無心庵山居日記
市中にて心静かに山居生活を送る
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新宿で「線は僕を描く」
映画『線は僕を描く』を観てきた。
仕事帰りだったので、都合の良い時間に上映スケジュールのあるTOHOシネマを利用した。
21日からの上映だったと思う。
なので、丁度一週間経っている。
ジムなどで据え付けのテレビがあるが、そこではよく番宣をしていた。
映画なので番宣とは言わないかな・・・?
とにかく主演の若手俳優・横浜流星くんとヒロインの清原果耶さんが出ていた。
まぁ、この主演のおふたり・・・ますますでよかった。
イケメン俳優さんはこんな繊細な役柄をさらりとやるのかな、と思ったが、意外にもなかなかよかった。
そりゃ、わかさもあれば粗さもあろうが・・・。
清原さんも一応は美形の若手画家という役であったが、そえrほど完璧な美人というのでもない。
そこがよい。
さて、ストーリーだが基本的には原作を大まかに踏襲している。
しかし、映画で尺が短いこともあるのだろうが、映画版としてストーリーは再構成されていた。
原作だと霜介が手伝った展覧会で、千瑛がいきなり宣戦布告をするのだが・・・それがなかった。
湖山の自宅で出会って、いきなり指導を受けたりしていた。
冒頭の一波乱がない分だけ、ふたりの関係は穏やかに進行した様に思う。
だが、故に千瑛の心の動きが緩慢でそこは見応えがなかった。
とはいうものの、そもそももとの原作自体がさほど優れた作品でもないため、再構築したところであんまり抵抗がない。
原作に対する固執がないぶん、映画バージョンに対応しやすかったと思う。
尺が短いので、話のテンポがはやく思えるが、すんなりと割り切れるのだ。
むしろ原作は原作者が水墨画家ということもあり、「水墨画における精神性」がやや押しつけがましい。
なにしろ「線を引く」だけで相手の性格がわかっちゃう、という特技をみなさんお持ちだったりして、「持ち上げすぎ」と思う。
そんな原作の嫌みな部分が多く、そがれているのはケガの功名だろうか・・・。
さて、篠田湖山・・・世界的な水墨画の巨匠・・・・であるが、演じた俳優は三浦友和である。
いやはや、あの三浦友和がもう老人役をやるのだとか・・・。
時代も過ぎていったんだなぁ、と思う。
しかし、僕のイメージする湖山よりは若かったかもしれない。
僕は「美味しんぼ」の唐山陶人氏のようなイメージをもっていた。
そのため、もっとお年の俳優さんの方が印象に合う。
意外だったのは、湖山の親友で大巨匠である藤堂翠山が女性に設定変更されていたことだ。
ちょっとこれは残念だった。
話の途中では気がつかなかったが、この役を演じているのが富田靖子だった。
これまた時代の流れを感じてしまう配役であったと思う。
そして、一番弟子・西濱湖峰を演じるのが江口洋介。
これは適役だったと思う。
飄々としたキャラクターで、普段は雑仕事ばかりこなしている。
食事の支度、掃除、庭の手入れ、展覧会の準備など、まるで湖山の便利屋さんみたいであった。
しかし、湖山が席上揮毫をするさいに病で倒れてしまった。
その代役として筆を振るったのが西濱であった。
なんだかんだいっても、この話は学園もので有ると思う。
そのため、エンドロールで流れた主題歌がこの映画にピタリと合っていた。
若年向けのストーリーに、この若々しい歌がマッチしていた。
なんだか、そもそもがこんな歌みたいなものだったのだ。
映画に主題歌が追いついた感じである。
結果をもう一度、いうがまずまず良かったと思う。
難を言えば、展示されていた絵があんまり良くなかったと思う。
そんなことを思った後に、エンドロールでは数多くの有名な水墨画家が名前を並べていた。
きっと、これみよがしに水墨画の世界をアピールしようと協賛したのだろうか・・・。
ちょっと残念である。
仕事帰りだったので、都合の良い時間に上映スケジュールのあるTOHOシネマを利用した。
21日からの上映だったと思う。
なので、丁度一週間経っている。
ジムなどで据え付けのテレビがあるが、そこではよく番宣をしていた。
映画なので番宣とは言わないかな・・・?
とにかく主演の若手俳優・横浜流星くんとヒロインの清原果耶さんが出ていた。
まぁ、この主演のおふたり・・・ますますでよかった。
イケメン俳優さんはこんな繊細な役柄をさらりとやるのかな、と思ったが、意外にもなかなかよかった。
そりゃ、わかさもあれば粗さもあろうが・・・。
清原さんも一応は美形の若手画家という役であったが、そえrほど完璧な美人というのでもない。
そこがよい。
さて、ストーリーだが基本的には原作を大まかに踏襲している。
しかし、映画で尺が短いこともあるのだろうが、映画版としてストーリーは再構成されていた。
原作だと霜介が手伝った展覧会で、千瑛がいきなり宣戦布告をするのだが・・・それがなかった。
湖山の自宅で出会って、いきなり指導を受けたりしていた。
冒頭の一波乱がない分だけ、ふたりの関係は穏やかに進行した様に思う。
だが、故に千瑛の心の動きが緩慢でそこは見応えがなかった。
とはいうものの、そもそももとの原作自体がさほど優れた作品でもないため、再構築したところであんまり抵抗がない。
原作に対する固執がないぶん、映画バージョンに対応しやすかったと思う。
尺が短いので、話のテンポがはやく思えるが、すんなりと割り切れるのだ。
むしろ原作は原作者が水墨画家ということもあり、「水墨画における精神性」がやや押しつけがましい。
なにしろ「線を引く」だけで相手の性格がわかっちゃう、という特技をみなさんお持ちだったりして、「持ち上げすぎ」と思う。
そんな原作の嫌みな部分が多く、そがれているのはケガの功名だろうか・・・。
さて、篠田湖山・・・世界的な水墨画の巨匠・・・・であるが、演じた俳優は三浦友和である。
いやはや、あの三浦友和がもう老人役をやるのだとか・・・。
時代も過ぎていったんだなぁ、と思う。
しかし、僕のイメージする湖山よりは若かったかもしれない。
僕は「美味しんぼ」の唐山陶人氏のようなイメージをもっていた。
そのため、もっとお年の俳優さんの方が印象に合う。
意外だったのは、湖山の親友で大巨匠である藤堂翠山が女性に設定変更されていたことだ。
ちょっとこれは残念だった。
話の途中では気がつかなかったが、この役を演じているのが富田靖子だった。
これまた時代の流れを感じてしまう配役であったと思う。
そして、一番弟子・西濱湖峰を演じるのが江口洋介。
これは適役だったと思う。
飄々としたキャラクターで、普段は雑仕事ばかりこなしている。
食事の支度、掃除、庭の手入れ、展覧会の準備など、まるで湖山の便利屋さんみたいであった。
しかし、湖山が席上揮毫をするさいに病で倒れてしまった。
その代役として筆を振るったのが西濱であった。
なんだかんだいっても、この話は学園もので有ると思う。
そのため、エンドロールで流れた主題歌がこの映画にピタリと合っていた。
若年向けのストーリーに、この若々しい歌がマッチしていた。
なんだか、そもそもがこんな歌みたいなものだったのだ。
映画に主題歌が追いついた感じである。
結果をもう一度、いうがまずまず良かったと思う。
難を言えば、展示されていた絵があんまり良くなかったと思う。
そんなことを思った後に、エンドロールでは数多くの有名な水墨画家が名前を並べていた。
きっと、これみよがしに水墨画の世界をアピールしようと協賛したのだろうか・・・。
ちょっと残念である。
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