「魔法科高校の劣等生」1話を視聴。
魔法が技術体系化された近未来世界の学園モノのようだ。
魔法とはいいつつ、禁書のような能力系バトルに近いイメージ。
さて、1話だからキャラクターが紹介されるわけだが、どうしてだろう。
キャラクターに既視感を抱いてしまった。特に声の面で。
主人公の達也が中村悠一さん。妹の深雪が早見沙織さん。
生徒会長が花澤香奈さん。クラスメイトの美月が佐藤聡美さん。
この4人は「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」のメインキャスト達でもある。
今回の記事は「魔法か高校の劣等生」と「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」について
両作品のキャスト/スタッフ面からの共通点について語ってみたい。
キャストからみた共通点

特に佐藤聡美さんのキャラに至ってはどっちもメガネ。
喋り方も美月と地味子は近いかなと。
ただ俺妹のメインヒロインだった桐乃の竹達彩奈さんは今のところはいない。
今後「魔法科高校の劣等生」に出てくる可能性はあるかもしれないが。
こうしてみると、「魔法科高校」は早見沙織さんが妹キャラになっている意味で
あやせが妹に生まれ変わった「俺妹」の別の世界線と見ることができるかもしれない。
スタッフからみた共通点
他にも「魔法科高校」と「俺妹」にはスタッフ面で共通点がある。
原作の面から見ると、まず電撃文庫レーベルで両作品ともに編集者が三木一馬さんなこと。
(※ 元々の連載はオンライン小説)
アニメの製作においては、どちらもアニプレックスな点。
そしてイラストレーターが石田可奈さんであること。
「俺妹」のイラストレーターはかんざきひろさんこと織田広之さん。
石田さんと織田さんの本業はアニメーター。
さらにいえば、石田可奈さんはアニメの「俺妹」に総作画監督で参加し、
「魔法科高校」のアニメでもキャラクターデザインであり、1話の総作画監督を担当。
その意味では、「俺妹」と「魔法科高校」は石田可奈さん成分がとても強い。
上記の画像を見比べてみると、
顔のライン、鋭角気味のアゴ、目やまゆげの描き方などに共通点を見いだせると思う。
「俺妹」はぷにっとした線、「魔法科高校」はシャープに描かれている。
このぷにとシャープの差は、キャラクターデザインの方の差なのだろう。

こうした「俺妹」のアニメーターが小説挿絵を担当し、
アニメ化された場合の原作絵とキャラクターデザインの落差をなくすことで
原作小説挿絵のイメージをそのままアニメに生かす手法が、
「魔法科高校」でも引き継がれているのがわかる。
こうした采配は、三木一馬さん主導によるものなのだろう。
他にも「俺妹」で「星くず☆ういっちメルル3rd☆いんぱくと☆」の
キャラデザを手がけたジミー・ストーンさんは、
「魔法科高校」の原作ではデバイスデザイン・アニメでは
メカニックデザインを担当している。
まとめ
| 魔法科高校の劣等生 | 俺の妹がこんなに可愛いわけがない |
原作レーベル | 電撃文庫 |
編集者 | 三木一馬 |
アニメ製作 | アニプレックス |
小説挿絵 | 石田可奈 | かんざきひろ |
キャラクターデザイン | 石田可奈 | 織田広之(かんざきひろ) |
ジミー・ストーン | デバイスデザイン(小説) メカニックデザイン(アニメ) | 作画監督・メルル作画監督 |
キャスト/スタッフ、どちらにも共通点が多い点で
「俺妹」から「魔法科高校」に引き継がれているのがよくわかる。
ちなみに1話は、主人公の体術のアクションシーンがよく動いていてかっこよく、
全体的なクオリティの高さにも舌を巻いた。
今後は劣等生と優等生の間にある色々な問題で物語は動いていくのだろう。
監督も「咲-saki」「境界線上のホライゾン」の小野學さんでもあるので期待したい。
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