日本代表は、日本時間31日の午前3時半からレーバークーゼンで、ドイツ代表と対戦する。初戦のオーストラリア戦まで、残りの親善試合は2試合だけである。
対戦相手のドイツ代表は、この間のルクセンブルク戦のメンバーが中心と考えると、4-4-2になる。最近では、比較的珍しい、中盤をダイヤモンドにした構成で、トップ下がボロウスキ、右サイドハーフにシュナイダー、左サイドハーフにシュヴァインシュタイガー、ボランチにフリングスとなるのでしょうか。サイドの攻防で、クロスの精度に定評のあるシュナイダーと、突破力があってラストパスも出せるシュヴァインシュタイガーを、誰がケアするのかに注目したい。中田や中村が、サイドの守備に追われるようだと苦しい展開になる。
ドイツの2トップは、万能型のクローゼと、新星レフティのポドルスキ。高さだけでなくスピードもあるクローゼのマークが中澤で、ポドルスキのマークが坪井でしょうか。クローゼに対して中澤がどんなプレーをするのか、ワールドカップ本番の成績を占う意味でも、非常に興味深いところだ。
避けたいのは、ドイツにセットプレーのチャンスを与えることである。キッカーにはレベルの高い選手が揃っていて、長身の選手も多い。このドイツの中盤なら、雰囲気に飲まれることがなければ、日本の中盤の方がクオリティーは間違いなく上である。支配率を高めて、フートやメツェルダーの裏のスペースを有効に使いたい。柳沢がどこまで回復しているかがポイントになる。
さて、今回のワールドカップで、注目して欲しいのが、ドイツのスタジアムの雰囲気の良さである。ドイツのスタジアムは、現在、イングランドのスタジアムと並んで、世界で最も美しい形で異次元空間を演出する。日本対ドイツ戦が行われる、レバークーゼンのスタジアムは、収容人数は、2万人余りとそんなに大きくないが、地方の野球場のような、下町っぽい雰囲気のスタジアムである。日本代表の選手にとっても、素敵な体験になるだろう。
さて、今回のワールドカップで、ボクが日本以外のチームでどのチームを応援するかといったら、ドイツ代表とオランダ代表である。この4年間、数え切れないほど、ブンデスリーガの試合とエールディビジの試合を見てきて、思い入れのある選手が多くいる。
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