10位 : DF 長友佑都 (インテル) 12試合 1,060分 (スタメン:12回、途中出場:0回)→ ここ最近はDF酒井高(ハンブルガーSV)に左SBのスタメンの機会を譲るケースが増えているがそれでも12試合に出場して3アシストを記録。トータルのプレー時間は1,060分で日本代表の中では10番目となる。所属のインテルで思うように出場機会が恵まれないがハリルホジッチ監督からの評価は相変わらず高い。日本代表で左SBのレギュラーを確保するためにはインテルで安定した出場機会を得る必要がある。
9位 : FW 岡崎慎司 (レスター) 18試合 1,080分 (スタメン:13回、途中出場:5回)→ 同様にここ最近はFW大迫(ケルン)やFW浅野拓(シュツットガルト)が台頭。スタメンから外れるケースが多くなっているが18試合に出場して8ゴール0アシスト。トータルのプレー時間は1,080分で9番目となる。ちなみに8ゴールというのはハリルJAPANではMF本田圭(ACミラン)に次ぐ2番目の数字となる。FW大迫の存在感が急激に増しているので今後はスーパーサブ的な立ち位置になる可能性が高い。
8位 : MF 香川真司 (ドルトムント) 18試合 1,163分 (スタメン:14回、途中出場:4回)→ これまた同様で最近の試合はMF清武(C大阪)にトップ下のスタメンの機会を譲るケースが増えているがそれでも18試合に出場して7ゴール3アシスト。プレー時間は1,163分で8番目。まずまずのペースでゴールに絡んでいる。アジア最終予選の6戦目のUAE戦(A)で機能した「4-1-4-1」を採用する場合はインサイドハーフのポジションでMF清武との併用が可能になる。慣れたポジションであることは強みとなる。
7位 : DF 酒井宏樹 (マルセイユ) 14試合 1,234分 (スタメン:14回、途中出場:0回)→ DF内田篤(シャルケ)の完全復帰がまだ少し先になりそうな状況の中、日本代表の不動のレギュラーになりつつある。トータルのプレー時間は1,234分。これは7番目となる。14試合に出場して3アシストを記録しているが持ち味である高速クロスは大きな武器になる。フランスリーグの名門のマルセイユで一定以上の評価を得ており、DF酒井宏のいる右SBは日本代表の新たなストロングポイントになりつつある。
6位 : MF 本田圭佑 (ACミラン) 18試合 1,246分 (スタメン:14回、途中出場:4回)→ ここ最近はMF久保裕(ヘント)が台頭。MF小林悠(川崎F)もJリーグで大きな存在感を発揮しているので所属クラブと同様で日本代表の中でも立場は危うくなっている。9ゴールというのはハリルJAPANにおいては最多。誰よりも結果を残してきた選手であるが代表キャリアにおいては正念場を迎えている。ハリルホジッチ監督は会見の席でMF本田圭の重要性を語っているがそれが本心ではない可能性もある。
5位 : MF 山口蛍 (セレッソ大阪) 16試合 1,250分 (スタメン:14回、途中出場:2回)→ ハリルJAPANの初期の頃はMF柴崎岳がボランチの1番手だったが2015年8月の東アジアカップあたりをきっかけにMF山口蛍の優先順位が高くなった。J2所属だった時期から継続的に召集されてきたが2016年10月に行われた最終予選の3戦目のイラク戦(H)の劇的な決勝ゴールが決定打となってハリルJAPANでも欠かせない選手になった。どんな試合でも一定以上のパフォーマンスが期待できる安定感は際立っている。
4位 : GK 西川周作 (浦和レッズ) 16試合 1,440分 (スタメン:16回、途中出場:0回)→ ザックJAPANのときに絶対的な守護神として君臨したGK川島(FCメス)が所属クラブが見つからない or 所属クラブで出場機会に恵まれない時期が続いたこともあってハリルJAPANになってから重要な試合のほとんどでGK西川がゴールマウスを守ってきた。不動の守護神になりつつあったが先のUAE戦(A)はベテランのGK川島(FCメス)にスタメンの機会を譲った。ポジション争いが分からなくなってきた。
3位 : MF 長谷部誠 (フランクフルト) 17試合 1,491分 (スタメン:17回、途中出場:0回)→ 怪我のため今回の2試合は欠場することになったがトータルの出場時間は1,491分でチーム3位。不動のキャプテンとして絶対に欠かせない選手として日本代表に君臨し続けている。1学年上のMF今野(G大阪)がUAE戦(A)で目覚ましい活躍を見せたことはMF長谷部とっても大きな刺激になったはず。MF長谷部とMF山口蛍のボランチ陣にMF今野が割って入って来るようだと非常に面白いことになる。
2位 : DF 森重真人 (FC東京) 19試合 1,632分 (スタメン:18回、途中出場:1回)→ CBのポジションは当初はDF槙野(浦和)の方が優先順位が高かったがいつの間にかDF森重がレギュラーに定着。不動のレギュラーになった。ここに来てDF昌子(鹿島)の成長が著しい。評価が急上昇しているのでCBのレギュラー争いは面白くなってきたがDF森重はすでにハリルホジッチ監督の信頼を勝ち取っている。ここからDF昌子が出場機会を得てポジションを奪取するのはなかなか大変なことである。
1位 : DF 吉田麻也 (サウサンプトン) 20試合 1,782分 (スタメン:20回、途中出場:0回)→ ハリルJAPANになってから日本代表は24試合を戦っているがスタメンで起用されなかったのは4試合のみ。しかも、2015年8月に行われた東アジアカップの3試合は国内組オンリーのチーム編成だったので実質的にはハリルJAPANが発足して2戦目となる2015年3月のウズベキスタン戦(H)の1試合だけ。不動のCBとして君臨している。DF森重とDF吉田以外のCBの出場機会が少ないことは日本代表の弱点でもある。
表1. ハリルホジッチ体制での出場時間のベスト30
順位 | ポジション | 名前 | 試合数 | 先発 | 途中 | (分) | シュート | 得点 | アシスト |
1 | DF | 吉田麻也 | 20 | 20 | 0 | 1,782 | 25 | 5 | 0 |
2 | DF | 森重真人 | 19 | 18 | 1 | 1,632 | 20 | 1 | 2 |
3 | MF | 長谷部誠 | 17 | 17 | 0 | 1,491 | 12 | 0 | 1 |
4 | GK | 西川周作 | 16 | 16 | 0 | 1,440 | 0 | 0 | 0 |
5 | MF | 山口蛍 | 16 | 14 | 2 | 1,250 | 13 | 2 | 3 |
6 | FW | 本田圭佑 | 18 | 14 | 4 | 1,246 | 66 | 9 | 5 |
7 | DF | 酒井宏樹 | 14 | 14 | 0 | 1,234 | 7 | 0 | 3 |
8 | MF | 香川真司 | 18 | 14 | 4 | 1,163 | 33 | 7 | 3 |
9 | FW | 岡崎慎司 | 18 | 13 | 5 | 1,080 | 43 | 8 | 0 |
10 | DF | 長友佑都 | 12 | 12 | 0 | 1,060 | 8 | 0 | 3 |
11 | MF | 原口元気 | 18 | 9 | 9 | 955 | 31 | 6 | 1 |
12 | DF | 酒井高徳 | 10 | 10 | 0 | 884 | 5 | 0 | 0 |
13 | DF | 槙野智章 | 10 | 9 | 1 | 830 | 7 | 1 | 0 |
14 | FW | 宇佐美貴史 | 18 | 8 | 10 | 790 | 42 | 3 | 4 |
15 | MF | 清武弘嗣 | 13 | 9 | 4 | 726 | 20 | 4 | 7 |
16 | GK | 川島永嗣 | 5 | 5 | 0 | 450 | 0 | 0 | 0 |
17 | MF | 柏木陽介 | 7 | 5 | 2 | 419 | 3 | 0 | 1 |
18 | MF | 柴崎岳 | 7 | 4 | 3 | 390 | 5 | 1 | 1 |
19 | DF | 遠藤航 | 7 | 4 | 3 | 383 | 5 | 0 | 1 |
20 | FW | 武藤嘉紀 | 9 | 4 | 5 | 358 | 6 | 1 | 1 |
21 | FW | 永井謙佑 | 5 | 4 | 1 | 322 | 2 | 0 | 0 |
22 | FW | 浅野拓磨 | 10 | 2 | 8 | 309 | 9 | 2 | 0 |
23 | FW | 大迫勇也 | 6 | 3 | 3 | 296 | 11 | 2 | 1 |
24 | DF | 藤春広輝 | 3 | 3 | 0 | 270 | 3 | 0 | 1 |
25 | FW | 金崎夢生 | 5 | 2 | 3 | 237 | 14 | 2 | 1 |
26 | DF | 太田宏介 | 3 | 2 | 1 | 225 | 1 | 0 | 1 |
27 | FW | 川又堅碁 | 5 | 3 | 2 | 212 | 8 | 1 | 0 |
28 | FW | 小林悠 | 6 | 2 | 4 | 182 | 2 | 0 | 1 |
29 | GK | 東口順昭 | 2 | 2 | 0 | 180 | 0 | 0 | 0 |
29 | DF | 米倉恒貴 | 2 | 2 | 0 | 180 | 2 | 0 | 1 |
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