■ 苦しい両チームの対戦1対2で逆転負けを喫した初戦のコートジボワール戦はGK川島、DF内田、DF森重、DF吉田、DF長友、MF山口蛍、MF長谷部、MF岡崎、MF本田圭、MF香川、FW大迫の11人がスタメンで起用されたが、及第点以上のパフォーマンスができた選手というとDF内田やGK川島ら数名だけ。MF香川やFW大迫などは期待を大きく下回るパフォーマンスだったと言わざる得ない。
次はギリシャと対戦するが、ギリシャは初戦でコロンビアに0対3で大敗している。日本以上に追い込まれた状況であり、ギリシャは日本に対して2点差勝ちや3点差勝ちをして得失点差を挽回する必要がある。立ち上がりから前掛かりになって攻め込んでくることも考えられるが、そういったサッカーは彼らの得意なパターンとは言えなくて、付け入る隙はたくさんあるだろう。
当然、日本も勝つしかない試合なので、点を取らなければならないが、コートジボワール戦と全く同じスタメン11人が起用される可能性は非常に低い。特に1トップのポジション、ボランチのポジション、CBのポジションに関しては同程度の選手が何人かいて、レギュラー争いを繰り広げてきた。良くない雰囲気を変える意味でもテコ入れを図ることは十二分に考えられる。
ただ、GK権田、DF伊野波、MF齋藤学がスタメンで起用される可能性は限りなくゼロに近いし、MF清武、DF酒井宏、DF酒井高、GK西川らが次の試合でスタメンで起用される可能性はあまり高くない。「それなりに可能性がある。」と言えるのは、FW柿谷、FW大久保、MF遠藤、MF青山敏、DF今野の5人だろう。果たして誰が起用されて、悪い流れを一掃してくれるのだろうか。
候補1: FW 柿谷曜一朗
→ 仮想・ギリシャと言われた5月27日(火)のキプロス戦で先発出場している。大柄な選手が多いギリシャ戦は持ち味を発揮できる可能性がもっとも高い試合である。初戦は攻撃のときに裏を狙う意識が乏しくて、相手にとって楽な攻撃になってしまったが、裏を取るプレーは得意としている。肝心な試合で力を発揮してきた「天性のスター性」にも期待したいところである。
候補2: FW 大久保嘉人
→ 初戦は難しいシチュエーションになったこともあってあまり見せ場はなかったが、コートジボワール戦はチーム全体としてガムシャラさを欠いたことを考えると思い切ってスタメンで起用することも考えられる。FW大迫の代わりに1トップで使ってくる可能性もあるし、MF岡崎の代わりに右サイドハーフで起用することも考えられる。肝っ玉の強さに期待したいところである。
候補3: MF 遠藤保仁
→ 後半9分に投入された後に2失点を喫したため、「MF遠藤の投入は失敗だったのでは?」という意見もあるが、MF遠藤が入ってボールの落ち着きどころができて、ちょっと攻撃が落ち着いたのも事実である。この4年間、MF遠藤を中心としたパスサッカーを貫いてきたので、経験豊富なベテランを勝たなければならない試合で先発で起用するのも打開策の1つである。
候補4: MF青山敏弘
→ 初戦でもっとも欠けていたのは楔のパスを狙う意識とその回数である。もちろん、諸々の事情から楔のパスを出しにくい状況だったのは確かだが、攻撃のスイッチがなかなか入らなかった。MF遠藤もそういうパスを出すことができるが、今の23人の中では、もっともMF青山敏が得意とするプレーである。前への攻撃性が雰囲気をガラリと変える可能性はある。
候補5: DF今野泰幸
→ もちろん、初戦のDF吉田とDF森重のパフォーマンスは悪くなかったが、かなり受け身になってしまって、積極的な守備はできなかった。ライン設定も低めだったが、日本らしい戦いができなかった1つの要因である。この点をザッケローニ監督が不満に感じている可能性はあるので、積極的な守備ができるDF今野をスタメンで起用してくる可能性はある。
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