだ。それも皆、アンソニー・ファウチとCDCのおかげだ。
 

コロナで死んだ人はいないーーストヤン・アレクソフ博士(ブルガリア病理学会会長)のインタビュー(文字起こし)

ストヤン・アレクソフ博士(ブルガリア病理学会会長)のインタビュー(文字起こし)

<記事原文 寺島先生推薦>
Interview of Dr. Stoyan Alexov, president of the Bulgarian Pathology Association

動画はこちら

2020年5月13日

<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>
2021年8月16日

 ブルガリア病理学会会長のストヤン・アレクソフ(Stoyan Alexov)博士へのインタビュー。聞き手は市民権保護センター議長のストイチョ・カツァロフ(Stoycho Katsarov)博士。テーマは欧州病理学会が2020年5月8日に開催したウェビナー(=オンライン・セミナー)「COVID-19」:ヨーロッパ中の病理学部門における前例のない挑戦。

 カツァロフ博士(以下K):ブルガリア病理学会の会長であるストイアン・アレクソフ博士にお話を伺います。博士は、コロナウイルス感染症と、ヨーロッパ各国の病理学者の見解がテーマだった国際的ウエビナーに参加されました。そのウェビナーに基づいて、博士はどのような結論を持たれているのでしょうか?

 アレキソフ博士(以下A):今回のウェビナーのテーマは、ヨーロッパ各国の病理医の間で、それぞれの国で何が起こっているのか、また、病理医の視点から、いわゆるパンデミックを食い止めるために何をすべきかを共有することでした。私たちは本当に正確な情報を持っているのでしょうか?私たちが話しているのはパンデミックなのか感染なのか?今回のウイルス(COVID19)で本当に人が死んでいるのか?もし死んでいるなら、具体的にどのように、そしてどんな種類のメカニズムが進行しているのか。人体のさまざまな器官やシステムが、コロナウイルスによってどのような影響を受けているのか?

 良かった点は、主宰がヨーロッパ病理学会だったこと、そしてイタリア、スペイン、ドイツ、スウェーデンから複数の参加者がいたことです。多くの質問が寄せられました。主な質問は、パンデミックではなく、コロナウイルス感染に関して何が起こっているのかということでした。強調しておきたいのは、これは感染であって、パンデミックではないということです。なぜなら、私たちが耳にする多くの事実は、人々が本当に恐れているのは「死ぬこと」だということです。私たち病理学者は常に死んだ人々と会っているのですから、そのことをよく分かっています。

 主な結論:ドイツ、イタリア、スペイン、フランス、スウェーデンで行われた遺体解剖では、コロナウイルスが死亡原因であるとの結論にはならないということでした。

 K:コロナウイルスの組織学から見た臨床像で、季節性の風邪や他の呼吸器疾患と異なる点は何かありますか?

 A:それとまったく同じ質問をモック教授(チューリッヒ大学病理学教授、ホルガー・モックHolger Moch博士)にしました。彼は解剖した人たちの組織写真や遺伝子地図、亡くなった人たちの肺の電子顕微鏡写真を見せてくれたからです。これはブルガリアではできない分析です。彼は内皮細胞の中にヘリオーム(?)タイプの組織を発見しました。それをもとに、ウイルスが内皮炎を起こし、「肺の道」(?)につながる(?)と考えていました。内皮炎は、肺のパロダリム(?)に感染する病気です。 そしてまた、(肺の中の)第1、第2レベルのエヴェロシティ(?)に何が起こっているのか?

 私は、『コロナウイルスで死んだ人と、季節性インフルエンザで死んだ人の解剖に違いはあるのか』と尋ねました。モック(Moch)博士は、この点について、検死で見た限りでは、コロナウイルスで死亡した人と季節性インフルエンザで死亡した人の病理学的な違いは1つもないと答えました。
 [注:モック博士はこうは言っていない。「いい質問です」と言っただけ。]

 しかし、これには大きな違いがあり、それを知ることはとても重要です。イタリアの2人の医師は、コロナウイルスが存在することを証明するために、病理検査に使用できる特定のモノクローナル抗体があるかどうかを尋ねました。そのような抗体が単離されているのでしょうか?[モック博士の答えは次の通り]:そのようなモノクローナル抗体は分離されていない、今のところその存在は分かっていない。


 2つ目の質問:生検を行う際にコロナウイルス感染の診断に使用できる別のモノクローナル抗体があるか?

 どちらの質問に対しても、「生検や解剖組織にコロナウイルスが存在することを証明するような抗体はない」、というのが答えでした。

 ブルガリアでは、ニア・セルビアノヴァ(Nia Serbianov[スペル?]博士(ピロゴフ病院の臨床病理学の責任者)が行ったCOVID-19が死因とされた人の検死を3回行いました。彼女はこの抗体について、イタリアとスペインの専門家に同じ質問をしました。彼らは、そのようなモノクローナル抗体は存在しないと答えました。病理学者たちは皆、コロナウイルスで死んだ人はいないと言っています。私はそれを繰り返します:コロナウイルスで死んだ人はいません。

 ほとんどの人が・・・なぜかと聞くでしょう。もし私の話を聞いていたら、私が狂っていると言うでしょうから。私が狂っていない理由を説明します。ただし私の説明は病理学の観点からです。病理学の専門家として、私たちは生検だけでなく剖検にも適用されるある手順、つまりプロトコルを持っています。プロトコルには、第一疾患、第二疾患、第三疾患、死亡理由を記載します。コロナウイルスが原因で死亡したということは、コロナウイルスが間質性肺炎を引き起こし、その後、他の臓器や器官に他の病気がなく、その人が死亡したということです。しかし、そのような事実は発見されていません;この事例のレポートは一本もないということです。

 そのため、私はWHOの不適切な行動がとても気になっています。WHOがこれを裏付ける事実がないうちにパンデミックを発表するのは、私の診療経験上(医師として30年診療してきましたが)初めてのことです。疫病ではなく、パンデミックと発表したのです。パンデミックとは、コロナウイルスで死亡する人が出るということです。政府や国のリーダーたちはなぜ、コロナウイルスで死人が出ている(困ったことだ)と言うのかわかりません。。私たち病理学者にとってそんなことは怖くも何ともありません。日常茶飯事なのですから。死体を扱うのが私たちの仕事です。

 K:つまり、その情報は情報操作だったと?

 A:そう、絶対に操作されています。事実は歪められています。多くの国では、病理学者とウイルス学者の人たちは研究所で一緒に働いているので、お互いに話をしています。だからこそ、私は他の人たちが言っていることを伝えているのです。私だけではなく、他の国の人たちの声にも耳を傾けるべきだと思います。こういった人たち、ウイルス学者と一緒に仕事をしている同僚、そして生物学者の意見を聞く必要があります。彼らがこのことをどう考えているか耳を傾ける必要があります。死んだ人は、コロナウイルスが原因で死んだのでしょうか、それともコロナウイルスを抱えて死んだのでしょうか?私たちが実際に使っている用語に従えば、イタリアやフランス、スペインの人々は、コロナウイルスを抱えて死んでいる、となります。コロナウイルスが死因ではありません。彼らの病気から導き出されたどうしようもなく貧弱な臨床像(つまり、重篤な併存疾患があったということです)の上に出された結論です。

 K: こんな比較は可能でしょうか?もしブルガリアで毎年20万人から30万人の人が季節性インフルエンザにかかり、そのうちの何人かが別の理由で亡くなることがわかっている場合、その人たちは季節性インフルエンザで亡くなったとすぐに言えるでしょうか?

 A:いいえ、そうは言えません。季節性インフルエンザとコロナウイルスには大きな違いがありますから。そう、季節性インフルエンザで亡くなる人の中には、多くの場合、若い人も含まれています。それが大きな違いです。違いは、まだ若い人はコロナウィルス・パンデミックでは誰も亡くなっていないことです。これが大きな違いです。なぜなら(季節性インフルエンザでは)他の病気がなくても、若い人を死に至らしめるウイルスが1つ見つかるからです。[心筋]梗塞と[他の2つの病気]を持った人がコロナウイルスで死んだというのとは違うのです。
COVIDで亡くなった人という人の中で私たちが解剖した人には、高血圧で心筋梗塞のある78歳の人がいましたが、その人は体の各器官が正常に機能していませんでした。それでその時は私たちは、コロナウイルス感染症は治すのがとても難しいと言っていました。つまり、コロナウイルス感染症は、死に至らない感染症なのです。そして、インフルエンザは死に至ります。

 K:私が考えているのは、心臓発作とインフルエンザにかかった場合、その人は心臓発作で死亡したとも言えるし、あるいはインフルエンザで死亡したとも言えることです。それが現在コロナウィルスに関して起こっていることです。

 A:ええ、おっしゃる通りです。

 現在、ヨーロッパ、中国、オーストラリア、カナダの病理医は、コロナウイルスに感染した患者の死因はコロナウイルス以外にはないと書かなければならないという圧力を受けていますので、みんな抵抗しています。これは私たちにとって、特に私にとって大きなストレスです。というのも、私たちには使うことになっているプロトコルと手順があるからです。検死を行う際には、体のすべての器官から壊死物質を採取し、パラフィンブロックに入れます。そして、100年後それをまた見ることができます。100年後の病理学者は、「おい、100年前のこの病理学者たちは自分たちが何をしているのか分かっていなかったのだな」と言うでしょうね。ですから、私たちは診断には本当に厳密でなければなりません。なぜならば、それが証明される(あるいは反証される)可能性があり、後になって再びチェックされる可能性があるからです。。今回の場合、WHOが解剖をしてはいけないと言っています。この特定のシャンプル(ママ)のウイルスの強さを証明する必要があるのに、なぜWHOが検死をしてほしくないのか、私にはよくわかりません。なぜWHOが私たちに検死をさせたくないのかわからないのです。WHOはこのウイルスが致死性ではないという情報を持っていると私は思っています。

 K:それがブルガリアで検死が行われない理由ですか?

 A:はい。私たちはWHOの指示に従わなければなりません。そして、その指示に何も考えずに従わなければならないのは、本当に悲しいことです。しかし、ドイツ、フランス、イタリア、イギリスでは、WHOに厳格に従うべきではないと考え始めています。死亡理由を書くときには、病理学的に(それを裏付ける)結果が必要であり、手順に従うべきだと。[なぜなら]私たちが何かを言うときにはそれを証明する必要があるからです。スペイン、イタリア、ドイツから次の情報を得ています:
「私たちの国ではコロナウイルスで死亡した人はいませんでした。あなたの国では見つかりましたか?」

 これに対して私たちは国を越えて次のように質問をお互いにし始めています:
「その問題はどこで発生しているのですか?誰がその問題を起こしているのですか?」

 K:メディアでは、WHOがすべての保健機関に指示を出しているという情報がありますが、その指示によると、PCR検査で陽性になった人はすべて[コロナウイルスに感染している]とカウントすることになっています。そして、その人が何かの原因で死亡した場合は、コロナウイルスが原因で死亡したと記入することになっています。これはWHOからの指示であり、博士がおっしゃっていることを証明しています。これに何か具体的な目標があったかどうかはわかりません。しかし、たとえその目標に正当な理由があったとしても、そのやり方は全世界のパニックの原因となり、ストレスの原因となるのです。なぜなら、すべての人がコロナウイルスで死亡したと発表されると、感染症の性格が変わってしまうからです。これは本当に人を震え上がらせるものです。見聞きした人々は恐怖心を抱きます。しかし実際には、[コロナウイルスによる]死亡率はそれほど高くありません。

 A:例えるなら、[2020年の]1月と2月に発生したインフルエンザで、若い人たちが亡くなったことです。この年のインフルエンザは非常に猛威を振るい、子供たちや働き盛りの人たちが亡くなりました。一方、今回のコロナウイルスの場合は、その時ほど感染者数は多くありませんし、死亡者数もそれほど多くないことははっきりしています。これについての私の意見は、宣誓して申し上げてもいいのですが、世界保健機関(WHO)は、世界的な混乱を創作しています。それを裏付ける事実はゼロです。ブルガリアにはウイルス学者や病理学者があまりおらず、政府からの資金援助もあまりありません。しかし、私の専門である病理学者として、私は証拠、つまり物質的な証拠を使って仕事をしていますが、世界保健機関には「あなたの証拠はどこにあるのですか?」と質問しています。

 1990年代にある問題が発生しました。(そこで)チュグダル・グルゲフ(Chugdar Gurgev?)教授という人が、エイズで死亡した人を解剖し、さまざまな臓器からサンプルを採取するというプロトコルを開発しました。これにより、さまざまなシステムや臓器で何が起こっているかを正確に把握し、データを収集することができました。ご存知のように非常に危険な感染症である結核についても同様のプロトコルがありました。そこで私たちは、結核についても同様に4つのプロトコルを開発しました。イタリアとドイツの病理学者の同僚は、世界保健機関(WHO)の指示(彼らはこれを法律のように呼んでいます)に従っており、(コロナウイルスについて)本当に危険な感染症については特別な指示に従わなければならないとしています。しかし、私たちはすでに同様の指示を受けています。先ほど申し上げたように、私たちは1990年に結核のデータを収集したときと、HIVのデータを収集したときに、このプロトコルを使用しました。これらのプロトコルは、1919年のスペイン風邪の後に開発され始めましたが、当時は人口の10~12%がスペイン風邪で死亡しており、それは労働年齢層の人口でした。そして、これらのプロトコルを開発するのに[数十年]かかりました。現在、[世界では]70歳以上の人が7万人も[コロナウイルスで]亡くなっていると言われています。その人たちがなぜ死んだのかを正確に調べるために、なぜその人たちの検死をしなかったのかと私は問いかけています。そして、なぜ私たちはそれはコロナウイルスだと言うのか。彼らはコロナウイルスが原因で死んだのでしょうか、それとも死んだ時体内にコロナウィルスがいたのでしょうか?

 また、別の情報もあって、イタリアではコロナウイルスが原因で多くの人が死亡したというのです。基本的に成人の免疫システムを抑制する新型インフルエンザワクチンを接種していた、というのがその理由です。その後、(ワクチン接種の結果)免疫システムがあまり強くなかったせいでコロナウイルスに簡単に感染してしまいました。これは解剖をすれば明らかになるかもしれませんが、今のところはっきりしていません。

 K: つまり、博士のご意見は、(コロナウィルスで亡くなったと言われる人々については)調査が必要であり、病理学が[考慮される]必要があるということですね?

 A:はい、もちろんです! 私たちは大事なところを抜かしているのです。解剖すれば、大量の肺の材料を採取することができます。そして、その材料の一部を取り出して研究することができますが、将来の研究が必要な場合には、約80%を将来の研究のために残しておくことができます。解剖で採取した材料を入れるパラフィンは、300年は[そのままの状態で]保存できます。ですから、20年後、30年後に、別の、しかし似たようなパンデミック(あるいは流行:今回のことを私はパンデミックだとは思っていないのです)が起きたとき、肺の組織写真を今と後で比較できるかもしれません。知らない人は、コロナウイルス感染症は多くの人に存在すると思いますが、中国の同僚、つまり中国の病理学者から話を聞いている私たちに分かっているのは、2002年、2007年、2008年、2013年、2017年、2018年に発症していることです。この病理学的資料に基づいて、今回のパンデミックでの違いを見ることができます。繰り返しになりますが、私はパンデミックについて具体的に話すつもりはありません。なぜなら、パンデミックと呼ぶのに必要な事実を私たちは現在持っていないと考えているからです。世界保健機関がいまだに『パンデミック』と言っているのは合理的ではないと思います。これは(単なる)伝染病です。私は、ひとつのウイルスに対してこのような「宣伝」をするのを今まで見たことがありません。

 K:それがプロ意識の欠如なのか、それとも違った目的があるのかわかりませんが、明らかにその行動や事実の取り上げ方については議論になっています。ここでは関心をひとつに絞ろうとする動きがあるという見方で話をまとめたいと思います。ひとつに絞られた関心はパニックへとつながり、それはコロナウイルスに感染していなくても、さまざまな慢性疾患を抱えている人たちに本当の衝撃を与えることになるでしょう。彼らは医療を必要としない人にされています。彼らは[自分たちにではなく]コロナウイルスにばかり注意が向けられた[医療]資源から隔離された犠牲者のようです。彼らは恐怖心のあまり診察を受けようとしません。[そして]保健当局も、開業医を訪問することを許可していません。これは後々、本当のコロナウイルスと同じくらい深刻な問題になる可能性があると思います。医師の診察が必要なのに受けられない人の数が増え、さらに大きな問題になるかもしれないのです。つまり、コロナウイルスに比べて慢性疾患がケアされていないために、近い将来、慢性疾患で亡くなる人が増える可能性があると思うのです。

 A: 100%ではありません。あなたの言っていることは200%正しいのです。それが絶対そうだと言えるのは腫瘍学に携わっている私たちは、ストレスが免疫系を著しく抑制することを知っているからなのです。だからすべての慢性疾患がそれ自体より重症化し、より深刻化することは200%確実だと断言できます。特に非浸潤癌は、50%以上が浸潤癌になると言われています。だから私は、この流行はウイルスの流行というよりも、人々に多くの恐怖とストレスを与えることの流行だと言いたいのです。なぜなら、人々は私や他の病理学者のように、コロナウイルスが深刻なものではないことを理解していないからです。人々はコロナウイルスを恐れています。

 K:コロナウイルスのせいで博士のお仕事にどんな変化がありましたか?

 A:私たちの仕事は90%減っています。一部の病院では50%、一部の病院の医療関係者の仕事は10-15%減っています。

 K:今だから言いますが、病理医としての博士のお仕事は最高裁のようなものです。人が死んだ後に死因を伝えるお仕事です。特に癌の場合、それが癌か癌でないかを判断します。生検の場合も同様で、博士は最高裁です。いろいろな検査をされても、検査を受けた人は病理医が癌かどうかを言うのを待っているのです。特に癌の場合、上皮主要部生検や子宮がん検査でも同じですが、病理学的にどうなのか?もし、博士の仕事が90%減るとしたら、そういった人たちの検査ができないということです。つまり、人々は適切な診断を受けないということになります。つまり、[診断や治療が]行われないままこの病気が進行してゆくということです。

 A:その通りです。病理学には、細胞学、組織学、免疫化学、分子病理学などがあります。例えば、ある女性に「3ヵ月ごとに子宮がん検査を受けてください」と言ったとき、6ヵ月間受けていないと、その患者さんが癌になるリスクがあった場合、その6ヵ月間が癌を発症する重要なポイントになる可能性があります。つまり、5ドルを使って検査し、早期に治療を開始する代わりに、問題が悪化してしまい、後で何百ドルもかけて治療しなければならなくなるということです。

 コロナウイルスの検死をしないのも似たようなものです。誰かが最高裁に行って、その人が10回銃で撃たれても、最高裁は「10回のうち多分1回は自分で撃ったのだろうから、自殺とみなす。」と言うようなものです。

 似たような状況を知っています。とても興味深いのは、アメリカのある人が路上で事故に遭い、脳に損傷を受け、4日間病院で生命維持装置をつけられた事例です。彼はコロナウイルスのPCR検査で陽性だったので、死亡診断書にはコロナウイルスで死亡したと書かれていました。私はそれは[真っ当な]医学とは言えないと思います。

 コロナウイルス[が沈静化した後]は、多くの人々が医療従事者に対する信頼を失うことになるでしょう。それがどれくらいになるかはわかりませんが、大きな問題となるでしょう。

 パンデミックについては、人々の信頼を得る必要があることも付け加えておきたいと思います。なぜなら私の考えでは、コロナウイルスの感染はそれほど危険なものではないからです。ウイルスにも関係するがんの病理検査をしている私に、どうやって人々は信頼を寄せてくれるのでしょうか?しかし、そんなことは一切話題になりません、誰一人・・・。

 パピローマウイルスの感染が原因で肺がんになった患者さんがいます。そして、誰もこのことを大々的に取り上げたことはありません。私たちはこのような患者をたくさん抱えています。[そしてまた]喫煙による肺がんで亡くなる方は、[世界で]毎年約150万人にのぼります。これをコロナウイルスに例えると、パンデミックのようなもので、誰もがタバコを止めろ[と言われるようになるでしょう]。---言ってみれば「喫煙パンデミック」です。

 K:博士がおしゃっているのは、この感染症に対する反応はバランスを欠いており、この程度でパニックと言う必要はない、です。また、もうひとつのリスクとして、1年後、2年後に本当に危険な感染症が発生したとしても、国民は私たちを信用せず、本当に[危険な]感染症だと言っても信じてくれないでしょう。

 A: ウイルス学を専門とする友人たちと話していて、もし地球温暖化が進んだら、人類がこれまで経験したことのないようなウイルスが凍った地域から広がってくるのではないか[と言っていました]。そして、そのウイルスが活動したり生きていたりしたら、私たちはそれに対抗しなければなりませんが、どうすればいいのかわからないでしょう。

 そして、もし人々が私たちを信じてくれなかった場合、同じようなタイプの感染症が[再び]起こった場合、私たちはどうすればいいのでしょうか?例えば、エボラ出血熱の場合、ここ数年で分かってきたことですが、エボラ出血熱はあまり人間に感染しないため、実際は人々が慣れている感染症ではありません。

 COVIDに対するワクチンを作ることはできないと私は確信しているので、法律が予防接種や私たちがみんな話題にしている例のワクチンにどのように対処するかを正確に見る必要があります。

 ビル・ゲイツが自分の研究所で一体何をしているのかよくわからないのですが、彼が作っているのは本当にワクチンなのでしょうか、それとも別のものなのでしょうか?[冗談/笑い]しかし、この問題は国内機関であるFBIに任せる必要があるでしょう・・・。OK、医学の話に徹しましょう。陰謀論は陰謀論です。私たちがこれから何を学ぶかはわからないのです。

 K:お話いただきありがとうございました。

 A:最後に言ったことをもう一度言いたいのですが、コロナウイルスで死んだ人はいません。人々はコロナウイルスを抱えて死んでいるのであって、コロナウイルスは死因ではありません。パンデミックやエピデミック[という用語]は必要ありません。イタリア、スペイン、フランス、ドイツ、スウェーデンの私の同僚たちは、言っていることです。

学校におけるマスク着用強制は憲法違反との判決を下したドイツ人判事に警察の捜査

学校におけるマスク着用強制は憲法違反との判決を下したドイツ人判事に警察の捜査

<記事原文 寺島先生推薦>

German Judge Investigated by Police after Ruling Compulsory Mask-wearing in Schools Unconstitutional

2021年5月31日

ロザリンド・イングリッシュ(Rosalind English)

<記事原文 寺島メソッド翻訳グループ>

2021年8月5日

 2021年4月8日、ワイマール地方家庭裁判所(ワイマール地方裁判所内)は, 2021年4月8日の命令、参照:9 F 148/21で、ワイマールの2つの学校が、生徒に対して、
①    いかなる種類のマスク(特にFFP2マスクなどの正規マスク)の着用、
②    AHA(アメリカ心臓協会)が定める最低距離の遵守、
③    および/またはSARS-CoV-2迅速検査への参加、
を要求することを即刻禁止する判決を下した。同時に、同裁判所は教室での指導は維持されなければならないとの判決も下した。

 コロナ対策の科学的合理性と必要性について、ドイツの裁判所に専門家の証拠が提出されたのは今回が初めてのことだ。専門家の証人として、衛生学教授のイネス・カプスタイン(Ines Kappstein)医学博士、心理学部教授のクリストフ・クーバンドネル(Christof Kuhbandner)博士、生物学部教授のウルリケ・ケンメラー(Ulrike Kämmerer)博士が出席した。ニュースサイト2020NewsDeは判決の要約を公開した。その重要な部分を以下に記述する(翻訳はDeepL)。

 この判決に詳しく焦点を当てるのは、自分の判断を下した判事に対してその後いろいろなことが起こったことをニュースサイト2020NewsDeが報じたからだ。2020NewsDeによると、「ワイマール地方裁判所のクリスティアン・デットマー(Christiaan Dettmar)判事は、今日(2021年4月26日)、家宅捜索を受けた。彼のオフィス、私有地、車が捜索された。携帯電話は警察に押収された。この判事は2021年4月8日に政府の対策方針にとって非常に都合の悪いセンセーショナルな判決を下している。」さらに2020NewsDeは、「問題の判決を、ワイマール行政裁判所は不法としているが、納得できる正当な理由は何もない」 と傍注的に述べている。

 <但し書き>:キングス・ロースクールの国際法・EU法教授であるホルガー・ヘスターマイヤー(Holger Hestermeyer)(@hhesterm)から、ドイツでは(ワイマール地方裁判所事案で問題となったような)行政行為を無効にする事案は行政裁判所に送られるとの情報を得た。ヘスターマイヤー教授は次のように述べている:
 この事案が行政裁判所に持ち込まれたことは確かですが、裁判所はマスク強制着用などの行政行為を棄却しませんでした。そこで弁護士は(シュピーゲル誌の報道によれば)、テレグラムというメッセージシステムを使って、クリスティアン・デットマー判事の法廷に訴訟を提起する原告を探していました(その資格は姓の最初の数文字を基礎としているので、弁護士は適正な姓を持つ原告を探していました)。その後、デッドマー判事はその弁護士のこの事案に関する訴訟資格を認め(前例がない)、原告だけでなく学校のすべての子供たちのために判決を下し(異例)、口頭審理を排除し(うーん)、主流の科学的助言をすべて斥け、そのような行政措置をすべて拒否する少数の専門家の意見に判決の基礎を置き(これも、うーん)、上訴を認めませんでした。
 (へスターマイヤー教授の話はここまで)

 このように、この判決には手続き上の重要な問題があり、原判決と2020Deによる報告書の両方を抜粋した以下の私の要約を読む際には、それを念頭に置く必要がある。

 この裁判は、ドイツ民法(BGB)第1666条第1項および第4項に基づく児童保護案件であり、母親が14歳と8歳の2人の息子のために、地方の裁判所に提訴したものである。彼女は、自分の子供たちが肉体的、心理的、教育的にダメージを受けているが、子供たちや第三者には何の利益もないと主張した。同時に、これは法律、ドイツ憲法(基本法)、国際条約に基づく子どもと両親のさまざまな権利の侵害であると主張した。

 民法第1666条に基づく手続きは、誰かの提案があった場合でも、そのような提案がなくても、その子の最善の利益のために介入が必要であると考えた場合には、裁判所は職権で開始することができる(民法第1697a条)。

 ワイマール家庭裁判所は、事実上および法律上の状況を検討し、専門家の意見を評価した結果、マスク着用強制等の行動規制措置で、子どもの幸福に対して精神的、身体的、または心理的な危険が生じていることははっきりしており、実質的な害が生じることは高度な確実性をもって予見されるほどである、と結論づけた。

 判事は次のように述べた:
 これは危機と言える。学校の授業時間中に着用し、お互いに他の人から距離を置くことを義務付けることで、子どもたちは精神的、肉体的、心理的に危険にさらされているだけでなく、すでに被害を受けている。同時に、法律や憲法、国際条約に基づく子どもたちとその親の数多くの権利を侵害している。特に、基本法第2条の人格の自由な発達と身体的完全性に対する権利、および基本法第6条の親による養育とケアに対する権利を侵害している....
 (判事のことばはここまで)

 判決の中で、判事は原告の母親の見方を是とした:
 子どもたちは身体的、心理的、教育的にダメージを受け、子どもたちの権利は侵害されている。それは、子どもたち自身にも第三者にも何のメリットもない。
(判事のことばはここまで)

 裁判所は、学校の管理者や教師などに対して、生徒への行動規制措置の根拠となっている州法の規制は、法治国家に根ざした比例原則(基本法第20条、第28条)に反するため、違憲であり、無効であるとして、これを行使することを許さなかった。

 (以下は判事のことば)
 過剰の禁止とも呼ばれるこの比例原則によれば、正当な目的を達成するための措置は、狭義の意味で、つまりメリットとデメリットを比較検討した上で、適切かつ必要であり、比例したものでなければならないとされている。エビデンスに基づかない、IfSG(感染保護法)第1条第2項に反した措置は、それが追求する基本的に合法的な目的を達成したり、医療システムの過負荷を回避したり、あるいはSARS-CoV-2ウイルスへの感染率を低下させたりするにはすでに適性を欠いている。しかし、いずれにしても、この措置はさらに狭義の意味で比例原則に則っていない。なぜならそれによって引き起こされる相応のデメリットや付随的ダメージが、子どもたち自身や第三者にとって認識できるメリットによって相殺されていないからである。
 (判事のことばはここまで)

 判事が明言したのは、指摘しておかなければならないこととして、自分たちの権利が侵害されている違憲性を証明するのは権利が侵害されている当事者ではない、ということだ。それを行うのは、チューリンゲン自由州であり、同州が、自ら行った措置は意図した目的を達成するのに適しており、必要であればそれは比例原則に合致しているという科学的証拠を出さなければならない、としたことだ。しかし今のところ、同州にそんな動きは全くない。

 判事は、(裁判に同席していた先述の)カプスタイン教授から、マスクを着用して距離規定を守ることは、子ども自身や第三者にとってメリットがないという専門的な証拠を聴取した。

 カプスタイン教授は、マスクに関する国際的なデータをすべて評価した上で、「健康な人が公共の場でマスクをすることの有効性は、科学的根拠に裏付けられていない」と述べている。

 判決文はこうだ:
 
意見書に書かれている妥当性、数学的推定値、主観的評価は、実際の人間を対象にした種々の臨床疫学研究に取って代わることはできない。マスクのフィルタリング性能に関する実験的研究や数学的推定は、実生活での有効性を証明するのには適していない。国際的な保健機関は、公共の場でのマスク着用を推奨しているが、科学的研究からはその証拠がないとも言っている。それどころか、現在入手可能なすべての科学的証拠を見ても、マスク着用が感染を抑える効果がゼロであることははっきりしている。公共の場でのマスクの有効性を示す証拠として引用されているすべての公表文書も、マスク着用が感染を抑えるという結論を認めていない。このことは、いわゆる「イエナ研究」にも当てはまる。これは他の大部分の研究と同様に、疫学的知識のないマクロ経済学を専攻する著者による、実際の接触経路を追跡しない理論的仮定に基づく純粋な数学的推定またはモデリング研究であった・・・2020年4月6日にイエナでマスク着用義務が導入される前に(ドイツ全体で導入されたのはその約3週間後)感染値がすでに大幅に減少しており、2020年3月末にはすでにイエナでは関連する感染の発生がなくなっていたという決定的な疫学的状況は考慮されていない。
 (判決文はここまで)
 
 マスク着用は何の役にも立たないばかりか危険だ、というのが判事の結論だ。

 (以下も判決文から)
 カプスタイン教授がさらに言うように、マスクはすべて、効果を発揮するために原則的に正しく着用する必要がある。マスクは触ると汚染リスクに晒される可能性がある。それなのに、人々はマスクを正しく着用せず、手で触ってしまうことが非常に多い。これは、テレビで見かける政治家にも見られる。人々はマスクの正しい使い方を教えられず、途中で手を洗う方法や、手の効果的な消毒方法の説明もなかった。また、なぜ手指衛生が重要なのか、手で目や鼻、口を触らないように注意しなければならないことも説明されなかった。人々にマスクを着用させれば、あとは事実上放置状態だった。感染リスクはマスク着用によって軽減されないばかりか、マスクを不適切に着用すれば感染は拡大する。(専門家はこの点を詳細に述べているし)また、人々がマスクを適切に着用するようになることは「ありえない」とも言っている。

 判決文はこう続けている。
 (以下は判決文から)
 「SARS-CoV-2が「エアロゾル」を介して、つまり空気を介して感染するというのは、医学的にも確証がなく、科学的にも証明されていない。これは主にエアロゾル物理学者に基づいた仮説であり、専門家によると、彼らは当然ながら自分の専門分野から医学的な相関関係を評価することはできないという。「エアロゾル」理論は、人間の共存にとって非常に有害であり、人々はもはやどんな室内空間でも安心していられず、建物の外でも「エアロゾル」による感染を恐れる人さえ出てくるということになる。「エアロゾル説」は、「気づかないうちに」感染することと合わせて、すべて人間という仲間を感染リスクとみなすことにつながる。

 2020年には布製マスク、2021年初頭からはOPマスクかFFP2マスクという、マスクに関する方針の変更は、明確な線引きがない。OPマスク(標準的な青色のマスクで、ろ布と3層の浄化用ダストが付いている)とFFPマスクは同じ医療用マスクであっても、機能が異なるため、互換性はない。この決定をした政治家自身が、どのタイプのマスクが基本的に何に適しているのかを理解していないか、あるいはそんなことは気にせず、マスクの象徴的価値だけを重視しているかのどちらかだ。カプスタイン教授の視点から見ると、政策立案者のマスクの決定は理解不能、控えめに言えば、ありえない、となる。

 カプスタイン教授はさらに、医療患者のケア以外では、適正な対人距離に関する科学的な研究は行われていないと指摘する。要約すると、彼女の意見とそれに納得した裁判所の立場では、以下のルールしか成立しない。

 1. 2人のうちどちらかに風邪の症状があるときには、対人接触時に1.5m程度(1~2m)の距離を保つというのは、賢明な対策と言える。しかし、科学的に証明されているわけではない。接触者に風邪の症状がある場合に、呼吸器の分泌物の飛沫を介した病原体との接触を防ぐために互いの距離を保つことは有効な対策であるらしいと言える程度。一方、全方位的な距離の取り方は、接触者が風邪をひいている場合身を守るための有効な防御策とは言えない。

 2.  誰も風邪をひいていないのに、1.5m程度(1~2m)の全方位的な距離あるいはささらに対面の距離をとることも、科学的データに裏付けられたものではない。それどころか、これでは一緒に生活している人たち、特に子供たちの気楽な接触を大きく損なうことになる。感染予防という点でも何のメリットもない。

 3.濃密な接触、つまり1.5メートル以下、生徒同士、教師と生徒、職場の同僚,等々の間で、たとえどちらかが風邪の兆候を持っていたとしても、リスクにはならない。なぜなら、学校や公共の場での大人同士のこのような接触時間は、飛沫感染が起こるにはあまりにも短いからだ。このことは、家庭を事例にした研究でも明らかになっている。多くの皮膚や粘膜の接触がある密な生活をしているにもかかわらず、1人が呼吸器系の感染症にかかっても、ほとんどの家族成員は病気にならなかった。

 (判決文からの抜粋はここまで)

 また、裁判所は、症状のある人、症状前の人、無症状の人の感染率に関するカプスタイン教授の見方に従った。

(以下は判決文から)
 症状が出る前に感染する可能性はあるが、避けられないわけではない。いずれにしても、実際の接触シナリオを評価した場合の感染率は、数学的モデルを用いた場合よりも著しく低い。

 2020年12月に発表された家庭内でのコロナ感染に関するメタ分析を用いた組織的検討から、カプスタイン教授は、症状のある初発症例の感染率が18%と高いがそれでも過剰ではないことと、無症状例の感染率がわずか0.7%と極めて低いことを対比させている。したがって、かつて健康だった人で現在は無症状の人のウイルスを伝播する可能性は、考えることすら無意味である。
 (判決文からの抜粋はここまで)

 裁判所のまとめ:
 様々なタイプのフェイスマスクがSARS-CoV-2による感染のリスクを全く、あるいはかなり軽減できるという証拠はない。当裁判所のこの言明は、小児や青年を含むあらゆる年齢層の人々、ならびに症状のない人、症状が出る前の人、症状のある人に適用される。

 それどころか、マスク着用時の手と顔の接触がさらに頻繁になることで、自分自身が病原体に接触したり、仲間を病原体に接触させたりするリスクが高まる可能性がある。普通の人々にとっては、公の場でも私的空間でも、フェイスマスクの着用(または他の対策)によって減少するような感染のリスクは存在しない。また、対人距離を遵守すれば感染リスクを低減できるという証拠もない。このことは、子供や青年を含むあらゆる年齢層に当てはまる。

(裁判所のまとめはここまで)

 裁判所は、もう一人の専門家である心理学部教授のクリストフ・クーバンドネル博士の広範な調査結果を参考にして、「フェイスマスクの着用によって感染のリスクを大幅に低減できるという質の高い科学的証拠はこれまでに存在しない」という結論を下した。

 判事の言葉は続く:
 また、学校ではマスクをしていなくても感染することはほとんどないので、学校でのマスク着用による感染リスクの低減の達成可能範囲はそれ自体小幅だ。だから、こんな絶対的危機削減幅の小さい対処法でパンデミックと闘うことはできない。クリストフ・クーバンドネル博士の説明によると、現在増加していると言われている子どもの感染者数は、ここ数週間で子どもの検査数が大幅に増加したことに起因する可能性が非常に高いとのこと。学校での感染リスクは非常に低いため、新しいウイルスであるB.1.1.7の感染率が諸研究で想定された大きさの規模で増加する可能性があっても、学校でのウイルスの蔓延を大幅に増加させるとは考えられない。このわずかなメリットも、子どもたちの身体的、心理的、社会的な幸福に関して起こりうる数多くの副作用によって帳消しされている。たった1つの感染を防ぐためには多くの子どもたちがその影響を受けなければならないということになるだろう。クーバンドネル博士は、科学雑誌Monatsschrift Kinderheilkundeに掲載された副作用登録事例に基づいて、これらの詳細を紹介している。
 (判事のことばはここまで)
 
 裁判所は、また、PCR検査や迅速検査が感染率の測定に適していないというカプスタイン教授の専門家としての意見も参考にした。

 PCR検査について、裁判所はカプスタイン教授の言葉を引用し、使用されているPCRテストは遺伝物質のみを検出することができるが、検出されたRNAが感染能力のある、したがって複製能力のあるウイルスに由来するかどうかは検出できないという趣旨のことを述べている。

 ウルリケ・ケンメラー博士も、分子生物学に関する専門家意見の中で、PCR検査は、たとえ正しく実施されたとしても、その人が活動中の病原体に感染しているかどうかに関する情報を提供することはできないとしている。これは、PCR検査では、風邪やインフルエンザに対する体の免疫システムの戦いの名残としての全く無害なゲノム断片(このようなゲノム断片は、免疫システムが問題を「処理」した後、何ヶ月も経ってからも見つかることがある)などの「死んだ」物質と、繁殖可能な「新鮮な」ウイルスなどの「生きた」物質を区別することができないためだ。

 176ページの判決文の120ページからは、PCR検査について上述したことよりはるかに興味深い内容が書かれている。ケンメラー教授によれば、SARS-CoV-2の活動的な感染を判断するためには、複製可能なウイルスの分離など、さらに具体的な診断方法を用いなければならないという。

 ケンメラー教授の報告によると、大量検査に使用される迅速抗原検査は、無傷で再現性のあるウイルスかどうかは関係なしにタンパク質成分を検出するだけなので、感染性に関する情報を得ることができない、とのことだ。

 (以下は判決文から)
 最後に、ケンメラー教授の指摘では、この検査はウイルスを特定する診断力が低いために偽陽性率が高くなる。そして不必要な個人(隔離)や社会的波及(学校閉鎖、「感染爆発報道」)などに連なり、最後は誤警報だと判明することになる、とのことだ。誤差効果、すなわち偽陽性の多さは、症状のない人を対象とした検査では特に顕著である。
 (判決文からの抜粋はここまで)

 続いて判事は、基本法第2条第1項の人格権の一部を構成する情報に関する自己決定権に注目した。これは、個人が自分の個人データの開示と使用の是非を原則的に自分で決定する権利である。このような個人データには、検査結果も含まれる。さらに、このような結果は、データ保護規則(DSGVO)上の個人の健康「データ」にあたり、原則として誰にも関係のないものである。

 このような基本的権利の侵害は、やはり違憲である。なぜなら、学校でのPCR検査プロセスの具体的な手順を考えると、例えば「陽性」のテスト結果を多数の他の人々(仲間の生徒、教師、他の保護者)が知ることは避けられないと思われるからである。

 クリスティアン・デットマー判事は、ドイツの感染保護法が憲法上の問題を相当抱えているにもかかわらず、ランド法に基づく学童の強制検査は、ドイツの感染保護法の対象外であると判断した。

 同法第28条によれば、「病気の人、病気の疑いのある人、被感染の疑いのある人、つまり感染させる能力がある人」が見つかった場合、管轄当局は同法に規定された方法で必要な保護措置をとることができる。IfSG(感染保護法)第29条によると、これらの人々は観察対象になる可能性があり、その後、必要な検査を甘受する義務がある。

 バイエルン行政裁判所は、2021年03月02日の判決(Ref.:20 NE 21.353)において、老人ホームの従業員を最初から病人、病気の疑いのある人、つまり病気をうつす可能性がある人とみなすことをしなかった。これは児童生徒にも適用されるべきである。しかし、被感染の疑いがある人という分類はこの判決においても論外とされている。

 連邦行政裁判所の判例法によれば、感染につながると思われるほど密に感染者と接触した者は、§2 No.7 IfSG上で感染の疑いがあるとみなされる。感染につながらないような距離をとった接触ではそれにはあたらないのだ。関係者が病原体を摂取したという仮定が、その反対の場合よりも確率が高いことが必要である。感染の疑いの決定的な要因は、もっぱら過去においてどのようなプロセスで感染が起こったか、である。(参照:2012年3月22日の判決-3 C 16/11 - juris marginal no. 31 et seq.) バイエルン憲法裁判所は、看護職の従業員についてこれを否定している。ワイマール家庭裁判所のクリスティアン・デットマー判事は、「学童に適用されるものは他にない」との見解だ。

 子どもの教育権についてデットマー判事は次のように述べている:
 学童は、ランド法の下、義務教育の対象となっているだけでなく、教育や学校教育を受ける法的権利がある。このことは、国連子どもの権利条約の第28条および第29条から導き出されるものであり、ドイツの法律にも適用される。

 これによると、すべての締約国は、初等教育への出席を義務化し、すべての人に無償で提供するだけでなく、一般教育および職業教育などを含んださまざまな形態の中等教育の発展を促進し、すべての子どもたちが利用でき、アクセスできるようにし、無償教育の導入や必要な場合の経済的支援の提供などの適切な措置を講じなければならないとしている。国連子どもの権利条約第29条の教育目標は遵守されなければならない。
 (判事のことばはここまで)

 デットマー判事は自らの結論を次のようにまとめている:
 学校の子どもたちにマスクを着用させ、お互いに、そして第三者から距離を置くことを強いることは、子どもたちの身体的、心理的、教育的、そして心理社会的な発達に悪影響を与え、それを相殺するメリットも子どもたち自身や第三者にとってせいぜいわずかなものでしかない。学校が、「パンデミック」において果たして役割は大したものではない。

 使用されているPCR検査や迅速検査は、原理的にそれだけではSARS-CoV-2ウイルスへの「感染」を検出するのに適していない。このことは、専門家の種々の報告書で説明されているように、ロベルト・コッホ研究所(RKI)の独自の計算からもすでに明らかである。専門家であるクーバンドネル教授が説明しているように、RKIの計算によると、症状にかかわらず、迅速検査による集団検査で陽性結果を得たときに実際に感染している確率は、発症率50の場合でわずか2%である(検査特異性80%、検査感度98%)。つまり、迅速検査の真の陽性反応が2回出るごとに、迅速検査の偽陽性反応が98回出ることになり、そのすべてをPCR検査で再検査しなければならないことになる。

 無症状の人、つまり健康な人に医学的な適応がないのに(定期的な)一斉検査を強制するのは、期待される効果とのバランスが違いすぎる。同時に、定期的に検査を受けさせることは、子どもたちに心理的なプレッシャーを与える。なぜなら、こんな風にして、学校に行けるのか、行けないのか、が常に試されることになるからだ。
 (判事のことばはここまで)

 最後にデットマー判事はこんな風に述べている:
 小学校ではマスクを着用していないが、週に3回、全国で迅速検査を実施しているオーストリアでの調査をもとにして以下のような結果が得られたと、専門家であるクーバンドネル教授は説明している:
 1週間にたった一人の感染症患者が出るのを防ぐために、10万人の小学生が、1週間マスクを着用してあらゆる副作用を我慢しなければならなくなる計算になる。

 この結果を単に比例原則に則っていないというのは、全く不十分な表現である。そうではなく、この分野を規制する州議会が、歴史的ともいえるほど事実から遠ざかっていることを示しているのだ。

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マスクをかけた両親は、子どもには恐怖の世界


<記事原文 寺島先生推薦>
Faceless parents, fearsome world: Covid-19 restrictions enact sinister form of child abuse that may destroy entire generation
RT Op-ed
2020年10月30日

Helen Buyniski is an American journalist and political commentator at RT.

<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>
12月20日


 厳格な対 Covid-19 管理措置は、子供たちが、精神的、肉体的に成長してちゃんとした大人になるために必要な人との触れ合いを奪い去っている。それなのに、これらの制限があるから弱者が守れるのだ、という言葉を私たちは聞かされるのだ。

 専門家たちは、1学期が終わり、あるいはさらなる都市閉鎖と隔離の後、対面授業に戻ってきた幼い子どもたちが、勉強の遅れを取り戻すことになるだろうということは認めている 。
 しかし、教育の「ニューノーマル」に関する文献を見ると、彼らへの心理的な悪影響については、目立って軽い扱いになっている。特にこれらの措置によって最も深刻な影響を受けているグループ、すなわち、Covid-19への対応で、(乳幼児検診での)発達検査事項から疎外されてしまった幼い子供や乳幼児たちのことだ。 
 これらの子供たちを、「グレート・リセット」(世界大改造)の祭壇の生け贄にしろとでも言うのか?

ALSO ON RT.COM

Lockdowns and school closures may be killing MORE children than Covid-19, warn leading UN officials citing new study

 結局のところ、アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリア、ニュージーランドのほとんどの地域で処方されているバブルのように広まった隔離環境の中でも、普通に健康な子供を育てることができると思い込まされているのは教育を受けていないママブロガーたちではない。
 ハーバード大学もそれに劣らず、子供には「バーチャルな遊び」をと親に勧めているのだ。まるでスカイプやズームがあれば、屋外で泥んこになり、他の子どもたちと細菌のやりとりをして作り上げる、とても重要な免疫力形成の代わりになるとでも言うかのように。

 ハーバード大学はまた、教師や親が「社会的規範を強化する」ために、マスク着用を「奨励」している。
 (マスク着用が)健康上のどんな利点があるのかについての証拠がしっかりあるわけではないし、子供たちが本当に新型コロナウイルスのリスクにさらされているかどうかの問題についてもまだ決着がついているわけではない。
 マスクが実際にウイルス感染を減少させるかどうかについての証拠は一つにまとまっているわけではな。
 マスクを着用すれば子どもたち(この問題については大人も同じだが)は相手の表情を読み取れないことが実際起こるし、非言語的な人とのつながりを学んでいる最中の幼い子供たちにとっては惨事だ。

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Therapy & pharma vultures swoop down for easy profit as Covid-19 gets declared a ‘mental health crisis’

 疾病管理センター(CDC)でさえも、二酸化炭素が体内に蓄積され、呼吸ができないとコミュニケーションが取れなくなることを認め、2歳未満の子供にマスクを装着することについて警告を発している。
 WHOは、安全性だけでなく「子供への総合的な関心」を考慮して、5歳未満の子どもへマスクの装着はしない方がいい、と言っており、6歳から11歳までの間は「マスクの着用が学習や心理社会的発達に潜在的な影響を及ぼす可能性がある」と警告している。

 そして、子供の顔を覆うことによる長期に亘る心理的影響は、単なる安全性の問題よりもはるかにたちの悪いものになる可能性がある。
 子供たちが顔の表情から共感や感情的な交流を学べないようにすることは、子供たちの知的発達に後々まで続く影響を与える可能性がある。間断ない恐怖の状態が続くと、知的、感情的発達の著しい阻害がもたらされることは知られている。とくに低年齢の子どもたちはそうだ。
 ストレスを抱えた恐怖心の強い親と孤立した状態に追い込まれた子どもたちは、その不安を漬け込んで自分たちの「ニューノーマル」にしてしまうのだ。恐怖の状態が続くと、子どもたちは感情を解釈したり、他者と交流したりする能力形成が阻害されてしまうことがある。

 顔と顔の表情を持たないものと区別することは乳幼児が最初に学ぶことのひとつだ。特に母親の顔はすぐ分からなければいけない。
 子どもは、1歳になる頃には周囲の大人の顔の表情を見て行動を起こすようになる。そのことの重要性はその後の人生においても変わらない。(相手の)顔の表情を読み取る能力(「空気を読むこと」)は、学業成績と強い相関関係があることが研究で明らかになっている。
 しかし、Covid-19時代に生まれた子供たちは、Covid-19検査に連れ去られ、無事に母親の元に返されるのは、母親が安全上「きちんとマスクをしている」時、ということになるのかもしれない。
 さらに、それでも母親の元に返されないこともある。

 ブルッキングス研究所は、空気を読むことが赤ちゃんにとって重要な発達段階であることを認めている
 しかし、発達段階にある子供につきつけられているこのマスク問題に悩む親たちには、それは「いないないばー」のゲームを数回するだけ解決できると言って、この問題を正面から扱うことはしていない。
 子供たちの人気テレビ番組「セサミストリート」は、そこに登場する操り人形マペットを使って、社会的に孤立することも悪くはない、と若い視聴者たちに受け容れさせようとしている。マペットはこれでもかというほど手を洗ったり、Zoomコールで話したり、「ビデオの遊び時間」にはこんないいこともあるんだよ、語ったりするのだ。



 しかし、児童心理学者たちは、周りの人々の顔を見ることができないように育つ子供たちは、自分がどんな社会的状況に置かれているのかを探る、あるいは自分自身の感情を表現することすら難しくなり、「バーチャルな遊び」は、本物の代わりには絶対ならないことを認めている
 感情を消すマスクの義務化と同様に、都市閉鎖は子どもたちの心身の健康に永続的な悪影響を及ぼす可能性が高いと、彼らは警告している。

 さらに言わせてもらえば、統計を見るかぎり、子どもたちにこういった心の傷を負わせ、行動規制を強いる論理的な理由は皆無に近い。広く公表されたほんの一握りのケース(過剰宣伝というひとっもいる))を除けば、大半の子供たちはCovid19感染に関連した合併症を免れてきた。これは多くの研究が確認していることであり、大手メディアが渋々報告したことでもある。
 5歳未満の子供は大人の100倍のウイルスを持っているかもしれないと主張した研究でさえ、これは症状を示したり、他の人にウイルスを感染させたりすることにはならないことを認めざるを得なかった。
 きちんとした大人に成長するために重要な社会的交流と恐怖心のない雰囲気を、このように、子供たちから奪っても、公衆衛生上の目的には何の役にも立っていないようだ。

 都市閉鎖、社会的距離の取り方、マスクの義務化など、そして恐怖心を煽ることに力点を置き、証拠を軽んじた対応を声高に唱えてきた集団の一つである世界経済フォーラムでさえ、パンデミックが「世界最大の心理学的実験」となっていることを認めており、長期化した孤立が「トラウマに関連した精神衛生障害」の爆発的な増加につながると警告している。
 しかし、制度化された児童虐待に相当するものを止めることを要求するのではなく、彼らは各国が来るべき精神保健サービスの需要に備えることを提案しているに過ぎない。
 これは「ビッグ・ファーマ(大製薬業界)」にとってぼろ儲け口になることは確実だ。なぜなら、精神薬を服用する子どもたちは、生涯それと縁を切ることは出来なくなることになるからだ。

 実際こういった子どもたちの未来は決して明るいものではないようだ。両親を目覚めさせるにはどうしたいいのだろう?セサミストリートが精神科病棟になるのだろうか?

マスクについての明白な真実


<記事原文 寺島先生推薦>
The Plain Truth About Face Masks
グローバル・リサーチ
2020年9月27日
マイケル・J・タルモ
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>
2020年11月1日

 
 人々は長い間マスクを使用してきた。見つかった中で最古のマスクは9000年前のものだ。マスクの使用法は様々だ。宗教儀式のため。遊びだけのため。工場で化学物質やほこりから身を守るため。スモッグを吸い込まないようにするため。奴隷や浮気性の妻たちを罰するため。そして忘れてはいけない、ハロウィンのため。しかし、この記事で取り扱うのは、医療用に使われるマスクのことだ。

 欧州ではずっと、腺ペストの流行に何度も苦しんできた。17世紀の欧州で、ペスト患者を治療する医師たちが信じていたのは、「ペストは毒に侵された空気からうつる。その空気はミアズム(毒気)という名で知られており、このミアズムが人体中の体液や粘液の不均衡をもたらす」ということだった。自分たちを守るための医師たちのいでたちは、香りがつけられた長いコート、山羊の皮でできた帽子と手袋、そしてハーブやシナモンやミラー(没薬)や香水などの香りがつけられた15センチ長の鳥のくちばしのような形をしたマスクだった。さらに医師たちは患者たちを払いのけ、身を守るための長い棒を手にしていた。当たり前のことだが、こんなばかげた格好は、見た目が馬鹿みたいになる以外なんの足しにもならなかった。


写真はカール・フリュッゲ

 手術室で最初にマスクを着用した医師は、ポーランド人外科医ジョアン・フォン・ミクリッチ・ラデキとフランス人外科医ポール・バーガーの二名で、1897年のことだった。二名は手術中のマスク着用を奨励した。その理由はドイツ人細菌学者カール・フリュッゲが唾液中に病原体となるバクテリアを発見したからだ。それ以来、ガーゼを幾層か重ねた医療用マスクが製作されるようになった。医療用マスクを着用する目的は当時も今も、患者の傷口から医師の口や鼻に呼吸器飛沫が入り込むのを防ぐことだ。さらには、手術中に患者が出す少量や多量の体液から医師が身を守るためだ。しかし当時の医師のほとんどは、ラデキやバーガーの主張には従わなかった。それが、手術室に医療用マスクが普通に置かれるようになるまで何年もかかった理由だ。

 一般の人たちにガーゼマスクをつけさせた最初の医師は、中国人医師の伍連徳である。それは1910年から1911年にかけて満州ペストが流行した時だった。満州ペストでは約63,000人が亡くなった。これが端緒となり、我が国(米国)でもインフルエンザが世界的に流行したときは、一般の人たちにマスク着用を強制することが行われた。そのインフルエンザはスペイン風邪という名で知られるようになる。その病気の最初の症例が見つかったのがスペインであると報じられたからだ。しかし、本当はスペインが発祥地でなかった可能性もある。というのも、当時は第1次世界大戦中であったため、中立国であったスペインとは違い、多くの国で報じられたニュースには検閲がかかっていた。スペイン風邪で亡くなったのは世界中で5000万人~1億人規模であった。なお当時の世界人口は18億人だった。

 タイム誌が2020年5月1日に出した記事は、1918年のスペイン風邪の世界的流行の際、人々にマスク着用の強制をさせたことが人命を救うことにつながったことを示唆する内容だった。マスク着用を推奨するSNS(例をあげるとフェイスブック)では、忠犬のようにその主張を支持した。一方、科学文献はその主張を支持しなかった。

 2020年5月12日に査読を受けた論文を載せている雑誌『ヘルス・アフェアーズ』誌に掲載されたある論文は、以下のようなことを強調していた。「1918年当時のことを研究している専門家による結論は、インフルエンザ対策のマスクは感染を抑えることができなかったということだ」。この記事が引用していたのは、カリフォルニア州保健省のウィルフレッド・H・ケロッグによる1919年の研究だ。「ある地域全体にマスク着用を強制する条例があったが、その条例は症例数や死者数を減らすことにはつながらなかった。これは、マスクに関してその地域と異なる対策をとった都市との比較によりわかったことだ」とケロッグは結論づけた。「流行を抑える対策としてマスク着用を採用することに対する議論の余地はなくなった」。この記事には、さらに二つの研究が引用されている。一つ目は1918年の研究で、もう一つは1921年の研究だ。そしていずれも同じ結論になっている。

 近代科学がマスクについてどんな答えを出すかについて見ていく前に、科学とは何か、科学でないものは何かをはっきりと理解しておくことが重要だ。修士号や博士号を所持している人々が、その称号を利用して行っている権威的な発言は科学ではない。著名人や億万長者の発言も同じことだ。政治家や取締役社長や機関の長や公共医療の長による法令や指令や大統領令も科学ではない。そんなものは正しいかもしれないし、正しくないかもしれない。情報源をきちんと確かめ、利を得る団体を代弁するような偏ったものでないかしっかり見極めないといけない。彼らがいわゆる専門家だからという理由だけで盲目的に信用することは、権力を持つものたちの悪巧みを広める行為に加担することになる。悪巧みを論理的に進めるためには、よこしまな理由付けに基づく間違った信念を広める必要があるのだ。

 科学研究には二種類の手法がある。観察研究と実験による研究だ。統計による相関関係を調べる研究や、コンピューターモデリング(疫学研究)を使う研究が観察研究の例にあたる。このような手法の利点は、もっと焦点を当てて見るべきことは何かを明らかにすることや、臨床試験に関する品質管理に役立つということだ。ただ、このような研究手法は、その研究だけで完結するならばとても不正確な結果で終わることが多い。

 科学における鉄則は、無作為化比較試験を行い確証が取れるかどうかだ。その手続きにより、憶測や偏りを消すことができる。ホルモン除去療法を例にとって説明しよう。当初はホルモン除去療法であるエストロゲン療法は、心臓発作を減らす効果があると考えられていた。この療法は観察研究の結果に基づいたものだった。しかし無作為化比較試験や実験研究が行われた結果、実はエストロゲン療法は心臓発作の危険性を増すことが分かった。旅行の話でわかりやすくたとえよう。疫学研究などの観察研究は旅行でいえば旅程にあたる。無作為化比較試験を行い確証を得ることは、旅行でいうと目的地になる。

 マスクの研究では、いくつかの観察研究や疫学研究では、マスク着用を強制している地域においては、そうしていない地域とは違い、マスクはCOVID-19の症例数や死者数を減らすという結果が出ているものもある。しかし、反対の結果が出た研究もある。例えば、人口1004万5000人のミシガン州は、非常に厳格な都市封鎖措置やマスク着用の強制を行っていた。一方、人口1011万405人のスウェーデンでは、厳格な都市封鎖措置やマスク着用の強制措置は取ってこなかった。ミシガン州でのCOVID-19による死者数は7019人でスウェーデンは5880人だった。このような数値を都合よく利用することは可能だが、そんな数値はただの臆測にすぎない。本質的な問題は、マスクがウイルス粒子の侵入を遮ることができるかどうかだ。この疑問に答えを出すには、実験による研究を行うか、無作為化比較試験を行い確証を得るしかない。そう、実際に直接マスクの着用を調べた研究で確かめるしかないのだ。そして、そんな研究はすでに数えられないくらい行われてきた。

 マスクに関して最も的を得た研究といえば、HSE(英国衛生安全庁)による2008年の二論文だ。HSEとは米国のOSHA(労働安全衛生局)にあたる機関だ。そしてその二論文の題名は、「インフルエンザのバイオエアロゾル対策としての医療用マスクの保護能力の検証」と「顔面を覆うろ過呼吸器(N95マスク)と比較した医療用マスクの防御力」だ。

 研究の背景: 「医療関係者にはある誤解がある。それは、医療マスクは人体をエアロゾルから保護できるという誤解だ。しかし、実際のところ医療用マスクは感染を引き起こすエアロゾルから人体を守るようには設計されていない」。

 エアロゾルというのはとても細かい物質であり、呼吸器から出される飛沫よりもずっと小さい。そしてエアロゾルは空気中に長い期間とどまり、さらに遠くまで飛ぶこともある。人間がこのようなエアロゾルを吐き出すのは、呼吸をしたり話したりする時だ。そしてエアロゾルは大量の病原体ウイルスを内包することがある。人体において、そのエアロゾルに対してもっとも脆弱な箇所は呼吸器系統だ。

 このHSE(英国安全衛生庁)の研究においては、さまざまな種類のマスクが人体模型の頭を使って検査された。具体的には、その人体模型にインフルエンザウイルスの粒子の入ったエアロゾルを噴射し、マスクがそれらを遮ることができるかを調べた。インフルエンザウイルスはCOVID-19を誘発するとされているSARS-CoV-2ウイルスと同じような大きさだと考えられている。

 21ページ: 「感染力のある活性化ウイルスが、検査に使用されたすべてのマスクの内側から検出された。ということは、インフルエンザウイルスはエアロゾル粒子中や隙間から侵入するので、残余エアロゾルに感染する危険が存在する可能性があるということになる」。

Do Face Masks Work? 8 Peer-Reviewed Studies


 22ページ: 「マスクが高度な防御力を持つ効果的な素材で製造されていたとしても、医療用マスクを通り抜けて侵入してこようとする粒子は、高い確率で呼吸する空気内に入り込んでくる。それは、顔面を覆うマスクの隙間を通して入り込んでくるのだ。さらに、防御力が高く、液体が入り込むことを防ぐ層でできたマスクは、呼吸を苦しくするので、そのようなマスクは使用しにくい。このことと、マスクが顔面にぴったりと密着できないこととが重なって、顔面の密閉を突破する侵入物は増えることになる」。

 23ページ: 「医療用マスクは、顔面にピッタリと密着はできないので、マスクは空気感染の危険性から人体を守るのには適さない可能性がある」。

 学術雑誌『ピアJ(生命と環境の科学誌)』に掲載された2019年6月26日の論文「顔面マスクの表面形態と防御力に関する顕微鏡を使った最適な研究」によれば、布マスクは医療用マスクよりもずっと役に立たないようだ。

 研究の背景: 「様々な布で作られた廉価マスクは発展途上国でよく使用されている。布マスクはだいたい二層でできており、伸びる耳かけがついている。このようなマスクを何度も洗って乾かすことを繰り返して何か月も使用し続けるのも、よく見られることだ。布マスクを長期間使うと、耳かけが伸びてしまう。マスクを顔にぴったりと密着させるためには、耳かけを結びなおして使わないといけなくなる」。

 結論: 「周りに存在する粒子的物質に対して、布マスクの防御効果は、医療用マスクよりも劣る。なぜ劣るかというと、布マスクのほうが表面の隙間の大きさが大きいからだ。我々が実際にやってみてわかったことは、洗って乾かすことを繰り返して何度も使うと、防御効果が劣化することがわかった。というのも洗ったり乾かしたりすることで、表面の隙間や清潔度が変わってしまうからだ。さらにわかったことは、布マスクの表面を伸ばすと隙間の大きさが変わってしまい、マスクの防御力を低下してしまう可能性があることだ。この研究結果から推測されることは、布マスクに効果はなく、防御力も使用するに従い低下するということだ。それは、何度も洗って乾かすということを繰り返したり、マスクが伸びたりした場合だ」。

 では、CDCが推奨しているのはどんなことだろう?「布マスクは、洗って使いなさい」、だ。

 要点: マスクといえばどんな種類のマスクでも、ごく小さい隙間があちらこちらに空いている。隙間がないマスクを使えば、呼吸ができないということになる。バクテリアが病原体であった1911年の満州ペストとはちがい、スペイン風邪のような呼吸器系の病気はウイルスが引き起こす。ほとんどのバクテリアの平均的な大きさは0.2~2.0ミクロンだ。ウイルスはそれよりもずっと小さい。SARS-CoV-2 ウイルスの大きさは、0.06~0.14ミクロンだ。その大きさは、どんなマスクの隙間の大きさよりもずっと小さい。N95マスクの隙間の最小値は0.3ミクロンだ。ただ、ウイルスはウイルス単体で空気中を移動しているのではない。飛沫やエアロゾルの中に入って移動する。それらの飛沫やエアロゾルはウイルスよりも大きい。しかしそれでも飛沫やエアロゾルは、どのマスクの隙間も通り抜けられるくらい小さい。マスクの隙間が大きければ大きいほど、マスクを通り抜ける粒子や飛沫の量は多くなる。

 2020年6月1日のAAPS (米国医師・外科医協会)の研究について述べる。この研究は布マスクやスカーフが、0.02~1ミクロンの大きさの微粒子に対してどのくらいの防御力があるかについて調べた研究だった。「布マスクでは10~30%」「スカーフでは10~20%」。「すべての種類の布マスクや材質には0.3ミクロンという大きさの粒子には対応できず、その粒子は簡単に肺に侵入していく」。その研究においては、さらに、44種類の医療用マスクや、0.08~0.22ミクロンの大きさの粒子に対応できるN95マスクの効果について調査している。「N95 マスクの効果は95%以上ある」。「医療用マスクの効果は、55%だ」。「通常マスクは38%だ」。

 考慮すべき点は二点ある。まず、ビリオン(細胞外にあるウイルス)が一つでも存在し、それが細胞内に入り込んで増殖すれば、感染を引き起こす。この事実は、「マスク着用は何もしないよりましだ。というのもある程度ウイルス粒子を遮るのだから」という主張につながる。

 さらに、CDCはN95マスクを一般の人々が着用することを奨励してはいない。それは、医療従事者が使うためにとっておかないといけないからだ。医療現場においては、感染力のあるウイルス粒子を少なくとも95%遮る力があるN95マスクで人々の顔面を覆う必要がある。しかし、CDCが推奨しているのは、一般の人々に布マスクを着用することだ。その布マスクはウイルス粒子から人体をせいぜい30%しか守ってくれない。今、問うてみたいことが一つある。「このような施策は本当に公共医療の施策として正しいのか?」。その答えは簡単。ウイルスによる疾病を防ぐための理由で、マスクを着用したとしても、時間の無駄でしかない。

 もっとも綿密で包括的な科学研究には、たいていメタ分析(訳注 複数の研究の結果を統合し、より高い分析を行うこと)と組み合わせたシステマティック・レビュー(訳注 文献をくまなく調査し、偏りを取り除いた分析を行うこと)が必須である。科学研究というものは、まさに「証拠を積み重ねたピラミッド」の頂点にあるべきものだ。ミネソタ州ノース・セントラル大学図書館のホームページから引用しよう。「システマティック・レビューとは、ある特定の研究課題についての先行研究を詳しく研究し直すことだ。その行為により、研究から得られた質の高い証拠が体系的に特定され、選択され、評価され、統合される。その結果、研究課題の問いに答えられるようになるのだ。つまり、その行為により、ある特定の研究主題や研究課題に関連した研究文献のすべてを網羅できるようになるのだ。そして、システマティック・レビューは、しばしば専門家集団により記述されている。その記述が行われるのは、すべての情報が見直された後のことだ。そのため、専門家集団は出版されている文献からも出版されていない文献からも情報を集めているのだ」。

 マスクに関しては、数多くのシステマティック・レビューが行われてきた。そしてすべての研究は同じ結論にたどり着いた。以下はその中の2つの研究だ。

 論文審査のある学術誌に掲載された論文: 「インフルエンザや他の呼吸系ウイルス」誌に掲載された2011年の論文「インフルエンザの感染を防ぐためのマスクや呼吸器の使用~科学的証拠に基づいた体系的な再考察~」。その論文では17本の研究を再考察し(論文の論議欄を参照) 、こう結論づけている。「私たちが再考察したどの研究も、マスクや呼吸器の使用がインフルエンザ感染の保護になるという相関関係は示していなかった」。論文著者はこう続けている。「結論として、医療現場や地域におけるマスクか呼吸器(あるいはその双方)の使用効果を裏付ける証拠は限られたものだということがわかった」。

 おそらく、今までで最も包括的に行われた研究は論文審査のある科学誌であるカナディアン・ファミリー・フィジシャン(CFP)誌に掲載された2020年7月の論文だ。題名は、「医療現場や一般医に使用されている呼吸器系疾病ウイルス感染の防御のためのマスク~査読を経た包括的なシステマティック・レビュー」。この論文ではシステマティック・レビューは11度行われ、さらに26,444人の被験者による18度の無作為化比較試験も行われた。

 まとめ:「全体的に見て、社会におけるマスクの使用は、インフルエンザや確認されているウイルスによる呼吸器系疾病の感染やインフルエンザに似た症状の病気や院内での呼吸器系の疾病に感染する危険を緩和するわけではないことがわかった」。

 公共の場での研究結果:「公共の場においてマスクを着用しても、おおむね、確認されているインフルエンザや呼吸器系の疾病に感染する危険性を緩和しなかった。どの集団(全員がマスク着用をした集団、マスク着用をした病人だけの集団、マスク着用をした家庭内で健康な人だけの集団)においても、統計上有意な結果はでなかった」

 医療現場での研究結果:「医療従事者によるマスクの使用についての無作為化比較検査を6度行ったが、そのうちマスクを着用しない対照群を設定したのは2度だけだった。これらの検査においてわかったことは、マスクを着用していない人と比べて、マスクを着用している人は、インフルエンザに似た症状の病気や、ウイルスによる呼吸器系の病気への感染リスクを緩和しないことがわかった」。

 論議:「公共の場における研究で特に調べたかったのは、家庭外の公共の場において体系的なマスク着用に良い効果があるかどうかだった。しかし、そのような証拠を見つけることはできなかった」。

 お待たせしました。マスクに関する最新の知識体系が以下の論文で確認できる。以下は、デニス・ランコート医学博士の論文だが、これが一番よくまとまっている。2020年4月にリサーチ・ゲート誌で発表した論文、「マスクは役に立たない~COVID-19対策として社会がとっている政策に関する科学的な再考察」だ。

 4ページ:「医療従事者に(マスク着用が)効果があるという確証が出た無作為化比較検査はなく、それは家庭においてマスクや呼吸器を使用した家族構成員についてもおなじことだった。そんな結果は何一つ出ていない。例外はない」。
 
 それなのに、政治家や医療関係の権威者、さらにはメディアが垂れ流し続けているのは、「一般市民のマスク着用には効果があるという証拠がどんどん出てきている」という情報だ。WHOが6月5日に出した、マスクに関する「暫定的な手引き」の6ページで、WHO (世界保健機構)は、以下のことを認めている。それは公共的な空間でのマスク着用は「程度の高い証拠や、科学的な証拠に裏付けられてはいない」ということだ。それなのに、WHOが主張しているのは「観察研究で得られた証拠が増えて」いることであり、マスク着用には効果がある可能性を示唆している。

 米国医療機関(JAMA)誌の7月31日の記事は以下のようなことを警告していた。「観察研究」においては 「比較検査が適切に行われることが少なくなり、信頼できる事実の発見が遅れる」場合もある、と。さらに、「指導者や専門家や医師たちが信頼できる証拠がないのに急いで判断することを避けられないのであれば、観察研究を比較する手法が広まりCOVID-19に対する効果的な治療法を見つけるという目的の妨げになる。COVID-19だけではなく、その他多数の疾病についても」(4-5ページ)

 もう一つ考慮すべき要因は、マスクが着用した人に与える負の効果だ。飲食業者や友人や一般市民の人たちが私に訴えてくるのは、どれだけマスクを着用したくないかについてだ。そして、その理由は「一日中仕事場でつけていると、息ができないし、頭も痛くなるし、疲労感にさいなまれる」だそうだ。それでも、マスク着用が少しも気にならないと私にいう人たちもいる。マスクをつけたままで、チェアマッサージ(いすに座ったままで行うマッサージ)をしてもらったり、マスクをつけたまま市役所に行ってマスク着用条例に反対する主張を行ったりすることも何度かあった。その際は、私も不快になり、不安を感じた。しかし、科学においては、私が感じたようなこんな状況は、アネクドート(一症例について述べたもので信頼できないもの)と見なされる。アネクドートは、ある個人が経験したことや感じたことについての個人的な見解に過ぎず、科学的な数値として取り上げてもらえない。しかし、私たちが自分の人生においてある決断を迫られたときは、このアネクドートに頼るのが普通だ。科学的手法によりすべての答えを出すことはできないし、たぶんすべての答えは出てこない。しかし、政府が人々にマスク着用や社会的距離の確保などといった政策を強制させるような場合は、科学的証拠はなくてはならないものだ。

 私たちは生きるためには空気を吸わないといけない。空気がなければ大多数の人は3~5分で命を失う。鼻や口は、空気を遮るようにできていない。マスクが呼吸の障害になるのは明らかだ。そんなことをいうために科学の力を借りなくても良い。私たちは酸素を吸い込み、二酸化炭素(CO2)を吐き出す。二酸化炭素は様々な代謝作用や生物科学作用の結果排出される不要物だ。血液中や組織中の酸素不足(低酸素血症または低酸素症)や、 血液中の二酸化炭素が多すぎる状況(高炭酸)は、頭痛、呼吸困難、咳、ぜんそく、めまい、精神錯乱、集中できない、疲労感、パニック、頻拍、ひきつけ、過呼吸などの症状の原因となり、死に至ることもある。

 世界保健機関(WHO)は、明白に「運動中のマスク着用はしない」よう主張している。CDCは、恥知らずにもWHOの主張と歩調を合わせている。いわく「呼吸困難になるのであれば、運動中のマスク着用ができないときもある」と。しかしCDCが明確に言及しているのは、呼吸に問題がある人はマスクを着用すべきではないということだ。さらに頭に置いておいてほしいことは、マスクをしたままだと、はき出したバクテリアやウイルスを再度吸い込んでしまうということだ。そのようなバクテリアやウイルスは自分がはき出した二酸化炭素内やマスクの材質の中にある染料や化学物質の中に存在している。喫煙者であるならば、毒素やタールやニコチンの中にも。以下の論文を読めば、このことに関して科学文献がどんな答えを出したかがわかる。

 以下は、国立台湾大学病院が、2005年に米国国立医学図書館発行の学術誌に発表した論文だ。題名は、「医療従事者に対するN95マスクの医学的効果」だ。

 研究の詳細: 「N95マスクを着用すると血液中の酸素が低下し、二酸化炭素が増加するため、作業効率や決断力に低下を招く」。さらにこう続く。「医療従事者は“重症急性呼吸器症候群(サーズ)”に感染する危険が増すのにN95マスクの使用が世界中で推奨されている。しかし、めまい、頭痛、呼気不足といった症状が、N95マスク着用者に起こるのはよく見られることだ。(ちなみに、サーズでなくなったのは世界でたった774人)。

 2008年、医療用マスクが手術中の外科医に与える影響についての論文が、『脳神経外科学(スペイン脳神経外科学会誌)』誌に掲載された。題名は「大規模な手術中に低酸素症を引き起こす医療用マスクについての暫定報告」。この研究は24~54歳の53人の外科医を対象としており、対象者はすべて非喫煙者で、慢性的な肺の病気をもっていない人たちだった。この研究では、パルスオキシメーター(脈拍数と血液中の酸素濃度を測る器具)を用いて、ヘモグロビンの酸素飽和度が大手術中の医療マスク着用により影響をうけるかを計測した。

 研究の導入:「手術室にいる外科医がしばしば体験するのは、不快感や疲労感であり、場合によっては手術中の判断力の低下が起こることもある。手術室では適切な空気調整が行われているのだが、医療用マスクをつけた状態での手術はしばしば適切でない状況に置かれている。そのため、外科医のマスクをきちんと着用していなかったり、マスクをまったく着用しないこともある。熱と水蒸気がマスク内で閉じ込められるということは既知の事実であるので、はき出された二酸化炭素もマスク内に閉じ込められる可能性があると考えるのが自然だ。そのことが血液中の酸素結合を減らすことにつながる」。

 研究結果:「手術後のヘモグロビンの酸素飽和度は、どちらの年齢層集団においても有意に減少した」。この場合の年齢層とは、35歳以上の年齢層か、35歳より下の年齢層のことだ。

 『脳神経外科学(スペイン脳神経外科学会誌)』誌に掲載された論文と、YouTube上にアップされた動画を一緒にしてはいけない。その動画では、外科医と一般の人々のマスクの内側に酸素計測チューブをつけ、その計測値を示している。この動画には意味がない。理由は二つある。まず、この検査の状況はきちんと制御されたものではない。マスク着用時の血液中の酸素濃度については、さまざまな状況下で計測しないといけないのに、だ。たいてい、一般の人たちの酸素濃度は低い値を出し、医師たちの酸素濃度は減少した値にはならない。それは、医師たちはマスクをすることになれているからだ。しかし、そんなことはどうでもいいことなのだ。というのも、ある動画の中で使用されている装置であるアルティア5Xマルチガス検知器といった器具は、マスクの中で何が発生しているのかを検知するために設定された器具ではない。

 マスク着用のもう一つの問題点は、マスクが、病原体となる微生物の事実上の繁殖地になってしまうことだ。以下は、医学誌『ジャーナル・オブ・オーソパエディック・トランスレーション』誌に掲載された2018年の論文だ。:「手術時においては、医療用マスクがバクテリア汚染の原因になる」

 要点:「この研究の目的は、医療用マスクがバクテリア流出を引き起こし、手術部位感染の危険性を高める可能性があるかどうかである」。

 研究方法:「調査したのは①外科医が着用していたマスク内と手術室内に置かれた未使用のマスク内のバクテリアの数の違い②マスクの着用時間により生じるバクテリアの数の差、の2点である」。

 研究結果:「手術時間が延びれば、医療用マスクの表面のバクテリアの数は増加した。さらに、バクテリアの数は手術室内よりも外科医の体内の方が有意に多かった。加えて、2回目に使用したマスクの表面上のバクテリアの数は、1回目に使用したマスクの表面上と比べて有意に多かった」。

 結論: 「医療用マスク内で細菌汚染を起こした細胞は、手術室内で発生したものではなく、外科医の体内から発生したものだった。そして、私たちが外科医に推奨したいのは、手術を一度行うごとにマスクを変えてほしいということだ。とくに手術時間が2時間を超えるような手術の際には」。

 英国の医学誌『BMC 感染症』に掲載されたウイルス汚染量の研究においても、同様の結果が出ている。

 マスクの内部で病原体のある微生物が増える主要因は、汗だ。蒸し暑い日にマスクをつけて歩き回ったらどうなるだろう?汗をかく。さらに悪いことには、マスクをきちんと着用していなかったり、マスクをきれいに保っていない人がほとんどだ。面倒なので、マスクを外さないで、首につけたままの人もいる。CDCの説明によると、こうするとマスクは汚れてしまう。マスクを外して、そのマスクをポケットや手提げ鞄に入れる人もいるし、床にマスクをおとしたのにそのまま、またそのマスクを顔につける人もいる。マスクを鼻の下につけている人も多い。でもそんな人たちを非難できるだろうか?なぜなら息がしたいだけなのだから。CDCのサイトに行き「マスクの着用法」という記事を見れば、自分や他人がどれだけ強迫観念に駆られて、そこに羅列されている手引きに従っているかがわかるだろう。ほとんどの人はそんな手引きを読みさえしないだろうし、その手引きに従う人はほとんどいないだろう。人々にマスクの着用を強制することは、病気や貧困な医療を広げることにしかならないだろう。病気を防ぐどころではなく。以下はWHOのサイトからの引用だ。「汗のせいでマスクはしめりやすくなり、息がしにくくなる。そうなると微生物の拡大が促進される」。

 アンソニー・ファウチやデボラ・バークスやCDCの局長ロバート・レッドフィールドや公衆衛生局長官ジェローム・アダムスWHOなどの偉いさん方は、今までに私が述べてきたようなことは理解している。だからこそ、彼らは当初、マスク着用に反対する主張をしていたのだ。ファウチのいうでたらめにだまされてはいけない。彼はN95マスクが不足しているので嘘をついていただけだからだ。当初からファウチは一般市民にマスク着用を推奨することができたのに。なぜそうしなかったのか?なぜ、180度逆のことをしたのか?

 5月27日のCNNのインタビューで、ファウチはマスクを「象徴にしたい」と語った。何の象徴かといえば、我々がすべきことを実行していることを示す象徴だ、と。たとえ「100%の効果は望めない」としても、マスクは「周りの人々への敬意を伝えるもの」なのだから、と。

 2020年4月1日、『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン』誌は、3名の医学博士と1名の看護師が書いた記事を載せた。その記事を読めばもっとはっきりとわかる。「私たちは医療機関以外でのマスク着用はほとんど効果がないことを知っている。感染症から身を守るという意味においては。さらに明らかなのは、マスクが果たしている象徴的な役割だ。マスクはただの道具ではなく、お守りでもある。そのお守りのおかげで、医療従事者に安心感を与える可能性がある程度のものだ」。

 言い換えれば、マスクは何の価値もないということだ。大量のウイルス病原体が空気中を動き回り、どんなマスクでも通り抜けていく。科学が証明したこの真実は全く変化していない。変わったのは、政治権力が繰り出してくる悪いたくらみだ。




マスク着用は健康に深刻なリスクがある


<記事原文 寺島先生推薦>
Face Masks Pose Serious Risks to the Healthy

ラッセル・ブレイロック博士

グローバル・リサーチ 2020年10月14日
テクノクラシー 2020年5月12日
初出はグローバル・リサーチ 2020年5月26日


<記事原文 寺島メソッド翻訳グループ>

2020年10月31日

「マスクを着用することで、呼気の中のウイルスは逃げることができず、鼻腔に集中し、嗅覚神経を経由して、脳に移動する。」――>ラッセル・ブレイロック医学博士

 研究者によると、①働く人の約3分の1がマスク使用により頭痛を発症し、②そのほとんどがマスクを着用することで、すでにあった頭痛がさらに悪化し、③60%が痛みを和らげるために鎮痛剤を必要としていることが分かった。頭痛の原因については、マスクのひもやマスク着用の圧迫が原因である可能性はあるが、大部分の証拠が示しているのは、低酸素症か高炭酸ガス症、あるいはその両方が主原因であるとする可能性である。すなわち、血中酸素濃度の低下(低酸素)または血中C02の上昇(高炭酸ガス症)である。

 N95マスク(訳注 ウイルスを含んだ飛沫の侵入を防ぐことができる高性能なマスク)を何時間も装着していると、血液中の酸素濃度が20%も低下し、意識を失う可能性があることが知られているが、N95マスクを装着して一人で車を運転していた人が運悪く気を失い、自分の車を大破させ怪我をしてしまったことがある。高齢者や、高齢者でなくとも肺の機能が低下している人であればだれでも、気を失って頭を打つ事例はちょっと調べればすぐに出てくる。これはもちろん、死に至ることもある事例だ。とは
 
 21歳から35歳までの医療従事者159人を対象とした最近の研究では、81%がフェイスマスクの着用によって頭痛を発症したことが明らかになった。中には、すでに頭痛があり、それがマスク着用によって急激に悪化する事例もあった。全員が、こういった頭痛で医療行為に影響があったと感じている。

 残念なことに、体力の衰えた高齢者や、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、肺気腫、肺線維症などの肺疾患を患っている人たちに、どんなマスクでもしているだけで、こういった危険があることを話す人は誰もいない。場合によっては肺機能の深刻な悪化をもたらす可能性があるにもかかわらず、だ。これには、肺がん患者や肺の手術を受けたことがある人、特に肺の部分切除や肺全体を切除したことがある人も例外ではない。

 これらの知見の重要性は、酸素レベルの低下(低酸素)が免疫力の低下と関連していることだ。種々の研究では、低酸素は、CD4+ Tリンパ球と呼ばれるウイルス感染と戦うために使用される主要な免疫細胞の動きを抑えることが分かっている。こういったことが起こるのは、低酸素によって低酸素誘導性因子-1(HIF-1)と呼ばれる化合物のレベルが上昇し、Tリンパ球の動きを抑え込み、トレッグズと呼ばれる強力な免疫抑制細胞を活性化させるからだ。これは、COVID-19を含むあらゆる感染症を引き起こし、その感染症の結果をより深刻なものにするための舞台をしつらえる。要は、マスク着用は、色々な感染症にかかる危険性を高める可能性が大であり、もしそうであれば、マスクを着用することは(着用しない時より)はるかに好ましくない結果をもたらすことになる。

 がん患者は、特にがんが転移している場合、長期にわたる低酸素がもたらすリスクに曝されることになるだろう。がんは酸素の少ない微小環境で最もよく成長するからだ。低酸素はまた、炎症を促し、そのため、がんの成長、浸潤、転移を促進する可能性がある。低酸素が、アテローム性動脈硬化症の重要な要因であり、それゆえ、すべての心血管系(心臓発作)と脳血管系(脳卒中)の疾患を増加させるということはこれまで繰り返し言われてきたことだ。

 これらのマスクを日常的に着用すること、特に数時間着用することには別の危険性がある。人が呼吸器ウイルスに感染すると、呼吸するたびにウイルスの一部が排出されるのだ。マスク、特にN95マスクやその他のぴったりしたマスクを着用していると、常にウイルスを再吸入していることになり、肺や鼻腔内のウイルス濃度が高くなってしまう。コロナウイルスに対して、(マスク着用という)最悪の反応を示す人たちは、初期の段階からウイルス濃度が最も高いことがわかっている。そして、このことは、まれにサイトカインストーム(訳注 体内に異物が侵入した際反応するタンパク質のサイトカインが過剰反応を起こすこと)を引き起こし、致命的な結果につながる。

 さらに恐ろしいことがある。新しい証拠として、場合によってはウイルスが脳に入ることがあるというのだ。ほとんどの場合、ウイルスは嗅覚神経を通って脳に侵入する。嗅覚神経は、近々の記憶や記憶の統合を扱う脳の領域に直接つながっているからだ。マスクを着用することで、吐き出されたウイルスは逃げられず、鼻腔内に集中して嗅覚神経に入り、脳内に移動するという訳だ。

Dr. Russell Blaylock, author of The Blaylock Wellness Report newsletter, is a nationally recognized board-certified neurosurgeon, health practitioner, author, and lecturer. He attended the Louisiana State University School of Medicine and completed his internship and neurological residency at the Medical University of South Carolina. For 26 years, practiced neurosurgery in addition to having a nutritional practice. He recently retired from his neurosurgical duties to devote his full attention to nutritional research. Dr. Blaylock has authored four books, Excitotoxins: The Taste That Kills, Health and Nutrition Secrets That Can Save Your Life, Natural Strategies for Cancer Patients, and his most recent work, Cellular and Molecular Biology of Autis Spectrum Disorders.









COVID-19対策マスクは人道に対する犯罪であり、子ども虐待である―― あるウイルス学者の証言


<記事原文 寺島先生推薦>
COVID-19 Masks Are a Crime Against Humanity and Child Abuse
Testimony of a virologist

グローバル・リサーチ
2020年10月8日

<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>

2020年10月28日


 以下は、マルガリト・グリーズ・ブリソン博士が最近投稿した極めて重要度の高いビデオ・メッセージのハイライト部分を文字起こししたもの(ヘンナ・マリアによる)です。博士のドイツ語はクラウディオ・シュタウバーが録画映像を見ながら英語に口頭訳しています。その映像は文字起こしの最後にあります。(訳注:その映像は現在元記事からも閲覧できなくなっています)。

 マルガリト・グリーズ・ブリソン医学博士は、薬理学の博士号を持つコンサルタント神経科医であり、神経生理学者だ。神経系毒物学、環境医学、神経再生と神経可塑性に特別な関心を持っている。以下は、マスクとマスク着用が私たちの脳に与える影響についての彼女の持論だ:

 「私たちが吐く空気を再度吸い込むと、間違いなく酸素欠乏と二酸化炭素過多になります。人間の脳は酸素不足に非常に敏感であることが分かっています。例えば海馬(脳)には複数の神経細胞があり、酸素がないと3分以上は生存できません。生き残れないのです。すぐに症状として出るのは、頭痛、眠気、めまいです。集中力の問題が生じ、反応時間が低下します。つまり、認知システムの反応がおかしくなるのです。

 しかし、慢性的な酸素欠乏症になると、それに慣れてしまうため、それらの症状はすべて消えてしまいます。しかし、私たちの認知能力は低下したまま、脳内の酸素不足は進行し続けます

 神経変性疾患は、発症するまでに数年から数十年かかることがわかっています。今日、電話番号を思い出せないようなことがあれば、その脳の故障は20~30年前にすでに始まっていたでしょう。

 みなさんは、マスクをし、(困ったことに)自分の呼気を再呼吸することに慣れてきたと思いますが、その間にも、酸素不足が続き、脳の症状悪化は増幅されます。

 第二の問題は、脳内の神経細胞は(一旦破壊されてしまえば)自己分裂して通常の状態には戻れないことです。ですから、仮に数ヶ月後、政府が太っ腹になり、マスクを外して、自由に酸素を吸うことを許可したとしても、失われた神経細胞はもう再生されません。消えたものは元に戻りません。

 [・・・]私はマスクをしません。私には考えられる脳が必要です。クリアな頭脳を持って患者と接したいと思います。二酸化炭素が誘因となる感覚麻痺状態にはなりたくありません。


 [・・・]マスクを着用させないというのは医学的に完全に根拠のあることです。なぜなら、酸素欠乏はどの人の脳にとって危険なのですから。ウイルスから身を守るのに全く効果のないマスクをつけたいかどうかは、すべての人間の自由な決定でなければなりません。

 幼児や思春期の子供にとって、マスクは絶対に禁物です。幼児や思春期の子供たちは、非常に活発で適応性の高い免疫システムを持っており、地球の微生物との絶え間ない相互作用を必要としています。彼らの脳もまた、学ぶべきことがたくさんあるため、信じられないほど活発に活動しています。子供の脳、あるいは若者の脳は酸素がいくらあっても足りません。新陳代謝が活発な器官であればあるほど、より多くの酸素を必要とします。 幼児や思春期の子供のすべての身体器官は代謝活動が活発です。

 幼児や思春期の子供の脳から酸素を奪ったり、何らかの方法で酸素を制限したりすることは、健康を害するだけでなく、紛れもない犯罪行為です。酸素欠乏は脳の発達を阻害し、その結果として生じた損傷を元に戻すことは不可能なのです。

 子供が学習するためには脳が必要であり、脳が機能するためには酸素が必要です。そんなことを証明するために臨床研究など必要ありません。これは生理学的に言えば、単純で議論の余地のない事柄です。分かっていて、わざと酸素欠乏を誘発することは、申し開きようのない意図的な健康への危険行為であり、どう考えても医学的禁忌です。

 医療における絶対的医学的禁忌とは、具体的にこの薬、この治療法、この方法、またはこの手段を使用すべきではない、ということです。つまり、その使用は許されていないのです。国民全体に絶対的医学的禁忌の使用を強制するためには、そのための明確で相応の理由がなければならず、その理由は、権限のある学際的で独立した機関に提示され、検証され、認可されなければなりません。

 [・・・]獣医師、ソフトウェア販売業者、ビジネスマン、電気自動車メーカー、物理学者が、どうして全国民の健康に関する事項を決められるのでしょうか?親愛なる同僚の皆さん、私たちは皆、目を覚まさなければなりません。

 酸素欠乏が脳にどれほどのダメージを与えるかを私は知っています。心臓に酸素欠乏が与える影響を心臓専門医は知っています。肺については肺専門医が知っています。酸素欠乏はあらゆる臓器にダメージを与えます

 私たちの保健所、健康保険、医師会はどこにいるのでしょうか?都市閉鎖に猛烈に反対するのは彼らの義務であったでしょう。都市閉鎖を止めさせる、都市閉鎖阻止は、いの一番に彼らがすべきことでした。

 なぜ医療委員会は、マスクは着用しなくてもいいと人に言う医師に罰則を与えるのですか?酸素欠乏症が人に害を及ぼすことを、本人や医師が大真面目に証明しなければならないのでしょうか?私たちが接する医師や医師会はどのような医療を代表しているのでしょうか?

 この犯罪の責任は誰にあるのでしょうか?マスクの強制着用を望んでいる人ですか?それを放置して、それに協力している人ですか?それともマスク強制着用を止めない人ですか?[・・・]マスクが問題なのではありません。ウイルスが問題なのではありません。当然ながら、私たちの健康が問題なのではありません。この犯罪が関係するのはもっとずっと重要なことです。私はこの犯罪行為に関わりを持ちません。怖くはありません。

 [・・・]お分かりでしょう、私たちが呼吸する空気がすでに奪われつつあるのです。

 目下の緊急課題は私たち個人の責任です。

 私たちは、自分たちがどう考えるかに責任があります。メディアがどう考えるかではありません。私たちは、自分たちがどう動くかに責任があります。偉い人がどう動くかではありません。私たちは自分たちの健康に責任があります。世界保健機関は責任を取りません。私たちは自国で起こることに責任があります。国は責任を取りません。」


さらに読む
Hypoxia Experiment: Do Face Masks lower our Blood Oxygen Levels?


マスクを外して真実を知ろう!種々の研究で「非人間的なマスクは私たちの体を弱らせこそすれ、守ることはしない」ということが分かっている。


<記事原文 寺島先生推薦>
Unmasking the Truth: Studies Show Dehumanizing Masks Weaken You and Don’t Protect You

Makia Freeman is the editor of alternative media / independent news site The Freedom Articles and senior researcher at ToolsForFreedom.com. Makia is on Steemit and FB.
グローバル・リサーチ

2020年5月21日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>
2020年10月25日


 非人間的なマスクは、悲しいかな、世界中の多くの州や国で、新しい常態の一部となっています。多くの地方自治体や州政府は、人々にマスクの着用を強制し、多くの企業は政府の通達を忠実に守り、マスクを着用しない顧客の入場を拒否しています。マスクの普及が意図的に人間性を奪う効果(トランスヒュ-マニズム*の合成計略の流れにある)があることが紛れもない真実であることはさておき、多くの科学的研究では、マスクは健康な人にとって医学的に何の役にも立たないことが示されています。マスクは、ハイパーカプニア(二酸化炭素の増加)と低酸素症(酸素の減少)を引き起こすことで、体を弱らせます。マスクは外科医用に設計されています(手術中の患者に誤って唾液などの体液が移らないようにするため)、あるいは病人用に設計されています(咳・くしゃみなどの大量の呼吸器飛沫で他人を感染させないため)。科学的に言えば、健康な人の感染を防ぐことはできません!以下の論考を読まれれば、これらのマスクは健康を守るためのものではなく、むしろ規制、非人間化、健康の破壊のためのものであるという結論にどうしてもなるでしょう。

訳注*:科学技術の力によって人間の精神的・肉体的能力を増強し、けが、病気、老化などの人間にとって不必要で望ましくない状態を克服しようとするもの。_「英辞郎」)

マスクは酸素不足につながり、疲労、衰弱、そして癌のような重篤な病気の原因となる

 マスクを着用することでキドウガ塞がれハイパーカプニア(呼気を吸いこんでしまうことで二酸化炭素が増加し、体内に蓄積されること)と低酸素症(細胞組織内の酸素が不足すること)の両方を引き起こすことは、科学的にも常識的な事実だ。ハイパーカプニアの症状には、めまい、眠気、極度の疲労感、頭痛、意識障害、皮膚の赤らみ、息切れなどがある。低酸素の症状には、不安、落ち着きのなさ、精神錯乱、皮膚の色の変化、咳、過呼吸、息切れ、発汗などがある。驚くことではないが、どちらも酸素不足からくるため、症状は似ている。さらに、低酸素症は免疫力全般の低下につながり、動脈硬化、脳卒中そして心臓発作などの重篤な病気の原因になることがわかっている。また、低酸素症は癌発生の必要前提条件でもある(このことは癌の自然治療に関する私の一連の著作で述べておいた)。ラッセル・ブレイロック博士が強調しているのは、マスクを着用することで実際は感染の危険性が却って増えるということだ。何故なら、酸素供給が低下すれば、我々の体の健康、強度、そして免疫力も低下するからだ:

「N95マスク*を何時間も装着していると、血液中の酸素濃度が20%も低下し、意識を失うことがあることが知られています。N95マスクを装着して車を一人で運転していた男性が不運にも、気を失い、車を衝突させて怪我をしてしまったことがあります…さらに最近の研究によれば、21歳から35歳の医療従事者の81%がマスクをすることで頭痛を感じるようになったと言っています。既に頭痛があった人もマスクをすることでその痛みが急激にひどくなったのです。全員その頭痛のせいで自分たちの医療行為に影響があると感じました。」

訳注*:N95マスクとは、アメリカ合衆国労働安全衛生研究所のN95規格をクリアし、認可された微粒子用マスクのこと。(ウィキペディア)

「これらの知見の重要な点は、酸素レベルの低下(低酸素症)が免疫力の低下と関連しているということです。これまでの研究で、低酸素症はCD4+ Tリンパ球と呼ばれるウイルス感染と戦うために使われる主要な免疫細胞を阻害する可能性があることがわかっています。これは、低酸素が低酸素誘導性因子-1(HIF-1)と呼ばれる化合物のレベルを上昇させ、Tリンパ球を阻害し、制御性T細胞*と呼ばれる強力な免疫抑制細胞を刺激するために起こります。このことは、COVID-19を含むあらゆる感染症のお膳立てをすることになり、その感染症の結果をより深刻なものにすることになるのです。突き詰めて言えば、マスク着用というのは感染症のリスクを大きく高める可能性があります。もしそうであれば、その結果はマスクを着用しない場合よりはるかに悪いことになります。」

訳注*:制御性T細胞*:免疫応答の抑制的制御(免疫寛容)を司るT細胞の一種。免疫応答機構の過剰な免疫応答を抑制するためのブレーキ(負の制御機構)や、免疫の恒常性維持で重要な役割を果たす(ウィキペディア)

 ブレイロック氏はまた、健康面から見たマスク着用の危険性を強調している。マスクをすると、ウイルスや細菌を排除するのではなく、その再生を促すことになり、その一部は脳に侵入する。そして結果的には死に至る可能性もある、とのことだ:

「話はさらに恐ろしいことになります。場合によってはウイルスが脳に侵入することもあることを示す新しい証拠があります。ほとんどの場合、それは嗅覚神経を介して脳に入り込みます。嗅覚神経は直近の記憶や記憶の統合を扱う脳の領域に直接つながっているのです。マスクを着用することで、吐き出されたウイルスは逃げられず、鼻腔内に集中して嗅覚神経に入り、脳内に移動します。」


 カナダの公衆衛生局は、マスクが健康な人を守るという「証拠はほとんどない」と認めている

 カナダ公衆衛生局(PHAC)から出されたこの文書は、あなたが元気か、健康である場合、マスクを着用することで何らかの形であなたを保護することができるという証拠がほとんどないことを公然と認めている。これは、「私のマスクがあなたを保護し、あなたのマスクが私を保護する」という広く行き渡ったプロパガンダとは真っ向から対立する。というのは、(外科医でもなければ)このことが妥当するのは、すでに病気になっている人がマスクをして呼吸飛沫が拡散するのを止めることだけだからだ。マスクは感染していない人ではなく、感染している人(例えば、結核感染者)が着用するのが標準的な医療行為となる。それは、隔離措置が、感染した社会全体ではなく、病人や免疫不全者に行われることが標準的な医療行為であるのと同じことになる。隔離措置の定義は、「他の場所からやって来た人や動物、感染性または伝染性の病気にさらされた人や動物を、ある一定期間、ある一定の場所に孤立状態に置くこと」となっている。だから、社会全体を閉鎖することは隔離ではなく、あからさまな恐怖政治ということになる。コロナウイルス作戦は、医学的な常識や論理ではなく、規制のためのものであることを忘れてはならない。PHACの文書にはこう書かれている:

「健康な人がマスクを着用することでどれだけ効果的に感染を防ぐことができるかについての証拠はほとんどない...マスクが効果的であるためには、個人が一貫して正しく着用しなければならない。こういった行動を取ることは一筋縄ではいかない可能性がある。マスクは一度だけ着用し、決して共有せず、汚れたり濡れたりした場合は必ず交換しなければならない。マスクが適切に使用されていない場合、マスクの汚れが原因でパンデミックインフルエンザの感染リスクをかえって高める可能性がある。また、マスクを過信するあまり、手洗い、呼吸時のエチケット、病気になった時、他の人と接触しないなど、自分でできる保護手段を取らなくなることもある。こういったことはマスク使用だけではどうにもならないものを補う重要な手段として見なされてきたものだ。最後に、飲食時にマスクは使えないし、コミュニケーションを困難にする可能性があることを考えると、マスクを長時間着用することは非現実的で効果的ではないかもしれない。」


バクテリアとウイルスの温床
 多くの人が身につけているマスク(布で作った手作りのマスクやバンダナなど)は、ナノメートル(ナノメートル=10-9メートル、つまり0.000000001メートル)単位のウイルスを防げると思っているのならば、それは冗談のようなものだ。マスクはウイルスを遮断することはしない。マスクをすると暖かく、湿気が高くなるため、それが微生物の温床になることは間違いない。この記事では、何人かのインドの医師の言葉を引用している:

マスクは細菌やウイルスの発生源になる可能性があると彼は指摘した。「マスク内部の呼気による湿気は、37度の暖かい人体と常に接触することで、ウイルスや細菌が繁殖する理想的な場所となる。これはマスクに付着した微生物の増殖につながり、インフルエンザなどの空気感染症の蔓延を助長する可能性がある」と彼は言った。

「N95またはN99のような種類のマスクは、インフルエンザの季節に結核やその他の感染症を防ぐために、病院で伝統的に使用されてきたものだ。それが粒子状物質をブロックすることができるのは、完全に空気漏れを防ぐ場合にのみだ。が、そんなことは不可能だ」とインド医師会の会長であるアガワル医師は述べている。 ... アガワル医師は、マスクを着用することでそのような快適さを感じるのは "単に心理的な問題だけ "と言い、医師の推薦なしでマスクを使用することは止めた方がいいと警告した。


 そう、まさに心理的なものなのだ。それがコロナウイルス作戦の中身なのだ。つまり、心理ゲーム的な知覚管理である。

マスクをすれば人々はより安全な「気持ちになる」
 私たちは知覚戦争の真っ只中にいる。知覚においては、多くの場合、原動力となる役割を果たしているのは理性ではなく感情である。まるで精神病人のようにこの知覚戦争を引き起こしているNWO(新世界秩序)を操っている人間たちは、巧妙にこの戦争を利用して、各国政府にマスク着用義務のような愚かで効果のないルールを強制化することを要求している。そしてまるで愚か者のようにこの知覚戦争を実行している地方や州政府の役人は誰もがマスクを着用しなければならないと宣言する。だから、こういった低レベルの役人たちはCYA(=Cover Your Ass隠蔽工作)をし、人々をなだめ、行動を起こすことで自分たちがきちんとした決断を下しているかのように見せかけているのだ。しかし、それはすべてごまかしだ。何故ならマスクは、保護の役割は何も果たしていないからだ。「医療用マスクはリスク軽減には向かない」という研究で述べられている通りだ:

私に言わせたら、医療用マスクは象徴だ。何の象徴かといえば、恐怖に怯え保護を求める人々に、保護にもならないしろものを与え、それにより人々に不吉な将来に結びつくような行動を取らせるという現象の象徴だ。...公衆衛生対策全般を網羅するカナダのパンデミックインフルエンザ準備計画の付帯文書において、カナダ公衆衛生庁(PHAC)は、パンデミック時に健康な人がマスクを使用することを勧めていない。そんな状況でマスクは何の効果もないということが示されていることを把握しているからだ。…公衆衛生対策に関する同じ付帯文書では、マスクが心理的にもたらす可能性のある『誤った安心感』について言及している。しかし本当に政府が恐れているのは、国民がコロナを恐れることを忘れ『安心してしまい』、政府が国民をなだめられなくなるという状況だ。



最後に

 マスク着用義務化は、NOW(新世界秩序)の陰謀者たちが、人々をどこまで追い込めるか、どこまで自分たちが逃げ切れるかを試しているもう一つの方法に過ぎない。非科学的な社会的距離のルール(1メートル、1.5メートル、2メートル、6フィート、または住んでいる場所によって異なる数値もある)と同じように、マスクはこの偽パンデミック作戦全体の象徴なのだ。それは、理性や論理と何の関わりもない。恐怖と条件付けがテーマだ。マスクは、服従の訓練、いかなる時も規則をきちんと守っているかを自問する訓練、相互密告の訓練、孤立受容訓練、そして他人を恐れる訓練なのだ。(人為的な気候変動デマの時とまったく同じ

 今や、私たちは相手の顔を見ることも許されずに、人間関係を続けている!地球の民よ、目を覚ませ!

 これは集団条件付けだ。健康な人たちがマスク着用の命令を喜んで支持し、それに従う度合いは、彼らの無知と恐怖心のレベルに正比例する。マスクやワクチンのように外部から何かを持ってきても、大切なことである、病気にかかりにくくなるように健康的に生活することや、私たちの体の内部を育むこと(これらのことこそ免疫力をつけることになるのだ!)には繋がらない。今こそ「マスクを外し」真実を知り、この危機を奇貨として、ウイルスの本質、免疫システム、健康、病気について自分自身や他の人たちを教育する時だ。

市民をわざと怖がらせてマスク着用措置を強行。9-11もCovid-19も、政府の情報操作に科学が利用されている。


<記事原文 寺島先生推薦>
The Program to Mask Society is a Grotesque Governmental Manipulation of a Frightened and Confused Public.
From 9/11 to Covid-19: Watching as the CDC and NIST Destroy Their Own Reputations


グローバルリサーチ 2020年9月23日
ビル・ウイラーズ教授



 「米国政府が言っていることを信じる者はみな、底なしのお人好しだ」–ポール・クレイグ・ロバーツ、2014の記事より

 米国政府はマスク着用に関する公式見解を劇的に変更した。これは米国政府の典型的な手口だ。当初、5月20日にアメリカ疾病予防管理センター (CDC)は、マスク着用についてこんな報告をしていた。その報告は、マスク着用はウイルス感染を防ぐ効果はないというものだった。
それから2ヶ月後の7月20日、CDCは市民にマスク着用を推奨する報告を出した。こんなことは全く説明がつかない。5月の報告は、1982年以来14度の無作為化比較検査(RCT)や複数の見直しを経た研究に基づいた報告である。たったの2ヶ月でこのような大幅な変更が加えられたのに、これまでの幾多の研究を覆すような証拠は何も示されていない。
(訳注 RCT: 2つ以上の治療法や検査法などを比較する臨床試験では、対象となる被験者を2つ以上のグループに振り分けるが、その際にコンピューターの乱数表やくじ引きなどの方法を用いて、作為性が入り込まないようにする試験のこと)


 2020年7月20日、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)は「マスク着用効果の証拠」という見出しの記事をホームページ上に掲載した。この記事には、今ではすっかりおなじみのあのイガイガウイルスのばかげたイラストつきで、「ウイルスは顔面を覆おう布で跳ね返される」と記載されている。そう、まるでピンポン球がコンクリートで跳ね返されるように(記事中ではピンポン球ではなく「飛沫」ということばを使っているが)。
 これは見え透いた嘘だ。しかも悪意がある嘘であり、許されない嘘だ。この記事にはマスク着用の効果を示す「新しく発見された証拠」として19の「参考文献」を載せている。(記事の画面を下げてみてください)。
 科学者ではない人に、ある研究が科学研究として真に価値がある研究かどうかを説明するのは困難である。しかしポイントを抑えてやってみよう。
 例えば、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)の記事の参考資料の1番目に載せられている研究は、無症状者の感染の一例に基づく研究である。こんな研究は、ある研究内のひとつの資料として使われることがあるかもしれない。それなのに、なんとこんな研究の名に値しない「研究」に、17人(冗談ではない!)の研究者が執筆者として名を連ねている。

 それ以外の18の参考資料(CDCのホームページ上で2020年8月に「更新」された)の中身をかいつまんでいうと、ウイルスの量についての報告や、無症状の患者がどれくらいいるかの報告や、5人家族で感染がどう拡がるかの「予想」や、疾病率や、繊維ろ過の効果や口からでる飛沫にレーザー光線を当てて視覚化した研究まである!(本当の話です)。
 マスクのことを中心に扱っている研究は4つだけで、市民が公衆の場でマスクを着用する効果について詳しく研究したものは一つもなかった。論文筆者のこんな記載で終わっている研究さえあった。
 「使い捨てマスクの使用は咳エチケットを守るために推奨されている対策の一つだ」(原文ママ)。エチケットって? ここを参照(画面を下げてみて下さい)

 ここに挙げられている参考文献一覧は、CDCによる涙ぐましい努力の産物だ。そう、普通に考えれば擁護できない公衆の場でのマスク着用措置を正当化するための。
 こんな参考文献では、これまで長年行われてきた研究結果を覆すことはまったくできない。これまでの研究をおおむねまとめると、公衆の場でのマスク着用はウイルスの流行を食い止めるには効果がないということになる。
 そして、以下のような主張を支えるような決定的な研究は何一つ新たに出てきてはいない。その主張とは、「病気がうつる危険性が、マスク着用により劇的に下がるという確固たる証拠がある」という主張だ。

こちらの記事もどうぞ
The Sudden Reversal on Facial Masks: Mandated Public Masking in Wisconsin, USA


 一口にマスクと言っても、優れた性能のあるマスクだけが、空気感染によって病原体をうつす可能性のある患者に対応している医療関係者でも守れるよう設計されている。

 マスク着用が必須となる社会にしようという企みは、政府がわざと市民を怖がらせ、困惑させるという汚い手を使って行われているものだ。
 CDCは、公衆の場でマスクを着用するのは効果があるという嘘話をまきちらしている。これは、市民からの信頼を失墜する行為だ。今の状況からあきらかに臭ってくるのは、これは完全に世界規模での陰謀だという臭いだ。
 ジャーナリズムの調査機能が正常に作動しているのであれば、著名な政治家の周りをかぎ回る記者たちがあちこちにいるはずだ。くさいものにたかるハエのようにかぎ回る記者たちが。
 しかし、今私たちの前にあるメディアはそんな姿を見せてはいない。彼らがやっているのは、意図的に大量の情報源を消すことだ。そして、メディアは市民に対し権威的に、権力者には従順な態度をとる。全体主義者たちが唱える「公式見解」に異を唱えるものたちを報じるときには。

 CDCやメディアの今の状況は今回が初めてではない。2009年にも、調査に努力をおしまないジャーナリストであるシャリル・アトキソン氏はCBSで以下のような報道を行っている。
 それはCDCが 突然H1N1「豚インフルエンザ」の検査に否定的な提言を出したことについてだった(その助言は国の指令と矛盾するものだった)。
 そしてその提言は、感染が流行状態であるとの宣言の後に行われたものだった。CDCが見解を変更した表向きの理由は、「流行の状態を再調査したところ、この流行に対して検査を行うのは資源の無駄になるだろうから」だった。
 ジャーナリストのジョン・ラポパルト氏との対話の
中でアトキソン氏はさらに、情報自由法を駆使して以下の事実を突き止めたことを明らかにしている。

 それは、CDCが検査をやめる前に、H1N1ウイルスが豚インフルエンザやそれ以外のインフルエンザを発症させたという報告がほぼ1件もなかったという事実だ。
 では、アトキソン氏がその事実を報じた後はどうなったのだろうか?CBSやニュースメディアはおおむね、アトキソン氏の発見を無視し、豚インフルエンザは流行中であるという主張を続けた。アトキソン氏はこうまとめている。
 「我々は今インフルエンザが流行中であることを膨らますようなニュースばかり流していた。しかし、豚インフルエンザは流行しているという事実を覆すようなニュースや、全くの嘘話に「おかしい」という声をあげたりするニュースはまったく流さなかった。そのため、多くの市民たちが我が子に被験者としてワクチンを打たせることになってしまったのだ。そんなことは全く不必要だったかも知れないのに」。

 そして今は、公衆の場でのマスク着用の強制が推し進められようとしている。2020年9月16日のC-Span(米国のケーブルテレビチャンネル)の映像を見て欲しい。この中でCDCのセンター長であるロバート・レッドフィールド氏が議会の前でこう証言している(動画の1:04:40のところを参照)。
 「マスクは公衆衛生の武器としてもっとも重要で力強い武器です。マスク着用の効力については科学的にはっきりとした証拠もあります。マスクこそが一番の防御法なのです。(一般的なマスクをかざしながら)“Covid-19対策において、マスクはワクチンを打つよりももっと強力に、私を守ってくれることを保証する”と言っても言い過ぎではないでしょう。 というのも、ワクチンを打っても免疫ができる可能性は70%にすぎないからです。だから、もしワクチンを打って私に免疫ができなかったとしたら、ワクチンは私を守ってはくれないことになります。でもこのマスクは私を守ってくれるでしょう」。
 しかし、ここ何十年間もの研究結果から見れば、センター長の話はまったくのでたらめだ。


 陰謀に基づく大胆不敵な嘘の話といえば、アメリカ国立標準技術研究所 (NIST) も輝かしいお役所仕事をした歴史を残したと言えるかも知れない。
 世界貿易センターの第7ビルが2001年9月11日の夕方、(火事ではなく)倒壊したのだという事実をまだ知らない人たちは、独房か何かに閉じ込められている人か、TVの報道や米国の「権威ある大手新聞」にごまかされ騙されている人たちだけだろう。
 第7ビルは突然にしかも完全に崩れ落ちた。それは2011年9月11日のずっと前からプロの手によって完全に準備されていたからだ。A&Eネットワーク(米国のテレビ局)のこの15分間の番組の中の数分を見れば、そのことははっきり分かる。

 第7ビルについては、二つの事実がある。(1)熟達者により制御された「芸術作品」とでも呼ぶべき完全な爆破であること。(2)この事実については9/11委員会が出した公式文書では触れられてこなかったこと(この文書自体もとんでもないしろものだが)の二点だ。
  これらの事実から分かることは、この陰謀は犯罪であるだけではなく、さまざまな勢力が絡み合って行われている事実のもみ消しだ、ということだ。その絡み合った勢力には、政府、メディア、そしてもっとも悲しいことだが、研究者たちも入っている。

 火事がビルの崩壊の原因になったという嘘をまき散らしたのが、2008年に出されたアメリカ国立標準技術研究所(NIST)の論文だったのだが、その内容は驚くべきほど大胆不敵な内容だ。
 というのも、その論文中では、コンピューターによる演習結果を載せているのだが、その結果は実際に第7ビルで起こったこととは似ても似つかぬ結果だった。第7ビルの崩壊は自由落下とほぼ同じスピードで起こっていた。まるで何千トンもの建築構造鉄鋼が突然なくなったかのような崩壊の仕方だった。
 NISTが発表した4分間の動画は、政府にとって都合の良い嘘をカメラに収めたものであり、それはきっとNISTが政府から、そうするよう命令されたのだろう。
 NISTが嘘をつく理由は、第7ビルの崩壊についての嘘はあまりに明白なので、「人々の目を覚ます」もっとも危険性のある出来事になるだろうからだ。 そうなれば、これまでの一連の嘘がすべてあばかれてしまう。9-11攻撃を画策した人たちから見れば、「火事により崩壊した」という嘘はどんな犠牲を払ってでも守らなければならない嘘なのだ。

 CDCやNISTが行った悪事はある特定の範囲限定で行われている悪事ではない。この二つの悪事は、もっとずっと大きく、多面的な、世界を股に掛けた帝国による悪事の一部だ。
 そして、そのような帝国によるおぞましい悪事を調査している人々の前には、ある関門がある。その一人、ウイリアム・ペッパー氏はキング牧師の暗殺についての真実を40年間追い続けているのだが、その体験についてこんなことを書いている。
 「真実を追跡した結果、様々なことが分かり、さまざまな体験をしたが、そのことで私は作家・研究者としてとても暗い気持ちになった。というのは、“人間とは、どれだけ行動規範に従って行動している人でも堕落するのだ”という事実との避けられない葛藤に苦しまないといけないからだ」。
 CDCの医療専門家たちやNISTの技術者たちが話しているのを見ると、私は、ペッパー氏と全く同じ気持ちになる。


Bill Willers is an emeritus professor of biology, University of Wisconsin at Oshkosh. He is founder of the Superior Wilderness Action Network (SWAN) and editor of Learning to Listen to the Land, and Unmanaged Landscapes, both from Island Press. He can be contacted at [email protected]



国連は「Covid第二波の都市封鎖」を準備しているのか?――世界的な抑圧的措置そして忍従と服従、マスクを武器にして世界中に恐怖を振りまく、邪悪で巨大な行動戦略

<記事原文>
 Is the UN Preparing for the “Second Covid Lockdown”? Oppressive Measures Worldwide, Obedience and Acceptance…Globalized fearmongering. It fits an agenda, a huge sinister agenda

By Peter Koenig、Global Research, September 08, 2020

<記事翻訳 寺島美紀子・隆吉>


 WHOが推進するジュネーブ国連医療ディレクター(UNMD)グループは、ジュネーブの国連職員に対して、2メートルの距離を尊重できないときにオフィスでマスクを着用するなど、より厳しい措置を国連職員に警告し、6月のように自宅での就労を増やすよう、「合意声明」を発表したばかりだ。自宅で仕事をすることは、同僚を互いに分離し、Zoomで接続することを意味するが、人間の接触はない。それがゲームの名前だ。


 ジュネーブ国連医療ディレクター(UNMD)はジュネーブ州の新しい規制を参照しているが、これはCovid-19「症例」が着実に増加しているというスイスの主張に基づいている。7月の初めから、新しい「症例」は1日100人を超え、7月末には200人を超え、8月中旬には250人を超えた。検査陽性は着実に増加し、多くの場合、1日あたり10%近く増加したと言われている。いま驚くべきことに、彼らが言うのは、「症例」の40%は20歳から40歳の人びとに関係している、ということだ。しかし、誰がそれを確認しているのか。統計を多様化することがWHOの義務なのか。すべての人に対するワクチン接種や、また別の完全な都市封鎖をさらに正当化することを目論んで。


 
 われわれは今では知っている。マスク、「症例あるいは感染」、検疫・隔離、都市封鎖、ワクチン接種、その他の抑圧的な措置はどれも、Covid措置とは何の関係もないことを。それらはみな、新世界秩序(NWO)が、人びとを「調教」して完璧なまでの服従を手に入れ、かつ、目に見えない超大国すなわちディープステイト(闇国家)によって支配するための、手段と道具なのである。WHOはこの悪質な計画において主要な役割を果たしている。というのは、悲しいことに、世界の健康に関する限り、ほとんどの人びとや政府がWHOは権威ある存在だとみなしているからだ。

 ちなみに、WHO本部事務局と国連事務局が置かれているジュネーブ州は、Covidでスイス「最悪」の州であり、すべての「感染」の約三分の一を数えている。そのようにスイス当局は言っている。スイス保健省の報道官は「もしジュネーブがスイスでなかったら、ジュネーブからスイスの他の地域に行く人はみな隔離されねばならないだろう」と述べた。


 
 なんて怖いことだ。

 恐怖を大袈裟にとりたてて悪事をはたらくというレベルが進行していること――公共の場所や店舗や閉鎖された地域で顔マスクの義務づけを正当化することがそうだ。小売店主や小売企業の強い抗議があることなど気にかけることはない。彼らは急速に顧客を失っているからだ。もはや人びとはマスクをかけて買い物などしたくない。また、人びとはマスクなど役に立たないと思っている。だから、人びとはオンラインショッピングに移行しているのだが、その多くは海外にある。したがって、国内の小売損失は少なくとも30%と見積もられる。

 すでに街頭でもみなマスクをした仮面舞踏会を強制するという話がある。同様に、新しい重点は「社会的距離」に置かれている。人びとは訓練され、すべての場所でお互いに離れていろとつねに思いださせられることになる。歩いている人びととの仮面舞踏会だ――ロックステップ(閉じこめる)、すなわち、2メートル離れて立たせることだ。

 もし火星人が人類を見たなら、人類がこのように気骨もなく自尊心もなく、最先端の科学者たちですら人類史上最悪のデマと考えられているものの命令に従う、そんな人類を見たなら、火星人は「人類は狂ってしまった、もう人類を忘却のかなたにロックステップして(閉じこめて)しまおう。もうどうでもいい、この素敵で青いけれども狂った惑星からさっさと抜け出そう」と考えるだろう。

 そして人間はみなゾンビ(魂の抜けた人間)になってしまう。当局が、すべての良識に違反したら罰金をかけるぞと脅して、マスク着用や社旗的距離というような命令に従えと命じているからである。しかし、ゾンビはあらゆる良識を奪われてしまっているので塊になって抵抗する。このような抑圧や更なる制限などは、少なくとも2020年10月1日まで実施されるだろう。

 というのはつまり、2020年/2021年のインフルエンザシーズンの始まりは、Covid-19と御都合よく混同されることになるだろうし、さらに次の都市封鎖を正当化することになる。そして忘れてはならないのは、ワクチンの集団接種がCovidとインフルエンザの両方のためになされるということだ。隔離、生活破壊――これは経済を急落させ、より多くの貧困、より多くの悲惨、より多くの剥奪、より多くの飢饉、より多くの死を招く。Covidによる死ではなく、社会経済的な死である。それはまさに優生学の狂信者たちが夢見ているものであり、世界人口の大量削減である。

 WHOはその悪役一味の要の存在なので、都市封鎖とワクチン集団接種という、このステップを推奨するのである。目に見えない怪物たちからそうしろと言われれば、もちろんのことだ。国連はそれに同調する。とはいえ、Covidの数字をジュネーブで増大させたのは国連なので、彼らは最初に国連職員に、次に一般人に(それも世界規模で)ワクチン接種の準備を整えるのかもしれない。10月から11月に新しい都市封鎖をするために。思い通り何でもできないことはないのである。

 われわれは長期戦に向かっている。そのように国連の論文が示唆している。各国の当局(ママ)もそうである。スイスだけでなく、世界中がそうなのだ。オーストラリアのビクトリア省メルボルンにおける横暴で抑圧的な措置を見よ。同様に、ニュージーランドでも、南アフリカでもそうであり、またタイではすべての国境を閉鎖した。ドイツは新たな都市封鎖の準備をしているが(国民の強い抵抗に耐えきれずに)当局は反対のこと(都市封鎖はしないと)を言っている。フランスも同様だ。

 そして米国は、お粗末な状況の国家であり、人種的不安、目覚めの抗議、黒人の命は大事だというブラック・ライブズ・マター(BLM)運動、反警察暴動と戦っている。そのすべてを組織化して資金を出しているのは、ソロス財団、ロックフェラー財団、フォード財団、ゲイツ財団、寡頭政治的な「慈善」人道的な財団らである。大手メディアですら、もはや米国の都市の混乱を覆い隠しつづけることはできない。

 この物語のすべて、すなわち予測、予断、脅威、矛盾、都市の無政府状態は、意図的につくりあげられ(捏造され)ている。人びとを混乱させないようにするためではない。人びとを抑圧し意気消沈させるために、である。絶望はもっとも効果的な武器である。絶望は兵器化された物語である。

 「ジュネーブ国連医療ディレクターネットワーク(UUMD)の合意声明」は次のように言うことから始まっている。「最近、新たな症例が激増している」――新たな症例が何を引き起こすかを全く説明することなく、である。

 新たな感染とは? 新たに検査で陽性になったが症状はないということか? 病気の人のことか? 入院中の人のことか? 死んだ人のことか? 実際、致死率はいっさい上がっていない。誰もこれらの「新たな症例」または「新たな感染」で死亡してはいない。しかし、誰もこの重要な事実について報告しない。

 症例や感染という言葉は全く劇的に聞こえる。しかし、誰もあえて、いわゆる惨めすぎて見ていられない腐敗した当局に、そのような重要な質問をしない。誰もこれらの「増加した数字」が本当に何を意味するのか説明を求めないのだろうか。検査数の増加に応じて、感染が増加するのではないのか。検査はどのようにおこなわれるのか。悪名高く物議を醸しているポリメラーゼ連鎖反応(PCR)検査の、実施、分析、統計への報告結果を尋ねたことがある人はいったいいるのか。

 ウェブサイト「ウイルス学の裏側」は、マーティン・ハディッチ教授のコメントを報告し、ProMed-mailに次のように書いている。

 
私の知識では、「感染」として定義されるのは、感染因子の証明、および体内においてこの病原体が増殖したという証明、(または、この病原体と結ばれている可能性のある関連の炎症反応)である。

 したがって、私の質問はこうである。「無症候性」の看護師からの標本とされるものはいったいどこから取られたのか。PCRは、われわれが知っているように、核酸を検出するだけである。したがって、病原菌の増殖が証明できず、局所的または全身的な炎症反応がない場合、「汚染」は(MERS-CoVの不活性化された部分や、たとえ完全なウイルス粒子に起因するものであったにせよ)どのように除外されたのか。

 これは意味論的な質問であるだけではなく、報告された「症例」数に影響を与えるはずのものでもある。


 「新たな症例」の急増は、新たな検査の急増と一致しているのではないか。

 誰が検査をおこなうのか。

 検査を制御したり検査を監視する独立した機関はあるのか。また誰が検査の対象者であり、いつどのような頻度の検査が実行されているのかに関しても、制御したり監視したりする独立した機関はあるのか。そして、その結果は報告されているのか。例えば、複数回検査を受けた人は、複数回報告されているのか。

 ジュネーブ国連医療ディレクターネットワーク(UNMD)の合意声明は、グローバル化した恐怖を大がかりにとりたてて悪事をはたらくことへの支持に過ぎない。それはあの行動戦略、巨大で邪悪な行動戦略にぴったり当てはまる。強制的なマスクの着用は、暗黒のディープステート(闇国家)によって課される最も嫌らしい措置である。彼らはNWO(新世界秩序)という構想・陰謀にわれわれを押し込めようとしている目に見えない征服者たちなのである。彼らはそれを知っている。彼らはそれを愛する。彼らは精神病質者たちである。そして、マスク着用は危険であり、健康と幸福にとって危険である。

 ヨーロッパのほとんどのところでは、新学年が始まったばかりである。多くの場での生徒・学生は、教室で「社会的距離」を尊重することができないところでは、マスクを着用することを余儀なくされている。多くの生徒・学生がヨーロッパ全域で、そしておそらく他の大陸でもインタビューを受けているが、彼らの反応はほぼ同じ意見だ。マスクは不快だ。集中力は約2時間もすれば限界に達し、われわれは夕方には疲れ果て、しばしば頭痛がする。それも無理はない。酸素の代わりに自分の吐き出した二酸化炭素を吸い込むなど、全く健康的ではないからである。

 強制的なマスク着用は、「大変革」または「世界再編成(グレートリセット)」における重要な行動戦略であり、IMF(国際通貨基金)とWEF(世界経済フォーラム)の両方が2021年1月にスイスのダボスで正式に「展開」すると予測されているものである。これは、儀式による再教育という行動戦略である。マスクを着用することは、行動の受け入れに関する儀式であり、服従への入門儀式・入会儀式である。マスクを早く簡単に受け入れれば受け入れるほど、より速やかにあなたは受け入れられる――社会に受け入れられる。ほとんどの人は受け入れられたいと思っている。それが彼らを快適にする。これを受け入れることがどんなに不快で嘘・偽りに基づいていたとしても。

 このビデオの最初の4分を見る.(The Truth Behind The Mask

 そのとき受け入れに抵抗し、受け入れなど気にしない少数の人がいる。彼らは激しく抵抗する。専制政治のシステムが確認するのは、彼らが社会的に差別され、「社会」から除外されるべき社会的不虞者だということである。彼らはまるで怪物であるかのように見られ、病気の拡散者として差別され除外される。それは古くからの「分断して征服せよ」である。何年ものあいだ、あなたの友人は突然あなたの敵になる。家族、グループ、クラブ、社会全体が分断され、お互いを軽蔑しあうようにされる。「儀式の列」に沿った分断である。

 驚くべきことだ。たかがマスクのために、「分断して征服せよ」という戦略がいかにはたらくのかというのを見るとは。ワクチン接種のために「分断して征服せよ」という戦略がどうはたらくのかを見るまで待っていると、また別の儀式が準備されているのである。これまでだって、われわれは次の5~10年間に何がわれわれを待っていたのか気づいていなかったのだから。行動戦略ID2020と行動戦略2030を考えて見よ。これらは持続可能な開発目標という国連の偽装の下で既に進行しているのだ。

 とはいえ、われわれはまだ万事休すというわけではない。とはいえ、われわれは迅速かつ決定的かつ一貫して行動しなければならない――連帯して。連帯を再発明しようではないか。

 

 

<訳注> 上記のID2020についてケーニッヒは、別の論考で次のように書いている。

 

 <これらのさまざまな構成要素をもつ更に大きな戦略や概念図を実行かつ監視するために、ほとんど誰も聞いたことのない「行動戦略ID2020」がある。だが、じつに驚くべきことに、これもまたゲイツ財団が創設したものだ。この「陰謀団(カバール)」とも言うべき組織の着想・考えのひとつは、世界中のすべての市民に電子化IDを持たせ、個人の言動をどこでも監視できるようにすることだ。これは、「行動戦略ID2020」の課題のひとつであり、バングラデッシュで最初に実験される(現在進行中だ)。

 この着想・考えは、時期が来れば(すなわちプログラムの準備ができ次第)ワクチン接種プログラムを使用して、おそらく強制的に、ワクチンと一緒に、ナノチップ(極微小物質)も注射するというものである。

 これは、本人の知らないうちに実行され、その後、個人データ (医療記録、犯罪記録、銀行口座など)が遠隔操作でアップロードされる可能性がある。実際、ゲイツ財団はGAVIと共同で、ワクチン接種と電子化IDの両方に使える、タトゥー(刺青)様のチップをすでに開発している。

 これらの多目的プログラムを実装・監視・制御するには、強力な電磁波が必要だ。

 そういうわけで、いまだにその副作用についてまったく研究されておらず検証もされていない5Gが、未知のものでありながら必要なのである。

 うろうろしている時間的余裕はない。なぜなら、このプログラムの完了目標は2030年であるからだ。国連が宣言した「持続可能な開発目標(SDGs、“2030年までに達成すべき17の目標”)」と全く同じ目標設定なのだ。>

[以上、ケーニッヒ「コロナウイルス、その余波。 迫り来る大恐慌…」から]

http://tmmethod.blog.fc2.com/blog-entry-401.html

 

 なお、上記の末尾に言及されているSDGs(持続可能な開発目標)とは、2015年9月に国連総会で採択された「われわれの世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」と題する宣言文書で示されたもので、2030年に向けた具体的行動指針には、“2030年までに達成すべき17の目標”と“169のターゲット”がある。

 ケーニッヒが本論考の末尾で言及している「行動戦略2030」というのは、この「国連の行動計画2030」を指すと思われるが、もうひとつの「行動戦略2030」がある。

 それは、世界中を混乱させているコロナ騒ぎを利用して、資本主義を世界的に再編成しようとする計画である。いわゆる「ショックドクトリン」である。

 西側経済界の首脳たちが集まるWEF(世界経済フォーラム) の創設者クラウス・シュワブは、2020年6月に、「2030年までに資本主義の大きなリセットが必要だ」としている。これが、もうひとつの「行動戦略2030」である。

 つまり彼らは世界秩序を「リセット」し、強大な私的権力が世界を直接統治する社会をつくろうともくろんでいるわけだ。リーマンショック後10年を経て金融システムの情況はさらに悪化、2030年までドル体制は持たないと思われているからだ。

 

Peter Koenig(ピーター・ケーニッヒ)

 An economist and geopolitical analyst.

 He is also a water resources and environmental specialist. He worked for over 30 years with the World Bank and the World Health Organization around the world in the fields of environment and water.

 He lectures at universities in the US, Europe and South America. He writes regularly for Global Research; ICH; New Eastern Outlook (NEO); RT; Countercurrents, Sputnik; PressTV; The 21st Century; Greanville Post; Defend Democracy Press; The Saker Blog, the and other internet sites.

 He is the author of Implosion – An Economic Thriller about War, Environmental Destruction and Corporate Greed – fiction based on facts and on 30 years of World Bank experience around the globe.  He is also a co-author of The World Order and Revolution! – Essays from the Resistance. He is a Research Associate of the Centre for Research on Globalization.

 

 

 

「マスクは犬や馬にする口かせと同じだ」: 英国政府がマスク着用命令を拡大した後、抗議者がBBC本部の外に集結しダウニング街まで行進

<記事原文寺島先生推薦>
‘Masks are muzzles’: Protesters rally outside BBC HQ & march to Downing Street after UK govt widens mask-wearing orders

RT UKニュース

2020年8月2日
<記事翻訳 寺島メソッド翻訳グループ>
2020年8月25日



 英国内閣が顔面の強制的な覆いに関するガイドラインを拡大した翌日、活動家たちがロンドンの街頭に繰り出した。このような政策の効果について、世界中で懐疑的な見方が広がっている中、今回のデモは行われた。

 土曜日、大勢のデモ参加者がハイドパークに集まり、政府のコロナウイルス対策を非難する演説を聞いた。元労働党党首ジェレミー・コービンの兄弟ピアーズ・コービンも演説者の中にいた。

 「ニューノーマル[それまで異常と考えられていた現象が普通のことになること]を止めて、命を救え!」「恐怖を乗り越えて自由を!」 「マスクは口かせだ!」と書かれたプラカードを持った抗議者たちは、ダウニング街に向かって行進し、途中でBBC本部の外で立ち止まった。



 RTのRuptly動画エージェンシーからの映像によると、イギリスの首都の通りを埋め尽くした巨大な群衆は、ほとんどがマスクを着けずに、ダウニング街に向かって行進していた。

 Ruptlyと話をしたあるデモ参加者は、フェイスマスクの強制的な規則に懸念を抱いていると述べた。

 「私はかつて看護士、メンタルヘルス看護士をしていましたが、メンタルヘルス看護士の学生として学んだことの一つは、本人の同意なしに無理矢理何かを体につけることは暴行罪とみなされることです」と、彼は言った。

 英国では最近、店やスーパーで顔の覆いが義務付けられた。ボリス・ジョンソン首相は金曜日に、8月8日からは博物館、映画館、美術館、礼拝所にもマスクが義務付けられると、発表した。彼はまた、スケートリンク、ボウリング場、カジノなどの事業や施設の再開を2週間遅らせた。



 多くの国と同様に、英国でもコロナウイルスの新規症例が増加している。ヨーロッパでの死者数が最も多いので、英国政府は、ウイルスのまん延を阻止するために、特定地域のロックダウンとその他の戦略を再び実施し始めている。多くの抗コロナウイルス政策に科学的根拠があるかどうかについても、幅広い議論がある。オランダ政府は最近、マスクの有効性を示す十分な証拠がないとして、一般市民には着用を勧めないと発表した。

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