■ 難しい試合になった1つの理由はWボランチアジア最終予選の7戦目となる日本 vs タイはホームの日本が4対0で大勝。勝ち点「3」を獲得した。B組は混戦状態なので最終的に得失点差の勝負になることは十分に考えられる。そんな中で得失点差「+4」を稼ぐことができたのは非常に大きい。これで日本の得失点差は「+9」。「+8」のサウジアラビアを抜いて7節が終了した時点でB組の首位に浮上。早ければ9節の豪州戦(H)でW杯出場を決めることが出来る。
3月の2連戦はミッションだった2連勝を達成。文句なしの結果を残すことができた。いよいよアジア最終予選は残り3試合となったが、いい内容で勝ち点「3」を獲得することができた3月23日(木)のUAE戦(A)とは対照的に3月28日(火)に行われたホームのタイ戦は低調な内容だったのは否めないところである。地力の差があったので4対0というスコアになったが内容的にはすっきりしない試合になってしまった。
難しい展開になった大きな理由としてはWボランチのところが安定しなかったことが挙げられる。MF山口蛍の出来も決して良くなかったが本来はSBの選手であるMF酒井高をボランチの位置で起用したことが難しい試合になった最大の理由に挙げられる。今シーズンは所属のハンブルガーSVでボランチの位置でプレーしているのでハリルホジッチ監督は思い切ってボランチで起用したが成功したとは言い難い。