ツイッターで「#おまえらのゲームのトラウマ挙げてけ」という
ハッシュタグがあったので、ファミコンのドラクエシリーズのトラウマを挙げてみた。
特にトラウマなのが、ドラゴンクエストⅢ(ファミコン)で
「ぼうけんのしょ」が消えてしまうこと。
初クリアするまでに2回消えてしまった事は覚えている。
1回目はサマンオサまで行って(レベル23ぐらい)。
2回目はロマリアで(レベル10ぐらい)。
子供の貴重なゲームの時間が「ぼうけんのしょ」が消えてしまうために
何度も何度も同じ展開を味ってしまう。
クリアしてからやり直すのは疲れないが、
途中でデータが消えてやり直すのはとてもきつかった。
でも「ぼうけんのしょ」が消える苦労を多くの方が味わったことが、
ドラクエⅢを振り返った時に「思い出補正」として機能している面もあると思う。
さらにいえば、一緒のソフトを使っていた父親の「ぼうけんのしょ」は
1回も消えなかったので、羨ましかったという記憶も覚えている。
さて「ぼうけんのしょ」が消えてしまうのは
起動時の読み込み失敗のためにデータを消してしまうのが原因。
データが消えているのではなく、消しているのだ。
そして「おきのどくですが ぼうけんのしょは ~」
というメッセージが出ている時はまだデータを消していない状態なので
すぐに電源を切ってやり直せば、データは元のまま保存されるとのことがわかっている。
ドラクエⅢが発表されて数ヵ月後もすると
「ぼうけんのしょ」が消えたことがある子供達で溢れかえった。
そんな中で誰に聞いたが忘れたが
「あの音楽が聞こえたら、すぐに電源を切ってやり直すと冒険の書が復活する事がある」
という話を聞いたことがあった。
嘘だろうなぁと思っていたが、友達の家でドラクエⅢをやろうとした時に
例の「おきのどくですが~」のメッセージがあの音楽とともに聞こえたので、
ダメ元ですぐさま電源を消した。友人は消した時にもちろん怒り気味だったが、
私は「あれが聞こえたら消えてしまうからダメ元でやってみた」と話した。
そして電源をつけたらあの音楽も鳴らずに「ぼうけんのしょ」は残っていた。
私と友人は安堵した。噂は本当だったんだなぁと思った。
後にドラクエⅤでエスタークが10ターン以内に倒せば仲間になるという
噂を本当にして頑張ったのは数年後の話。
「ぼうけんのしょ」もソフトを丁寧に扱うようになれば消える率は低くなると思う。
ソフトを本体に優しく差し込む。本体をホコリから守る。本体やソフトを動かさない。
何より「りせっとぼたんを おしながら でんげんを きってください。」を守ること。
私はドラクエⅢの「ぼうけんのしょ」から
機械を丁寧に扱うことの大切さを学んだのかもしれない。
最後に
私にとって「ぼうけんのしょ」といえばドラクエⅢだ。
あの消えやすい冒険の書があってこそドラクエⅢが輝いているのである。
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