■ 長崎の躍進に貢献夏の移籍市場でレンタル移籍して来て、わずかな期間でチームの中心になったのは、MF奥埜(仙台→長崎)とDF岡本(浦和→長崎)の2人である。MF奥埜は2シャドーの一角で、DF岡本は右ストッパーで起用されることが多いが、MF奥埜は攻撃のアクセントになっていて、DF岡本は持ち味の粘り強い守備とフィードだけでなく、ここ最近は、プレイスキッカーとしてもチームに貢献している。プレーオフ出場を目指す長崎にとって、大きな補強だったと言える。
鳥栖からレンタルで修業に出ている大卒2年目の黒木ツインズは、それなりに出場機会を得ている。兄のMF黒木恭(鳥栖→愛媛FC)はシーズンの前半戦はなかなか出場機会に恵まれなかったが、後半戦はスタメン出場の機会も増えており、左足のキックは見るべきところがある。一方、弟のMF黒木晃(鳥栖→熊本)はシーズンの序盤に怪我をして長期離脱を経験したが、こちらも24試合に出場しているので、J2の舞台で経験値を稼ぐことができた。
MF金久保(大宮→福岡)は、高い技術を駆使してスタメンで出場する機会が多かった。どちらかというと、感性で勝負するタイプなので、プシュニク監督のサッカーには合わないタイプのように思えたが、創造性はチームの武器になっている。「若手」というイメージのあるMF金久保も26歳になったので、成長を見越してのレンタル移籍なのか、片道前提のレンタル移籍なのか、微妙なところであるが、レンタル先の福岡でそれなりに力を発揮していると言える。
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◆ まとめ #635 レンタル組はJ2で成長できたのか? (下) (2013/11/11)
・長崎の躍進に貢献
・セレッソからの移籍組
・思うような活躍が出来なかった選手
→ 今年もJ1からJ2のクラブにレンタル移籍している選手が何人もいます。J1の上位クラブからJ2の下位クラブに移籍した場合、「簡単にレンタル先でレギュラーになれる。」と勘違いしている人もいますが、そんな甘いものではありません。活躍できている人も、あまり活躍できずにいる人もいますが、今回と次回は、レンタル移籍した選手に着目して、今シーズンのプレーぶりを評価してみました。
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