話数単位で選ぶ、TVアニメ10戦
ルール
・1963年1月1日~2017年12月31日までに放送されたTVアニメから10本選定
・1作品につき上限1話
・順位は付けない
・戦闘(アクション)メイン回から選定
①蒼き流星レイズナー 28話「クスコの聖女」
脚本:星山博之 絵コンテ・演出:今西隆志 作画監督:貴志夫美子 メカニカル作監:吉田徹
2部でのエイジ(レイズナー)とゴステロ(ダルジャン)の戦い回。
レイズナーのアニメアール回は谷口班と村中班と貴志・吉田班の3つがあり
どの戦闘回も甲乙つけがたいが、質・量、キャラ同士の掛け合いの点でこの回が好き。
ゴステロが聖女さんたちを次々にどけていく、裸にされるジュリア、
ザカールのキラキラ感など色々好きなポイントが多い。
②魔神英雄伝ワタル 45話「輝け!創界山の虹」
脚本:小山高生 ストーリーボード:高橋資祐 演出:近藤信宏 作画監督:中村旭良
ワタルとドアクダーの最終決戦。
ワタルはスタジオライブ回と中村プロ回の作画合戦が見所で、この回は中村プロ回。
美麗かつ濃い絵柄でたっぷりアクションするのもポイントだが
何より物語的に盛り上がるので好き。
③宇宙の騎士テッカマンブレード41話「エビル・蘇る悪魔」
脚本:山下久仁明 絵コンテ・演出:吉田英俊 作画監督:佐野浩敏
キャラデの佐野浩敏が唯一作画監督として参加した回。
サンライズ2スタ系→ボンズ的な原画陣が集まっている。
タカヤとシンヤの生身のアクションが冴に冴え渡る。
番外編としてLD特典の「TWIN BLOOD」もおすすめしたい。
④魔法騎士レイアース 第30話「ノヴァと悪魔の魔神レガリア」
絵コンテ:きくちみちたか 演出:元永慶太郎 作画監督:石田敦子
レイアースは1部(1話~20話)と2部(21話~49話)で分かれるが
2部から絵柄や影がこってりし始める。そして作画的に最初の頂点を迎えるのが30話。
大張・山根系のロボットアクションによる
光(レイアース)とノヴァ(レガリア)の戦いがたっぷり見られる。
⑤天空のエスカフローネ 2話「幻の月の少女」
脚本:山口亮太 絵コンテ:赤根和樹 演出:吉本毅 作画監督:工原しげき
学生時代エスカフローネは何話まで見れば良いのかという議論が起こった時
「2話だけ見れば良い」という結論に達した程の名回。
エスカフローネ起動からのガイメレフとの重厚感と
人とガイメレフの対比も見事に描かれているアクションが見事。
特に戦闘メインのBパートは中村豊の代表的な仕事の一つで140カット担当。
⑥るろうに剣心 明治剣客浪漫譚 第三十幕「復讐の悪鬼・志々雄真実の謀略」
脚本:島田満 絵コンテ・演出:古橋一浩 作画監督:柳沢まさひで
剣心と斎藤一が唯一戦う回。目が離せないほどの死闘。
紫を基調とした色彩の画面で戦うのが今後の暗雲を予感させて良い。
⑦OVERMANキングゲイナー 14話「変化! ドミネーター」
脚本:浅川美也 絵コンテ:横山彰利・斧谷稔 演出:横山彰利 作画監督:吉田健一
キングゲイナーはオーバースキルなアニメーションに満ち溢れているが、
その中でも特筆して話題にもなった回。
ドミネーターの自由自在なアニメーションが心を掴んで離さない。
⑧NARUTO 133話「涙の咆哮! オマエはオレの友達だ」
脚本:隅澤克之 絵コンテ・演出・作画監督:若林厚史
30話・71話と続いた、若林回(若林・井上敦子・松本憲生)の頂点。
既に語り尽くされている回ではあるが、
話の面白さと作画(アクション)の面白さが高次元で
成立しているのが後世まで語り継がれる理由だろう。
⑨ViVid Strike! 8話「勝者と敗者」
脚本:都築真紀 絵コンテ:飯野まこと 演出:吉田俊司
作画監督:宮地聡子、大塚あきら、大西秀明、中西和也、服部憲知、坂田理
飯塚葉子、保村成、河本美代子、石井ゆりこ、土屋祐太、飯野まこと
ヴィヴィオとリンネの戦い。
意外性ある展開と決着、そして決着に至るまでの構成がお見事。
都築作品の美少女にガチ格闘モノをやらせた意外性が面白さに繋がった。
⑩Fate/Apocrypha 第22話「再開と離別」
脚本:三輪清宗 絵コンテ・演出:伍柏輸 作画監督:伍柏輸 浜友里恵 りお
エフェクト!アクション!エフェクト!!エフェクト!!!アクション!!!
と言いたくなるぐらいの質・量ともに素晴らしいアクション。
爆破も煙もエフェクトもイメージを喚起させるものが次々に出てくる。
2010年代のアニメで代表的なアクション回に仕上がっているのではないだろうか。
とりあえず以上。来年以降にこの10戦を塗り替えるアニメが出てきてほしい。
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