ゴールキーパー → 2010年シーズンは、名古屋のGK楢崎が「ベストイレブン」と「リーグMVP」に選ばれている。この年の失点数は、鹿島が「31失点」でリーグ最少で、C大阪が「32失点」で2位で、名古屋は「37失点」で3位だったが、名古屋が初めてリーグ戦を制し、存在感も際立っていたので、誰しもが納得する選考だった。
したがって「失点の少なさ」だけが評価の対象にはならないが、今シーズンは、31節を終えて仙台がリーグ最少の「24失点」。2番目に少ない横浜FMでも「34失点」なので、2位以下を大きく引き離している。よって、圧倒的な差があるので、ここは、順当に仙台のGK林を「ベストゴールキーパー」とするのが妥当だろう。もともと安定感のあるGKだったが、「貫禄」も出て来て、最後尾からチームを支えている。
ということで、現時点で「J3+」が選ぶと、『文句なしでGK林』となるが、Jリーグが選出する「ベストイレブン」は、日本代表クラスの選手が優遇されて、非代表選手は不利になる傾向がある。今シーズンは、仙台が「5位」と躍進しているが、日本代表に絡んでいるのはMF関口くらいで、ちょっと不利な状況にある。果たして、本番で、どのくらい仙台の選手が選出されるか、注目したいところである。
次点の候補としては、柏のGK菅野、名古屋のGK楢崎、横浜FMのGK飯倉、鹿島のGK曽ヶ端、浦和のGK加藤といった名前が挙げられる。この中で、驚きを与えたのは、浦和のGK加藤で、2003年にトップチームに昇格してから、8年間、リーグ戦での出場機会起用が「ゼロ」だったが、シーズン途中にGK山岸からポジションを奪うと、残留争いをするチームの中で孤軍奮闘している。GK加藤がいなければ、浦和はもっと勝ち点を落としていただろう。
他には、磐田のGK川口、神戸のGK徳重も「印象的なプレー」を見せている。特に、GK徳重は今シーズンからレギュラーに定着し、ここまで「フルタイム出場」を果たしている。「高さ」もあって、「反射神経の良さ」も備えており、DFラインに安心感をもたらすGKである。国見高校時代から、その能力は高く評価されていたが、ようやく、J1の舞台でも、力を発揮するようになった。
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◆ まとめ #49 【J1】 ポジション別 ベストプレーヤーを考える。 (GK、右SB、CB、左SB編) (2011-11-08)
・ゴールキーパー編
・右サイドバック (右ウイングバック)編
・センターバック編
・左サイドバック (左ウイングバック)編
→ J2編に続いて、J1のポジション別ベストプレーヤーを考えてみました。注目したのは、キーパー部門で、ここまでの失点数の少なさや安定感を考えると、GK林(仙台)で間違いないと思いますが、Jリーグが選出するベストイレブンは、非代表選手が不利に働くことが多いため、本番でも、GK林が選出されるかどうか、微妙と言えます。果たして、どうなるでしょうか。
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◆ 関連メルマ 2011/10/21
【J2】 個人的にブレイクを期待したい選手 (10人) 2011/10/22
【J1】 個人的にブレイクを期待したい選手 (8人) 2011/11/03
【J1】 今シーズンのMVPについて考える。 2011/11/04
【J2】 今シーズンのMVPについて考える。 2011/11/05
【J2】 ポジション別 ベストプレーヤーを考える。 (GK、右SB、CB、左SB編) 2011/11/09
【J1】 ポジション別 ベストプレーヤーを考える。 (ボランチ、攻撃的MF、FW編)
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