はっきしいって、今回は面白いと断言します!!-あらすじ-マヤはある発掘物が怪しいと睨み、文明と相談。
その後帰宅の途に着く文明の家にいたのは美風。驚く文明。
美風は彼の夕食を用意するのだが、その後美風に連れて行かれる文明。
美風は文明に「マヤは魔女」とふきこみ、文明を色仕掛けで篭絡させる。
結局、マヤが目をつけた発掘物は「カギ」ではなく残念がるマヤ。
マヤは文明の心無しの態度が気になり、彼を元気付けようとするのだが、
美風の篭絡により錯乱している文明はマヤと衝突をする。
そしてマヤ用の携帯を取り上げた文明はマヤに報復をされ、
マヤは一人で帰ってしまう。
その後、文明が学校に変えると「マヤの死体」があるのだった。
という事でみのりんと画伯、黒魔術と白魔術の戦いの幕開けです!!-感想-やっと、マヤと文明を合わせて「マヤ文明」だって事を気づきました。
さて本編。美風さんがいよいよマヤと文明を引き離すように本格的に乗り出し、
本性を現したというのは予想の範囲内。まぁ元々美風さんと教頭どっちかが
敵なのか天秤にかけるような展開だったわけだが。
ただ教頭が白魔術師で完全な味方というのは読めませんでした。
もっと、第3の勢力的なものなのかなぁとか思っていたので、
これで対立構造がハッキリしたので、後は最後に向けてラストスパート!!
マヤとソフトクリームを食べる描写。マヤの珍しい笑顔がイイ!!
もう語り尽くされてるし、描写され尽くされてるが、
女性が「何か」を舐めるっていう行為は良いよねぇ。
前回、次回予告で話題になったマヤの死体。でもちょっと拍子抜けな展開だった。
それは死んだ事を示すカットでハイヒールを履いているショット(右上)があったから。
死んだと思わせるショットの前にマヤは文明をヒールで散々蹴りつつ、
ヒールを脱いだまま立ち去り、さらに文明にヒールを持たせていたからねぇ。
明らかにヒールを通して「マヤの死は偽装してます」と言わんばかりだった。
まぁヒールの蹴りとこの死ぬシーンはセットになっていたと思う。
言い換えれば「マヤの死を偽装する事」をわかりやすく視聴者に伝える為に
文明へのヒール攻撃からマヤの偽装死のシーンという構成を、作り手が取ったのだと思う。文明も自分で彼女のをヒール持ってるから「おかしい?」と気づけよと思うが、
彼女の「死」というビジュアル的なショックで周りが見えなくなっているんだろうね。
言い換えれば、視聴者はマヤの死という状況を客観視することが可能だが、
文明には周りの状況が見えていなかった事が伝わってくる。
-演出力が段違い!! 美風のエロとマヤの女王様プレイから見て-今回は美風とマヤのそれぞれの文明に対する仕打ちを見る事で
今回の演出力が格段に高いという事をお話できればと思う。
まずは美風の文明に対する色仕掛けの篭絡から。
美風は「マヤは魔女だ殺せ」と文明に色仕掛けをするわけだが、
このディープキスから文明の腰に乗っかって、さらに指フェラ一連の描写は
濃密かつエロく、刺激的すぎてビックリした。
指フェラなんて、普通のテレビアニメで見られるとは思っていなかったよ!!
さすが「アニメノチカラ」なだけの事はある。(もう枠は終わるけど)
おそらく文明は美風とのディープキスに上手く対応できず(やり方を知らないようだ)
ぎこちない態度を取っている事から殆ど女性との付き合いは無いと思われる。さらに「マヤを殺せ」という衝撃と肉体的快楽・精神的悦楽の狭間で
美風の行為全てに屈服してしまったというのがよくわかる。
もう一つ、マヤの文明に対する仕打ち。いわゆる女王様プレイ。
自分を映そうとしたマヤの携帯を取り上げてしまった文明。
その文明の行為に激情したマヤが蹴りを加え、ヒールで蹴り続ける一連のシーン。
マヤの女王様プレイ。まず文明を転ばせた蹴りの作画が良すぎた事も見所だが
マヤの蹴りの一つ一つの動きからちゃんと「痛さ」が伝わってくる。
作画的にエグいように描いているからだけど、演出的な意味でも「痛く」してるわけだ。
ここで「痛く」見せておいて、文明に対して感情移入させようとしている。
こうして美風の篭絡とマヤから受けた恥辱とで文明の心はボロボロにされるわけだが
その結果が文明が自宅の押入れに顔をうずめながらのコレ↓。
ヘタレという登録名を見て号泣し、「ヘタレと言ってくれ」という文明。
文明さんあなたは完全ににヘタレです。といわんばかりだ。
この一連の流れの描写は見事すぎるだろう。文明のヘタレさを描ききっちゃったよ。同姓としては悲しいけど、まぁこれが文明の人生なんだ。
さらにお話的にもこの文明のヘタレさがマヤを窮地に追い込むという流れが
本当に自然に見られる事ができてとても盛り上がったと思う。
まぁその後の美風と教頭が変身するのにはビックリしたが
その妙な展開を力でねじ伏せたかのような展開だった。
そんな今回の絵コンテは山本沙世。この方は力あるんだなぁと思いつつ、
女性だからこそ描写できるエロイシーンとマヤ様の女王振りを描き
文明のヘタレを描ききったその演出力を評価したい。
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