GK 川島永嗣 (リエージュ) 6.0
→ 後半32分の失点シーンは、相手のグラウンダーのシュートが見事で、ボールの軌道に何人もの選手が入っていたので、反応するのは難しいボールだった。よって、仕方がないと言える。それ以外では、際どいシュートも確実に防いでおり、いつもどおりの活躍を見せたと言える。
DF 酒井宏樹 (ハノーファー96) 5.5
→ DF内田が怪我で、DF駒野もコンディション不良だったので、先発のチャンスが巡ってきた。序盤はイージーミスが多くて、攻撃のリズムを壊す一因となったが、前半15分以降は、落ち着いてプレーした。攻撃でも、守備でも、悪くはなかったと思うが、「好プレーを見せた。」というほどでもなかった。十分なアピールはできず。
DF 吉田麻也 (サウサンプトン) 6.0
→ 失点につながったファールの場面は、相手のシミュレーション気味のプレーであり、不運なところもあった。それ以外では、比較的、落ち着いてプレーしており、ハイボールの競り合いは、ほとんど勝っていたので、空中戦になったときは、安心して観ることができた。フィードもまずまずだったと言える。
DF 今野泰幸 (G大阪) 6.5
→ 攻撃でも、守備でも、精力的にプレーした。1点目のMF清武のゴールにつながったフィード以外にも、精度の高いパスを供給しており、守備でも、堅実なプレーを見せた。所属のG大阪は残留争いの真っただ中にいるので、代表に集中しにくい環境と言えるが、高いパフォーマンスを発揮したと言えるだろう。
DF 長友佑都 (インテル) 6.5
→ 序盤から左サイドを制圧して、ドリブルで仕掛けたときは、簡単には止められない状態だった。先制ゴールをアシストしたシーンは最初のトラップが見事で、日本にとって、一番の武器となったが、左サイドハーフにポジションが上がった後は、消える時間が長くなった。失点につながったクロスの選択は、的確ではなかった。
MF 長谷部誠 (ヴォルフスブルク) 6.0
→ ようやく、所属クラブでも出場のチャンスを得るようになったが、好調ぶりが伺えるプレーを見せた。ここ最近の代表戦は、「いいところを見せたい。」という意識が高すぎて、空回り気味だったが、この日は、余計なことを考えず、シンプルにプレーしてチームに貢献した。
MF 遠藤保仁 (G大阪) 6.0
→ ボランチのところのプレッシャーが甘かったので、かなり自由にゲームを作ることが出来た。彼のところに、これだけ時間と余裕を与えてしまうと、日本の攻撃を封じるのは難しくなる。決勝ゴールのシーンは、いいところにポジションを取っていて、相手をかく乱する動きを見せた。
MF 清武弘嗣 (ニュルンベルク) 6.5
→ ここ最近、代表戦では結果が出ていなかったが、待望の初ゴールをマークし、その後も、積極的にプレーしてチャンスに絡んだ。右サイドでの起用となったが、サイドで起点となるプレーもできており、中に切れ込んだときは、相手の脅威になっていた。欲をいうと、もう少し、DF酒井宏をうまく使いたかった。
MF 本田圭佑 (CSKAモスクワ) 5.0
→ コンディションに問題があったのか、相手のマークにあって、ほとんど仕事が出来なかった。イージーなミスも多くて、動きの量も少なかったので、早い時間帯に交代になっても仕方がない出来だった。1トップ役になってからは、少し持ち直したが、トータルで見ると、物足りないと言わざる得ないパフォーマンスだった。
MF 岡崎慎司 (シュツットガルト) 6.5
→ 序盤から精力的な動きを見せて、攻撃の主役の1人となった。前半に動き回った影響なのか、後半は消える時間が長くなったが、最後の最後で、大仕事をした。「彼をピッチに残す。」という選択をしたザッケローニ監督の判断も評価されるべきである。
FW 前田遼一 (ジュビロ磐田) 5.5
→ 前線で起点となる働きが期待されたが、トップ下のMF本田圭のところでボールが収まらず、それによって、FW前田のところにも、いいボールが入って来なかったので苦労した。ただ、1点目のMF清武のゴールは、FW前田の動きがもたらした部分もあるので、その点はさすがと言える。
(途中出場)
DF 酒井高徳 (シュツットガルト) 6.0
→ 後半19分に投入されると、左SBでプレーし、決勝点をお膳立てした。サイドハーフに入った長友との関係は良好とは言えなかったが、思い切りのいい突破から精度の高いクロスを送って、チームに勝ち点「3」をもたらした。フル代表では、新顔となるが、ザッケローニ監督にアピールすることができた。
MF 細貝萌 (レバークーゼン) なし
→ 1対1の同点になった後、後半39分にMF清武に代わってピッチに送り出された。「攻撃的なカードを切る。」という選択肢もあった中で、メッセージ性のある途中出場だったが、役割を全うした。ここ最近、MF高橋も出場機会を増やしているので、「ライバル出現」と言えるが、まずまずのプレーを見せたといえる。
MF 高橋秀人 (FC東京) なし
→ 終了間際に投入された。
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